アジングを楽しむのなら、ジグ単以外のねらいかたも試したいところ。ここではフロートリグの操作方法を解説します。ただ巻き、トゥイッチ、リフトアンドフォールなど多彩な誘い方でアジをねらってみませんか?
アジングを楽しむのなら、ジグ単以外のねらいかたも試したいところ。ここではフロートリグの操作方法を解説します。ただ巻き、トゥイッチ、リフトアンドフォールなど多彩な誘い方でアジをねらってみませんか?
写真と文◎編集部
各アクションの手順とワンポイントアドバイス
タダ巻き
1、フロートまでのタラシを1mほどとってキャストする。着水直前にフェザリングでラインの放出を止めるとライン絡みを防ぐことができる
2、張らず緩めずのテンションでリグまでのラインを一直線に保ち、カウントダウンしながら任意のレンジまでリグを沈める。スプールエッジに指を添えてラインの放出量を調節するとテンションを保ちやすい
3、任意のレンジに到達したらリトリーブを開始する。浮き上がりを抑えるために時おりリーリングを止めると一定のレンジをキープしやすい。リグの浮き上がりや沈下はリトリーブスピードで調整する。ロッドは鋭く合わるために常に45度くらいの角度を保つ
4、手前までしっかりと引く
トゥイッチ
1、タダ巻きの1~2と同様
2、任意のレンジに到達したらラインスラックを取り、鋭く2~3回ティップを弾くようにしてアクションさせる
3、再びラインスラックを取り、タダ巻き、もしくは2の動作をする。2の頻度は魚の反応に応じて変える
リフトアンドフォール(シンキングのセッティングにした場合)
1、タダ巻きの1~2と同様
2、任意のレンジに到達したらラインスラックを取り、上方向に2回ほど10cmずつ跳ね上げる
3、すぐにラインスラックを取ってテンションを掛けたままカーブフォールさせ、2に戻る
フロートリグとタックルのセッティング
タックルの一例。ロッドは「ルナキアLK752S-MMHT」(天龍)、リールは「セルテート2000 番」( ダイワ)、メインラインはPE0.3 号、リーダーはフロロカーボン6ポンド
フロートは「飛バッシュ!」(ジャングルジム)。ラインナップはフローティングタイプとダイビングタイプ、サイズはM、L の2通り。ノングロー仕様なのでメバルやアジに警戒心を与えづらく、タチウオなどにかじられる心配が少ない。別売りの「キャロ・フロートスイベル」が1 つ標準で付属している
スナップを付け替えるだけでフロートのタイプを変更できる。セッティングも2回結ぶだけなので手軽だ
この日に使ったジグヘッドリグは「ジャコヘッドTG M サイズ」(ジャングルジム)と「イージーシェイカー3.5 インチ」(ケイテック)。フロートリグには直進安定性がよいスイム系ジグヘッドがマッチする。また、回遊しているアジはバイトが深いことが多いためフックサイズをジグ単で使うものよりもワンサイズ上げるとバラシが減る
フロートからワームまでのリーダーの長さはだいたい1m。メインラインとフロートの間にも同程度の長さのリーダーを組むとライン絡みが減る
※このページは『つり人 2024年5月号』を再編集したものです。