JR東海道線を境に南側を表浜名湖と呼ぶ。今回紹介するのは表浜名湖にある弁天島海浜公園だ。
豊穣な汽水湖でバラエティーフィッシング
中村 實◎レポート
レポーター=中村 實
昭和26年生まれ。静岡県在住。得意な釣りは投げ釣りで、シロギスとカレイをねらうのが好き。「浜松多鱚会」、「クラブ投覇」、「チームOFC」所属。シマノジャパンカップ全国大会1996年3位、1997年準優勝、1998年優勝
この記事は『つり人』2016年6月号に掲載したものを再編集しています。
JR東海道線を境に南側を表浜名湖と呼ぶ。今回紹介するのは表浜名湖にある弁天島海浜公園だ。浜名湖入口の今切口から流入した海水は、表浜名湖で3本に分かれ湖奥に広がる。外海から入ってきた全ての魚が、この付近を通ることになる。弁天島駅南側のホテル、マンション前に広がる砂浜は広大であり、赤鳥居が湖面に映え、美しい景観の中での釣りは気分も最高だ。砂浜ではシロギス、カレイ、セイゴ、クロダイ、ハゼ、コチなどが釣れる。例年3月後半になると15㎝前後のシロギスが釣れ始め、4月中旬には20㎝の良型を含む20~30尾の数釣りが楽しめる。
①1番小突堤(海浜公園東側):海浜公園の中で1番の人気ポイント。常に釣り人が絶えない。ねらえる魚種は豊富。近場ではカレイ、セイゴ、クロダイ。内向きの砂浜ではシロギス。どのポイントでもいえるのだが、シロギスの場合潮上から仕掛けを投入し、オモリが止まる所が好ポイント。そうすることで連掛けする可能性が高まる。なお先端付近は多少根掛かりするので注意。
②ホテル ジ・オーシャン前小突堤:突堤が西に張り出しているが潮により釣り分ける。上げ潮の場合が一番効率よくシロギスを釣ることができる。釣れる距離は1色前後。潮の流れに沿って仕掛けを移動させ、カケアガリで待つと数釣りができる。下げ潮の場合は小突堤前と左側の潮がゆるい所で釣りをする。
③2番側小突堤:シロギスねらいの本命ポイント。下げ潮ねらいで2色前後、小突堤左側にキャストする。はっきりとしたカケアガリ付近を探るとよい。あまり遠投をすると船が近くを通るので注意が必要だ。2番本流側は潮止まり前後がねらいめで、シロギス、カレイ、セイゴが釣れる。下げ潮が強くなるとアオサやアマモが流れ出し釣りにくい。
エサはシロギスねらいではアオイソメ、ジャリメ、カレイ、セイゴはアオイソメを2~3匹房掛けにする。
交通●東名高速浜道路・松西ICから南進舞阪町へ30分。浜名湖1番航路の脇を左折し、海浜公園駐車場へ。駐車料金は1日410円
問合先●まるい釣具店(℡053・596・0077)
2017/4/25