2023年度JBTOP50第4戦優勝は予選首位の藤田夏輝選手。キロ超えをマークし、逃げ切り。藤田選手の勝因は大きく2つ。エリアと釣り方にありました。
あえてバスが映らないエリアを選んだ理由
大場未知=写真、編集部=まとめ
福島県桧原湖で開催されたJBTOP50第4戦ケイテックカップが終了しました。
優勝は予選首位の藤田夏輝選手。最終日、予選3位の五十嵐誠選手が4600gオーバーのウエイトで捲りを見せましたが、藤田選手もしっかりと4キロ超えをマークし、逃げ切り。初優勝を決めました。
藤田選手の勝因は大きく2つ。エリアと釣り方にありました。まず、藤田選手が選んだのは狐鷹森の水中にある岩、つまり超ピンスポットです。ここにバスやベイトがわんさと映るかと思いきや、その逆でした。ライブスコープを当てても何に映らないその岩こそ、単発のビッグスモールの回遊ルートになっていたのです。
チャンスは多くありません。岩に差してきたバスを確実に食わすため、藤田選手は岩の真上にボートポジションを取り、ボトムから2mの中層にひたすらルアー(ヴィローラマイクロに軽量ネイルシンカーを挿入したホバストセッティング)を漂わせ続けたのです。ワンキャストの時間は長いときで2時間にも及びました。
今やトップカテゴリーはほぼすべての選手がライブ系魚探を装備していますし、桧原湖はその威力がもっとも発揮されるフィールドと言っていいでしょう。しかし、映っているバスを誰もが狙うからこそ、こういった裏をかいた戦略が勝利に繋がる、ということです。
バスフィッシングの奥深さを教えてくれる藤田選手の初優勝でした。
JBトップ50 第4戦 ケイテックCUP ウイニングタックルとルアー pic.twitter.com/9i8adQQXOJ
— JB日本バスプロ協会Official site (@wwwjbnbcjp) September 10, 2023
日米兄弟スモール戦優勝pic.twitter.com/EaHarE6Jg1
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