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つり人編集部2026年1月29日

海サクラ特化型ミノー「CIMA140SL」登場!革新的重心移動システム搭載で飛距離抜群

アピアの新作サクラマス専用ミノー『CIMA 140SL』は、独自の重心移動システム『LiNEAR Engine(PAT.P)』を備え、抜群の飛距離と魚を寄せるウォブリングを両立。過酷な条件にも対応可能な、高い実釣性能を実現した。

North Angler’s編集部

文◎North Angler’s編集部
協力=株式会社アピア

北海道での釣りをメインに、北海道の自然を体感するキャンプの情報や、フィールドを守るための環境問題にも光を当て、多角的な視点からアウトドアライフを提案している「North Angler’s」の編集部。

ロッド『ノーザンライツ』の思想を継承した開発背景

アピアは2018~2024年の間、3代にわたって海マス専用ロッド『グランデージ ノーザンライツ』シリーズをリリースしてきた。監修者は同社プロスタッフの“ジャークマン”こと林準悟さん。グランデージ ノーザンライツに携わるなかで林さんに芽生えた「自身が手掛けるロッドとコンセプトが通ずるルアーを作りたい」という想いのもと、およそ2年の歳月をかけて完成したのが、今回紹介するサクラマス専用ミノー『CIMA(シーマ)140SL』だ。

既存製品をそのまま模倣するのでは意味がないため、当時アピアが独自に進めていた重心移動システムの『LiNEAR Engine(リニアエンジン)』と並行し、全く新しいミノーとして設計を進行。これがCIMAの出発点である。CIMAはその開発段階からリニアエンジンの搭載を前提に作り込まれており、飛距離だけでなくアクションの質にいたるまで一貫して向上させられる機構が求められた。そして林さんの「もっとウォブリングを強く」という要望を受け、コア構造を見直しながら煮詰めた結果、“サクラマス専用”とうたうにふさわしいルアーに仕上がった。

CIMA 140SL (4)
監修者はアピア・プロスタッフの林準悟さん

CIMA 140SLスペック

CIMAとはロシア語でサクラマスを指し、その名にふさわしく海サクラを惹きつける性能を備える。アピア独自の重心移動機構『リニアエンジン(PAT.P)』により、クラス屈指の飛距離を実現。また、速巻きでも動きが破綻しないウオブンロールが、逃げ惑う小魚の姿を演出する。さらにジャーキングにおいても安定した姿勢をキープし、ラフウオーターでの使用時にも飛び出しにくい。

  • サイズ:140mm26g

  • カラー:全8色

  • 価格:2,640円

CIMA 140SL-1
CIMA 140SLのカラーラインナップ

特許技術『LiNEAR Engine』の構造とメリット

CIMAの心臓部であるリニアエンジンは、7個のウエイトボールで構成される多弾式重心移動システムで成り立つ。前方4つに非磁性タングステン(特注品)、5つ目には樹脂製ダミーボール、6つ目に磁石(マグネット)に吸着するスチール、そして7つ目にカウンターウエイトを配置した構造だ。

最大の特徴は、ウエイトボールが戻るときの「途中吸着」を防ぐ特許技術。タングステンがマグネットに反応しないため、着水から泳ぎ出しへ移行する際、ウエイトが途中で引っ掛からず速やかに定位置へ戻る。このスムーズな動作によって飛距離の伸びと空中姿勢の安定性が両立し、アクションの立ち上がりもよくなる。

さらにCIMAは一般的なローリング主体のルアーとは異なり、ウォブリングのパワーを強めるためにカウンターウエイトをあえて独立させた。つまりマグネットで固定される前方6個のウエイトとは別に、フリーで動くウエイトが存在することになり、これがスイム時に細かく振動を起こす。結果としてルアーにより強い揺らぎ(ウォブリング)が生まれ、魚を引き寄せる。また、リニアエンジンは内部に複数の小径ボールを並べられるため、ウエイトをルアーの重心位置近くへ集約しやすい。これにより重心を低く設定できるため、泳ぎ出しのレスポンスが早く、小刻みなピッチを生みやすい。シャフト式や大型ウエイトボールで構成された従来方式では難しかった細かな調整が利き、求めるアクションに合わせた繊細なチューニングを可能にしている。

LiNEAR Engine
LiNEAR Engineの構造

140mm・27gに秘められた実釣性能と飛距離

サイズは140mm 27g。海サクラをねらう北海道のアングラーが最も慣れ親しんだ「14cmミノー」を前提に、速い潮流や遠投が必要な場面、強風下のキャスタビリティーを考慮したうえで27gの設定に落ち着いた。林さんは開発・テスト期間を振り返り、「ロッドだけでは表現しきれない領域をルアーという道具で補完したかった」と語る。

長年の経験から厳しい条件下でも投げ倒せるルアーの重要性を痛感し、手掛けてきたグランデージ ノーザンライツシリーズとの思想的なつながりを形にすることを大きなテーマとした。とくに遠投が求められる広いサーフや、磯場で足もとのサラシを流すような釣りでも「迷いなく使える一本」を目指したという。その言葉どおり、デイゲームにおける中~高速巻きにしっかり追従し、ジャークを加えてもアクションが破綻せず、ラフウォーターでの使用時にも飛び出さないことを追求。リニアエンジンの低重心構造とカウンターウエイトの自由度が、この類まれな性能を支えている。

ところで製品名末尾の“SL”は「Sinking+LiNEAR Engine」を意味し、アピアではリニアエンジン搭載モデルに必ず“L”が付く。今後はフローティング=FL、サスペンド=SPLなどといった展開の可能性も示唆されているため、CIMAシリーズでのバリエーション拡大にも期待したい。

CIMA 140SL (3)
昨シーズンは、とくに日本海で苦戦を強いられるアングラーが後を絶たなかった。しかし「CIMAなら安定した釣果を出すことができました」と林さん

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