栃木県漁業協同組合連合会は、2026年シーズンの「とちぎアユ共通遊漁券」および「とちぎ渓流魚共通遊漁券」の販売概要を発表した。 販売開始は2026年1月1日から。対象は栃木県外に在住する釣り人に限定され、販売数はそれぞれ先着100枚となっている。
とちぎ共通遊漁券は1月1日販売スタート
2026年の元旦より、オンライン限定で以下の2種類の共通券が発売される。いずれも複数の漁協管轄エリアを横断して利用できる特別な遊漁券だ。
・とちぎアユ共通遊漁券
販売価格: 40,000円
販売数: 先着100枚(県外在住者限定)
利用期間: 2026年5月以降の各漁協公示日〜シーズン終了まで
対象魚: アユ
・とちぎ渓流魚共通遊漁券
販売価格: 25,000円
販売数: 先着100枚(県外在住者限定)
利用期間: 2026年3月以降〜各漁協が定める期間
対象魚: サクラマス、ヤマメ、イワナ、ニジマス
購入は「FISHPASS」のみ
本券は紙の店舗販売はなく、遊漁券アプリ「FISHPASS(フィッシュパス)」を通じたデジタル販売のみとなる。 購入にはFISHPASSへの登録が必要だが、特に注意したいのが、通常は任意である「顔写真の登録」が必須となる点だ。 販売は先着順のため、購入を検討している方は、年内にFISHPASSで登録を済ませておこう。
購入から利用までの流れ
1.会員登録・顔写真登録(購入前)
FISHPASSアプリ(またはWeb)にて会員登録を行う。その際、本券の購入には「顔写真」の登録が必須条件となっている。未登録の場合は購入画面に進めないため、発売日までにマイページから登録を済ませておくのが確実だ。
2.購入手続き(1月1日〜)
「県外在住」等の条件に同意の上、決済を行う。先着順のため、定数に達し次第販売終了となる。
特製ワッペンの受け取り(後日郵送)
購入手続き完了後、手元に「特製ワッペン」が郵送される。
実釣(アプリとワッペンの併用)
釣りをする際は、現場でFISHPASSアプリの「利用開始」機能を使うことに加え、届いたワッペンを身体の見える位置に掲示する必要がある。
利用できないエリアと「アユルアー」の可否
「共通券」とはいえ、栃木県内のすべての水域が対象ではない。購入前に必ず狙いのフィールドが含まれているか確認が必要だ。
渓流魚券で「利用できない」主なエリア
以下のフィールドは共通券の対象外となっているため、別途遊漁券の購入が必要になる。
・中禅寺湖(中禅寺湖漁協)
・湯ノ湖、湯川
・大芦川上流(西大芦漁協)
・東古屋湖などの特別漁場
・箒川ルアー&フライ(C&R)エリア(塩原漁協)など
アユ共通券での「ルアー釣り」について
アユ釣りにおいて、ルアー(キャスティング・アユ)の使用可否は河川ごとに厳格に定められている。リール使用可能な地域は以下の通り。
秋山川、黒川、箒川(一部区域)、那珂川(一部区域)、武茂川(一部区域)、大内川(一部区域)、男鹿川(一部区域)など
同一河川内でも、区域によってリール使用の可否が異なるため、釣行前の確認が必須だ。
詳細なレギュレーションや注意事項は公式HPで
詳細なレギュレーションや注意事項は、栃木県漁業協同組合連合会の公式HPに掲載されている。購入前に確認しておこう。
とちぎアユ共通遊漁券:https://www.fishing-navi.com/ayu-tochigi-r3
とちぎ渓流魚共通遊漁券:https://www.fishing-navi.com/keiryu-tochigi-r3
