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タチウオ&アオリイカ釣り/静岡県焼津市・石津浜 

チャンスは西風が吹く夜

レポート◎伊藤 巧
092-103_zenkokutsuriba04-2_cs6 (40) イシグロ焼津店店長の浅羽さんはサッカー場前で安定した釣果を出している。群れが大きくキャストごとにバイトがある日もあるそうだ

この記事は『つり人』2017年4月号に掲載したものを再編集しています。

タチウオとアオリの二本立て


 例年この時期になると静岡県焼津市の石津浜にタチウオの回遊が始まる。本格的に釣れるのは2月下旬から3月にかけて。佳境には一人40尾前後の釣果が見込め、好調の日に当たれば70尾を超える釣果を上げる人も。今春も爆釣の朗報が飛び交うか注目だ。

092-103_zenkokutsuriba04-2_cs6 (41) 2016年の2月下旬のタチウオ釣果。状況に応じてジギングとワーミングを使い分けると数が伸びる

 石津浜に精通するのがイシグロ焼津店の浅羽徹弥店長。積極的にフィールドに繰り出して自ら結果を出している。今シーズンは1月下旬に黒潮の分岐流が差し込み、14℃前後で推移していた周辺の水温が一気に16℃台まで上昇して釣況が乱れたそうだ。同時期に接岸するヤリイカも、いったん姿を見せたものの水温上昇とともに消えたそうで、替わってアオリイカが上向いた。

西風の日がベスト


 浅羽さんが繰り出したのは、この時期にしては温かい雨が降った2日後の2月2日。スタッフの里見孝明さんと常連の山口順基さんを誘い、夕方からジギングとエギングの二刀流でタチウオとアオリイカをねらった。頻繁にタチウオが回遊してくる時間帯が日没直後とあって、釣れだしたという情報が回ると、海岸には日没前から大勢のアングラーが並ぶ。駐車スペースに限りがあるので早めの釣行が賢明だ。もしくは夕マヅメねらいのアングラーが撤収する午後9時以降がねらいめとなる。

092-103_zenkokutsuriba04-2_cs6 (37) 石津突堤から定置網前までズラリとアングラーが並ぶ。夕マヅメをねらいたければ、早めに釣行して場所を確保したい

 重要なのはジグの選択。鉄板は夜光カラーだが、夜光ばかり使うのではなく、状況を見ながら赤金などもキャストしてみる。特に日没直後は夜光以外のカラーにヒットすることが多い。重さは風向きに応じて25~40gを使い分ける。やはりフォールを長く取れる軽いジグのほうがアタリは多いものの、風を背中から受ける西風以外は使いづらい。また、ジグのフックはタチウオに照準を合わせたものに交換しておきたい。

092-103_zenkokutsuriba04-2_cs6 (4) 092-103_zenkokutsuriba04-2_cs6 (38) 石津浜の人気ジグといえばブランカのハイパーブライト。4本イカリのフックを前後に装着するなどチューニングすることでヒット率がアップする

092-103_zenkokutsuriba04-2_cs6 (39) タチウオがジグにスレてくる終盤戦では欠かせないジグヘッドリグ。トゥイッチを織り交ぜてのフォールで食わせる

 釣果の秘訣はヒットレンジの絞り込み。フォール中はしっかりカウントし、バイトがあったレンジを集中的にねらう。そしてジグにスレてきたと感じたら、ジグヘッドリグにチェンジする。ジグヘッドリグはアオリイカねらいに持参するエギングタックルにセットすればよい。フルキャストしたら5秒ごとに軽くトゥイッチを入れながらフォールで誘う。着底したらピックアップして再びキャストの繰り返し。ワームもキャストを繰り返すとスレてくるので、夜光からナチュラルカラーにローテーションしていき、最終的には黒にする。やはり背中から風を受ける西風の日が扱いやすい。

 この日はタチウオの群れが小さかったようで、入ったポイントで明暗が分かれた。浅羽さんは1月下旬から安定して釣れているサッカー場前に入ったものの、この日は姿を見せなかった。定置網寄りに入っていた人は10尾前後の釣果を上げていたとのこと。ただし、タチウオがいなければアオリイカは大チャンス。期待した通り、少し離れた場所で餌木をシャクッていた山口さんが大型をキャッチした。惜しくも2㎏には60g足りなかったが充分過ぎる1パイである。フルキャストして何とか届く沖のブレイクに潜んでいたそうだ。

 2月下旬はタチウオの本番。アオリイカに加えてヤリイカも接岸するのでエギングもまだまだ楽しめる。釣って楽しく食べて美味しいこれらのターゲット。ぜひチャレンジして好釣果を手にしていただきたい。

092-103_zenkokutsuriba04-2_cs6 (42) 山口さんに会心の1パイ。表層から3mほどのレンジをダートさせつつブレイクの上を通過させると下から抱いてきた

イチオシギア
UVライト 092-103_zenkokutsuriba04-2_cs6 (44) グロータイプのジグや餌木などを素早く蓄光させる小型ライト。ストロボタイプよりも激しく発光する。実際に蓄光させたジグは、フルキャストしても着水するまで視認できるほど明るかった。1000円程度と価格も手ごろでおすすめとのこと。


イシグロ焼津店 092-103_zenkokutsuriba04-2_cs6 (43) 092-103_zenkokutsuriba04-2_cs6 (45) 石津浜に精通するスタッフが揃うイシグロ焼津店は、タチウオジギングをはじめエギング、遠投カゴ釣りなど、サーフ用のラインナップが充実している

住所=静岡県焼津市
大覚寺3丁目16-8
営業時間=10~21時(祝前日は22時)
問合先=℡054・621・7077


092-103_zenkokutsuriba04-2_cs6 (10)
交通●東名高速・焼津ICを出て信号を右折し、焼津港に突き当たるまで直進して右折。焼津小川港に沿うように走り、石津港町を左折すると石津浜

レポート◎伊藤 巧
昭和44年生まれ。愛知県在住。美味い魚を求めて東奔西走。クロダイかかり釣りとアオリイカのヤエン釣り、ビワマスのレイクトロウリングが大好き。今年はサーフの尺アジ釣りに燃える予定。下手釣り集団チーム白馬車&江戸前なめろう隊所属

2018/3/8

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