源流テンカラ釣りの黎明期から日本の各地で野営・遡行技術を磨いてきた瀬畑雄三さんが8月22日、この世を去りました。愛する山河への情熱と、尽きることのない探究心から、いくつもの未踏ルートを開拓し、いつしか「渓の翁」と呼ばれるようになった瀬畑雄三さん。別冊つり人『渓流』をはじめ小社の誌面や動画にも数多く出演していただきました。ここでは瀬畑さんの思い出を胸に、ご出演いただいた書籍・動画をご紹介します。
源流テンカラ釣りの黎明期から日本の各地で野営・遡行技術を磨いてきた瀬畑雄三さんが8月22日、この世を去りました。
愛する山河への情熱と、尽きることのない探究心から、いくつもの未踏ルートを開拓し、いつしか「渓の翁」と呼ばれるようになった瀬畑雄三さん。
別冊つり人『渓流』をはじめ小社の誌面や動画にも数多く出演していただきました。ここでは瀬畑さんの思い出を胸に、ご出演いただいた書籍・動画をご紹介します。
動画 瀬畑雄三の火おこし術
瀬畑さんが自身が源流でこれまでに数えきれないほど実践してきた焚火の熾し方を紹介してくれました。誰でもすぐに真似できる、安定の火おこし術です。
動画『源流テンカラ釣りの知恵』瀬畑雄三さんインタビュー
瀬畑さんの知識と経験が詰め込まれた書籍『源流テンカラ釣りの知恵』発売時、瀬畑さんがカメラに語った渓への思い。「本当の自然は歩いて行かないと見つからないんですよね」という言葉が胸を打つインタビューです。
書籍『源流テンカラ釣りの知恵』
源流に分け入り、テンカラザオを振って半世紀以上。
「この渓には、どんな魚がいるのか?」
「滝の上は、どんな風景が広がっているのか?」
愛する山河への情熱と、尽きることのない探究心から、いくつもの未踏ルートを開拓してきた瀬畑雄三さん。自らの目で観察して、魚だけではなく山菜やキノコ、獣類、その他多くの生きものについて知識を蓄えてきた。さらに野営、遡行の技術を工夫し、時には危険な目に遭いながらも、常に山から生還してきた。
そんな瀬畑さんを、いつしか人は親しみを込め、「渓の翁」と呼ぶようになった――。
本書は瀬畑さんが後世にまで伝えたいさまざまな知識、哲学をまとめたもの。
自然と人間の関わり方について、考えさせられる一冊です。
定価:本体2,500円+税
著者:浦 壮一郎
出版年度:2018
A5判並製320P