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つり人編集部2025年12月15日

アジをCTスキャンして開発!シマノ「ライトグリッパー」は魚が滑らない

釣ったアジを持って記念撮影。抜き上げたアジを挟んでクーラーボックスへ。そんな動作のたびに必要不可欠なフィッシュグリップだが、うまく魚をつかめないあのストレスから解放してくれる待望のアイテムが登場。

文◎編集部

ライトグリッパーは、アジをCTスキャンしてつかみやすさを検証

最近、アジングやバチコンの取材現場で、気づくとこのライトグリッパーでアジをグリップしている方が多いことに気が付いた。

アジバサミ、魚バサミなどとも呼ばれるこのアイテムは、さまざまなタイプが各メーカーからリリースされている。中にはうまくホールドできずに魚が滑りまくって何度も足もとに魚を落としてウロコが剥がれてしまったり土まみれにして、最悪は海に逃げられるケースもある。

「特に、デカいアジほどつかむのが難しく、しっかり見せたいときに魚体が滑ってうまくつかめないことが多い」とはアジングスペシャリストの丹羽喜嗣さん。この悩みをシマノのスタッフに相談したことがライトグリッパー誕生のきっかけとなったという。

シマノ・ライトグリッパー
ハンドルはハサミ形状ではなくストレートタイプなので取り回しがよくサッとつかめる。開きの角度も充分にあるため厚みのある大型魚も難なくつかめる

大型アジや豆アジ、他魚種もしっかりホールドできる

開発テストの際に釣れた35cmのアジをスタッフが持ち帰り、CTスキャンで計測。アジのどの部分をどうやってつかめばいいのかを検証し、アジのボディーラインに沿うように湾曲したブレードを配置することで身への接点を増やしてしっかりとつかめるようにした。そしてブレードは樹脂ブレードとメタルブレードの2種類を採用することで、身質やウロコの大きさ、ヌメリなどが異なる幅広い魚種をカバーできるように。

また、35cmのアジは身の厚みが5cmもあるので、普通の「アジバサミ」だとそこまで開かずつかみづらかったことから、ライトグリッパーは先端の開き幅を5.5cmにして大きなアジもつかみやすくした。

そして大型だけではなく、豆アジなどの小魚もつかみやすくしたことがもうひとつの見逃せない特徴だ。それを可能にした秘密はメタルブレードと樹脂ブレードが絶妙にクロスするティップクロス構造。挟み込んだと思ったところからクロスすることで隙間が狭まり、厚みのない魚もしっかりつかめるのだ。

シマノ・ライトグリッパーの豆アジと尺アジの掴み方

さらに、タチウオやハタなど歯のある魚やルアーを咥えて頭を振る魚に対しては下アゴをはさんで使用することも可能。つまりこれ1台でアジの大小を問わず、また多彩な魚種をグリップできるのだ。 また、釣ったあとに「あれ、グリップどこだっけ……」となるケースもたくさん見てきたが、このライトグリッパーはホルスターが付属しているため、サッと使ってサッと携帯できる点も素晴らしい。

シマノ・ライトグリッパーとホルスター
グリッパーがジャストフィットするホルスターも標準装備。タックルバッグやベルトなどに取り付け可能

シマノ・ライトグリッパー商品概要

・サイズ(mm):21 × 51 × 246
・カラー(全5 色):ブラックレッド、ブラックオレンジ、グレーパープル、ブラックブルー、オレンジ
・価格:5,680 円+税

シマノ・ライトグリッパーのカラー

 

※このページは『つり人 2026年1月号』の記事を再編集したものです。

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