全国的にアユ釣り解禁となる6月1日、月刊『つり人』取材班はアユルアーに沸く相模川へ。例年に比べて遡上も良い相模川では、この夏からアユルアー可能区間が大幅に拡大。各瀬にルアーロッドを手にした釣り人がみられました。友釣りでも最大50尾ほどの釣果が出ています。
この夏からアユルアー可能区間が拡大!
編集部=まとめ
全国的にアユ釣り解禁となる6月1日、月刊『つり人』取材班はアユルアーに沸く相模川へ。例年に比べて遡上も良い相模川では、この夏からアユルアー可能区間が大幅に拡大。各瀬にルアーロッドを手にした釣り人がみられました。友釣りでも最大50尾ほどの釣果が出ています。
▼全国のアユ釣り解禁情報はこちらにまとめました!▼
2023鮎釣り解禁情報|全国の解禁日まとめ&アユルアー情報 >>
6月1日、神奈川県相模川のアユ釣りが解禁した。
この川はここ2年ほどでアユのルアー釣りの人気が沸騰している。相模川漁連はこの人気を受け、今年からアユルアー可能区間を昭和橋から銀河大橋までの最下流部まで大幅に拡大し、一大支流の中津川も相模川合流部から才戸橋まで広げた。
拡大された釣り場の一部である座架依橋の様子を見ると下流部にはコロガシ釣り、淵にはドブ釣りに興じる釣り人がいて上流の瀬にはルアーマンが所狭しと立ち並んでいた。
このエリアのアユは天然遡上魚が主体。サイズは小さいながらポツポツと掛かっていた。
台風の影響で風が強くなると長竿を操るコロガシの釣り人は少なくなり短いサオで楽しめるルアーマンばかりになった。
午後からは上流の昭和橋下流に行く。こちらは昨年もアユルアー可能区間となっていたことから実績があり、ルアーマン以外は見られない。
中には30尾以上を釣りあげる人もいて、型も下流よりは一回り大きな17cmクラスも多く混じっていた。
今年からアユルアーの販売を始めたメーカーも増えており、小社からも解説本『はじめてのアユルアー』が6月中旬発売予定だ(下記参照)。アユを釣る原理はオトリアユを使う友釣りと一緒。
『はじめてのアユルアー』6月中旬発売!
アユの生態、道具立て、釣り方、料理、釣り場ガイドを網羅した、アユのルアー釣りの入門マニュアルです。アユのことを知らない人でもこれを読めば最初の1尾を手にすることができます!
アユのルアー釣りはアユの縄張り本能に訴える釣り。真夏の清流に立ちこんで、釣って楽しく、食べておいしい最新のルアーフィッシングに挑戦してみませんか?
アユの縄張り本能をルアーで刺激して掛ける。相模川の解禁のようすから、独特のゲーム性に虜になる人が急増しているのは間違いない。
数人の釣り人に話を聞くと、これまでフライフィッングやトラウトルアー、海のライトルアーを専門に楽しんできた人が多く、中には友釣りもするがルアーもやるという人もいて、年券購入者も見られた。
相模川の天然アユの遡上は良好。ルアー可能区間が天然主体の釣り場であり、アユが成長する盛夏にはまた一段と盛り上がりそうである。
相模川第一漁業協同組合の我妻さんにも初日の状況を聞いた。
「今年は遡上もかなり良い状況。去年の1000万に対し、1500万以上の遡上が確認されています。初日のようすを見てまわったところ、相模川(管轄エリア)では友釣り、ルアー、コロガシのお客さんが合わせて300人くらい、中津川では150人くらいが入っていました。ルアー釣りエリアを拡大したこともあって、例年に比べてルアー釣りの人が増えて組合としてもアユルアーのお客さんに期待しています。友釣りも好調で、高田橋周辺では17~18cmがよく釣れていて最大では40尾ほど、葉山下では最大で51尾を釣った方もいらっしゃいました。さらに上流はリニアの工事で川が荒れてしまっていますが、それでも最大22尾の釣果が出ています」
今年は各地でアユルアー可能な漁協が増えている。
必ず遊漁券を購入して、各漁協の遊漁規則に従って釣りを楽しむこと。
相模川・中津川(才戸橋からカジ淵)
入漁料
日釣券:1500円
現場売り:2500円
年券:1 万2000 円(身障者は6000 円)
耳寄り情報:アユルアー区域を拡大。5 月1 日から18 才以下無料。電子遊漁券の取り扱いを開始
予定放流数:相模川水系全体で1 万1000kg
管理漁協名:相模川漁業協同組合連合会
問合先:046-210-3033
◆相模川水系の漁場案内・ルアー釣り可能区域などは相模川漁業協同組合連合会のウェブサイトでご確認ください