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つり人編集部2026年2月12日

質実剛健。ヤマガブランクスが放つ「ルーパス・エリアトラウト」の実釣性能

エリアトラウトを本格的に始めるならどんなロッドを揃えたらいいだろうか。その答えのひとつになる釣りを、ベテランアングラー米田孔一さんが披露してくれた。ヤマガブランクス「ルーパス・エリアトラウト」全6機種を使い分け、スプーンからマジックジャーク、大型ねらいまで。適材適所のロッド選択で楽しむ、奥深きエリアの世界。

yoneda

解説◎米田孔一
写真と文◎編集部

ヤマガブランクス・フィールドスタッフ。福島県在住。ネイティブトラウトからエリアトラウトまで幅広く精通し、「Lupus for Area Trout」シリーズの開発にも深く携わる。

質実剛健なコンセプト「Lupus for Area Trout」

2024年秋にヤマガブランクスから発売されたLupus for Area Trout(以下ルーパス・エリアトラウト)のロッドコンセプトは質実剛健。「軽く」「よく飛び」「強い」の三拍子に「感度のよさ」も加えながらも豪華なコスメを極力なくし、極端なマイクロガイドを使わないことで価格帯を抑えることに成功。結果、厳寒期でもノット部の抜けがよく、大型ねらいにラインを太くすることもできるという相乗効果も得た。

そんなシリーズの開発に深く関わったのが福島県在住のベテランアングラーの米田孔一さん。今回は福島県郡山市の『ウェルカムオーパ』を舞台に、全6機種を使い分けた実釣解説を行ってくれた。

Lupus for Area Trout

Lupus for Area Trout スペック&実釣セッティング一覧
モデル カタログスペック 価格(税抜) 当日のセッティング
511RF
(Retrieve/Finesse)
Lure: ~4g
Line: ~3lb / PE ~0.4
26,500円 リール: ルビアスST SF2000SS-P
ライン: エステル0.3号
61RM
(Retrieve/Multi)
Lure: 0.6~6g
Line: 1.5~4lb / PE 0.15~0.5
27,500円 リール: エアリティST SF2000SS-P
ライン: エステル0.3号
66RS
(Retrieve/Sharpness)
Lure: 0.8~6g
Line: 1.5~5lb / PE 0.15~0.5
28,500円 リール: コンプレックスXR C2000 F4
ライン: ナイロン3lb
62MB
(Motion/Bottom)
Lure: 1~6g
Line: 2~6lb / PE 0.15~0.6
27,500円 リール: ルビアスFC LT2000S
ライン: PE0.175号
60MTR
(Motion/Twitch)
Lure: 1~10g
Line: 2.5~8lb / PE 0.2~0.6
27,000円 リール: イグジスト2506
ライン: PE0.175号
61STT
(Special Task)
Lure: 3~12g
Line: 4~10lb / PE 0.4~1
29,500円 リール: セルテートFC LT2500S
ライン: フロロカーボン6lb

【61RM & 511RF】まずはスプーンからスタート

ルーパス・エリアトラウトシリーズは現在、リトリーブタイプ(巻きアピール重視モデル)3機種、モーションタイプ(アクション重視モデル)2機種、スペシャルタスク(トロフィー特化モデル)1機種の計6機種をラインナップ。

「エリアトラウトの多彩な楽しみ方を隈なくカバーできる布陣が完成しました。トーナメントに出られる方がお使いいただいても満足のいくクオリティーですが、目指したのは誰もがストレスフリーで快適に楽しめることです」

その中から最初に選んだロッドは61RM(マルチパーパス)。巻きの釣り全般をこの1本でまかなえるリトリーブタイプの基軸のロッドだ。

AreaTrout-yamaga (4)
61RMは、しなやかティップに張りのあるバットを組み合わせたレギュラーファーストテーパーが特徴。

「私の場合、釣りのスタートはスプーンから入ります。まずはしっかりウォブリングしてくれる王道的ベーシックスプーンのティアロ(TIMON)の1.6gから始めます」

米田さんはウォブリング系、スライド系、ローリング系、マイクロ系の順で探っていく。ボトム付近のレンジを探るならアピード!(TIMON)の2.3gや2.7g、スライドアクションのグラビティ(ディープパラドックス)などを投入。

「次に試すのがフロントワイド形状でタイトローリングの鱒玄人WEEPER(ノリーズ)1.2g。そして最後にマイクロスプーンを入れてチェック完了です。私が使うのはマイクロといってもノアjr(ロデオクラフト)の0.9gまでです」

マイクロ系などの軽量スプーンには511RF(フィネス)がマッチする。

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スプーンはウォブリング系、スライド系、ローリング系、マイクロ系の順で使うのが米田流

【66RS】遠投と乗せ重視のクランクベイト

スプーンのローテーションでレギュラーサイズをポツポツと食わせたものの、「もっと合う釣りがありそうですね~」と言うと、今度はロッドをリトリーブモデルで最長の66RS(シャープネス)に持ち替えた。

「66RSは一番長いモデルでクランクベイトのほか重めのスプーンにもマッチします。ティップはかなり軟らかいですがベリーに張りがあり、バットパワーも充分にあります」

米田さんの釣りはスプーンから始め、クランクベイトに移行するのがルーティーンという。ラインはナイロン3Lbの直結。

「まずはアピール力のあるフルサイズのフローティングから始めます。パニクラDR(TIMON)は2mほど潜るので手前のカケアガリをしっかりボトムトレースできます。カケアガリの先のディープまで届かすならスローシンキングタイプのモカSS(ロデオクラフト)。ディープのボトムまでしっかり沈ませるならエクストラシンキングのウッサXS(ロデオクラフト)。これは巻くと浮上するのでスプーンのように使います」

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スローシンキングタイプのモカSS がこの日の当たりクランクベイト

【62MB】徹底的にボトムを耕す

「徹底したボトムねらいをするならやっぱりメタルバイブは必須です。サーキットバイブトラウトモデル2g(デプス)の実績が高く、特に茶銀など両面で異なるカラーのものがおすすめです。さらに、着底時にボディーが立ってついばむバイトもフッキングまで持ち込みやすいタップダンサー(TIMON)や、ダートラン(TIMON)で徹底的にボトム周辺を耕していきます」

ロッドはモーションタイプの62MB(ボトムバンシング)。ラインはPE0.175号、リーダーはフロロカーボン0.8号。操作性が高く、ボトムの釣りだけでなくトップウォータープラグの操作にも適しており、夕方のトップ祭りでも大活躍した。

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ウェルカムオーパでも大人気な魚がこのリバレンススティールヘッド。サイズが大きくパワフルで魚体も美しく、しかも美味とのこと。トップウォータープラグでキャッチ

【60MTR】マジックジャークで連発劇

今回でいえばダントツに反応がよかったのはマジックジャーク。いわゆる浮上系ミノーと言われる縦の釣りだった。

「晴れたとき以外はずっと釣れましたね。レギュラーサイズから良型のスティールヘッドまで。水面まで浮上してからのバイトはほとんどなく、浮き始めから中層までの浮上中にゴンっと手もとにバイトが伝わりました」

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タックルは60MTR(トゥイッチ&リトリーブ)にPE0.175号、リーダーはフロロカーボン0.8号。62MBのPEセッティングでもOKだ。

ルアーはTCレイゲン(TIMON)のDRとMR、スティルエリア48HF(スミス)などのマジックジャーク対応モデル。中でもこの日はショートストロークのロッドアクションでも急潜行してから急浮上するダイバライズ55F(シマノ)への反応が非常によかった。

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それまでのレギュラーサイズよりもひと回り大きな魚がダイバライズ55Fに連発

【61STT】大型色物を獲るスペシャルタスク

最後に手にしたのは61STT(トロフィー特化モデル)。他の5本のロッドに比べても異質のパワーモデルだ。

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ウェルカムオーパでは大型のイワナなども放流されている。シンキングミノーにイワナのチェイスがあったが、距離が詰まるとレンジが変わってUターンしてしまう。そこでサスペンドタイプのザッカー65SP(ハンクル)に替え、エイトトラップに切り替えると猛然と食らいついてきた。掛けてしまえば大型魚対応の強靭なバットパワーで、40cmクラスも余裕のランディングを決めた。

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足もとまで追ってきたイワナをエイトトラップで食わせると同時にネットインさせることに成功。ヒレピンの美しい魚体を愛でてリリースした。このポンドには60cmクラスの特大イワナもいるという

ウェルカムオーパの魅力

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今回訪れた福島県郡山市の『ウェルカムオーパ』は、夏季がオフシーズンで、これからが盛り上がるハイシーズンという。

「うちは東北道・須賀川ICから約11kmと関東方面からのアクセスも至便で、郡山市街地からも約10kmですので地元ファンも通いやすい立地です。あと、朝9時からの営業なんで、寝坊してもオープンに間に合うと急遽来られるお客様も多いですよ(笑)」とは店長に就任して1年目という田村咲輝さん。

放流魚はニジマスをメインにイワナ、ヤマメのほかスチールヘッド、ブラウントラウト、頂鱒、驚ロックといった人気のブランド鱒や大型色物もいるから楽しめる。水質がマッディーなため、魚が視覚に頼れないことからスレきらないのも魅力だ。

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田村店長もルーパス・エリアトラウトを試用。「61RM(マルチパーパス)から触らせてもらいました。チューブラーならではの感度とクイックな操作感、それと汎用性の高さがいいですね。ちょっと太めのエステルを巻けばこれ1 本でかなりの釣りがこなせそうです。511RF(フィネス)はティップが繊細でベリーまでしっかり曲がっていくけれどバットはしっかりパワーがありました。62MB(ボトムバンシング)はメタルバイブのリフト&フォールがしやすく、これからの厳寒期によさそうですね」

GUIDE:ウェルカムオーパ

  • 住所:福島県郡山市田村町谷田川字表向35-1
  • 問合先:080-3193-1620
  • 営業時間:9~17時
  • 料金
    • ルアーフィッシング1日券:大人5200円、女性4000円、小中学生3000円
    • 時間券:1時間1100円
    • ※利用料金1000円に対して50cm未満1尾の持ち帰りが可能
  • レンタル:タックルセット(ラバーネット付き)1日1000円
  • その他:釣った魚は1尾200円で塩焼き可能。食事販売はなく飲料自販機のみ。
  • 交通:東北自動車道・須賀川ICを降り県道67号線をJR須賀川駅前を右折。県道355から県道54号を直進。阿武隈川を渡りセブンイレブンのある谷田川交差点を右折。R49を進むと谷田川小学校手前に看板あり。

※このページは『つり人 2026年2月号』に掲載した記事を再編集したものです。

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