エリアトラウトの疑問をスッキリ解決! 釣果を左右する「釣り堀での最適な場所選び」を徹底解説。初心者が失敗しやすいことや、上級者が実践するポジショニングのコツを、エキスパートの釣り人から直接聞いてきました。釣行前に知っておきたい基礎知識をまとめた必読ガイドです!
写真と文◎編集部 案内◎千藤卓
初めての釣り場、どこに入ればいいかわからない
「キーワード」を探してみよう!
釣り場を見渡して目で見てわかる変化「流れ込み」「流れ出し」「噴水」「水車」「池の端」「日陰」「他より深い」などキーワードを探して、まず釣りをしてみるのはどうでしょう。池の端なら風の当たり方、流れ込みや水車なら水の動き、深いところなら安定した水温など、魚の行動を決める要素にからんでいます。それを意識しながら釣りをしてその日の状況をつかみましょう。釣り場の人にいい場所を聞くのも手っ取り早いですが、そのときも「どこが深いですか」「水が動きやすいのはどこですか」のように質問すると上達につながります。
いかにも常連の人の隣しか空いていない
チャンスですよ!
上手い人のいるところはいいポイントのことが多いです。で、エリアトラウトって隣の人とお話しながら釣りができるじゃないですか。きちんと挨拶して(重要)入らせてもらい「すごいっすねぇ〜、どうやったらそんなに釣れるんですか」と質問してみましょう。誰でも褒められれば気分がいいのでたいてい教えてくれます。上手な人からのレクチャーは一番効率よく上達できる道です。
朝から放流場所に入りたい
トラックが入れる場所を見つけよ!
初めての釣り場で放流場所に朝から陣取りたい。放流口がある釣り場ならわかりやすいですが、そうでなければトラックが水辺に近づける場所で放流が行なわれる可能性が高いです。でもそこに入れなくても、がっかりしなくてOK。放流された魚は散らばっていきます。日によって魚が動いていく方向は変わるので一概には言えないですが、放流後の魚の動きまで想像できるようになれば上級者です。
日陰と日向、どっちがいい?
日向にある日陰!
季節にもよりますが、基本的には日陰にいる魚のほうが警戒心が少なく釣りやすいです。プール釣り場では魚の付き場は壁しかないわけですが、決まって影のできる側にいますよね。ただ日向のほうが水温が上がりやすいので、寒い季節は日向の側の日陰がある場所に入りたくなります。
夏、高水温で何をしても釣れない!
夏は酸素を追え!
夏は場所ムラが激しく、少しでも水温が低く溶存酸素の多いところに魚が集まります。なので、いい場所を探せるように、隙間があればどんどん移動して拾い釣りしていく展開になります。管理釣り場程度の浅さではボトムまで高水温になるので、水面から酸素が混ざりやすい表層のレンジがいい場合が多いです。