フェイスブック内にある『ハゼ釣り情報局』というグループをご存じだろうか。数ある釣りに関するグループの中でもとりわけ地味な魚の釣りが専門ながら会員数が急速に伸びている。その理由を、サイトを立ち上げた田辺和宏さんに語っていただいた。
愛知県のハゼ釣り場、どこへ行く?地元の釣具店が、本当に釣れる優良ポイントを4つ厳選!亀崎、清須、一色、稲永…それぞれの場所の特徴と、初心者でも釣果を伸ばせる仕掛けや釣り方のコツまで、プロの視点で詳しく紹介。
写真と文◎編集部
愛知県のおすすめハゼ釣り場4選
ハゼ釣りは、家族連れにも最適なレジャーだ。今回は、トイレが近く、足場も良いなど、ファミリーフィッシングにぴったりの愛知県の釣り場を厳選した。
亀崎海浜緑地
愛知県半田市にある亀崎海浜緑地は人気の釣り場だ。ミャク釣り、ウキ釣り、チョイ投げ、ハゼクラと幅広いハゼ釣りが楽しめるポイント。「フィッシング遊 刈谷港店」によると、亀崎港内でも釣れるが根掛かりが少ない砂浜がおすすめとのこと。この砂浜は遠浅で、手前にたくさんハゼがいる。ハゼクラでねらうと追ってくる魚が見えることもあるようだ。おすすめはバスデイ「ハゼムシ」のアカキン。標準装備のアユバリの威力は素晴らしく、ヒット率が高まる。サオはトラウトロッドかアジングロッド、イトはナイロンの0.8~1号がおすすめ。
エサでねらうのなら、チョイ投げ。ハゼ用のテンビンにオモリは1.5~3号。ハゼバリ5~7号を持っていると安心だ。エサはイシゴカイを5mmほど垂らすとよい。サビいては止め、時おりトントントンと小刻みに誘う。カケアガリを感じたら、サオを戻しながらゆっくりイトフケを取る。
釣れるタイミングは朝マヅメに満潮からの下げ潮が重なる日。近隣に駐車場もあるが、そういった条件のよい日は混雑するので要注意。トイレもあるので女性や子どもと一緒に来ても困ることはないだろう。亀崎駅から歩いて15分程度なので電車釣行も可能だ。
清須河川敷広場
清須河川敷広場は、手前がゴロタ帯になっており、奥は砂底。所々に岩が入っているので根掛かりには要注意。ハリや仕掛けは普段より1パック多く持っていくとよい。ゴロタの間に所々コンクリートの階段があるので、そこから釣りをすると足場も悪くなく快適。
「フィッシング遊 豊橋店」によると、ここでの釣り方はチョイ投げかミャク釣りがよいそうだ。チョイ投げをするのなら、完成仕掛けで対応できる。サオもイト付きのリールとコンパクトロッドがセットになったものでお手軽に遊ぶことができる。オモリは5号が投げやすいのでおすすめだ。
数を伸ばすのなら、3.6~4.5mのノベザオを使ったミャク釣りだ。オモリは1号を使用する。8月初旬だと魚のサイズは10cm以下でハリはハゼバリ5~6号。13~14cmがアベレージサイズになる9月には7~8号がよい。ハリスの長さは25cmくらいが適している。このハリにイシゴカイもしくはアオイソメの細めを半分に切って付けるのがおすすめ。魚が濃密なエリアをねらい、釣れなくなったら移動というスタイルが数を伸ばすうえで有効。1時間に30~40尾釣る人もいる。初心者でも15~20尾は釣れるだろう。
無料駐車場があり、トイレも近くにあるのが嬉しい。休日は混雑するので早めの行動が吉。
一色漁港
「フィッシング遊 岡崎店」がおすすめするのは一色漁港。周辺施設が充実しており、家族釣行に最適な釣り場で、もちろんハゼの実績も高い。漁港内にある一色さかな広場は、新鮮な海の幸を買うことができる施設で、飲食店や駐車場、トイレも完備。
広範囲を探るほうが釣果を望めるため、チョイ投げがおすすめ。ロッドは2m以下。ナイロン3号程度のミチイトに小型スピニングリールがセットされたパックロッドでよい。5号のオモリを付けたハゼ用テンビンに、6号か7号のハゼバリをセットして使用する。このエリアではアオイソメより細くて柔らかく、吸い込みのよいイシゴカイ(ジャリメ)がポピュラー。これを通し掛けにし、2cmほど垂らす。ベテランはPE0.3~0.4号に3g 前後のオモリを用いて数を伸ばしている。
時合は満潮近くの上げ潮がよい。朝マヅメが重なる潮回りだとより釣果が望める。
水深は2~3mで底は砂に岩や牡蠣殻が混じっている。波や流れの影響によって小さな起伏が所々にあり、そんな所がねらいめだ。他にもウロハゼやカサゴ、稀にセイゴが釣れる。ベストシーズンは9月、10月。初期の小型が多い時期には、サヨリバリの5号程度を使うとよい。特におすすめのエリアは、青いタンクのある場所から浮き桟橋の間である。
稲永公園
「かめや釣り具 名古屋みなと店」がおすすめする稲永公園は、足場がよく安心して遊べるのが特徴だ。この釣り場は満潮時のチョイ投げがおすすめ。干潮時は干上がってしまい、釣りにくい。ただし、満潮時にはウキ釣りも可能になるほど手前の浅場にも魚が寄ってくる。10m程度投げられればハゼは釣れる。
使うタックルは2000~3000円でサオから仕掛けまでオールインワンのセット品で対応できる。大人なら3m、子どもなら2mくらいが扱いやすい。オモリは8号程度がよい。ハリはハゼバリかキスバリの6~7号。どちらを選んでもそれほど差はなく、完成仕掛けで釣れる。エサはイシゴカイがよく、半分にちぎって使うと丁度よいだろう。釣り初心者でも1時間に5尾程度、上手い人なら20尾程度釣る。
ここではハゼ以外にもキビレやセイゴが同じ仕掛けでコンスタントに釣れ、夜はウナギを本格的にねらう釣り人が集まる。釣りイトを垂らせば予想外のゲストも釣れることがあるだろう。
釣行前や釣行中の仕掛けやエサの調達には、このポイントから約10分の「かめや釣り具 名古屋みなと店」がおすすめ。7月中旬から10月がハゼのシーズン。最近、ハゼ釣りは特に人気があるそうだ。釣り座としてはサッカー場前から野鳥観察館前がおすすめ。
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※このページは『つり人 2021年10月号』に掲載した記事を情報更新・再編集したものです。