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つり人編集部2025年8月15日

【アユルアー(アユイング)おすすめ河川6選】チャレンジ可能な釣り場が拡大中?盛夏に有望なフィールドを厳選紹介!

近年、ますます注目度が高まっている、ルアーでアユを釣る「アユルアー(アユイング)」。以前はルアーでのアユ釣りができる河川は限られていたが、最近ではルアー専用区が設けられるなど、挑戦できる場所が全国的に増えてきた。そこでこの記事では、特に盛夏に有望なアユルアーの釣り場を厳選して紹介する。※書籍『鮎ルアー釣り場BEST100』から内容を抜粋

北は北海道から南は九州まで。アユルアー(アユイング)釣りが楽しめる100河川をピックアップしてその河川の特徴やアユルアー釣りのルールなどを解説した『鮎ルアー釣り場BEST100』が発売になった。今回はその中から盛夏に有望な6河川をご紹介。

まとめ◎ムラヤマオサム

静岡県:河津川(かわづがわ)

東伊豆の人気河川もアユルアー解禁!7~8月に追加放流、天然は雨に期待!

アユルアー解禁初年度の河津川。解禁当初の好調は一段落したものの、7月上旬現在、遡上は多数確認できるが渇水のためにまだ群れアユが多い。ひと雨ごとに好転するので今後の雨に期待したい。

また漁協によると、7月と8月にも追加放流があり、まだまだ楽しめるとのこと。アユルアーは全区域でOK、リールも使用可能。掛けバリはイカリが1段4本まで、チラシは3本まで。

河津川
調整池河原下流や消防署裏が解禁から好調

河津川の河川情報

・解禁日:6月1日
・管轄:河津川非出資漁協(TEL:0558-34-0316)
・入漁料:日券1000円、年券6000円
・交通:伊豆縦貫自動車道
・終点を降りR414を南下。河津川沿いの県道14号で各ポイントへ

河津川のアユ
沼津市在住でつり人本誌でもおなじみの新保明弘さんは解禁から通ってこの釣果

岩手県:雫石川(しずくいしがわ)・葛根田川(かっこんだがわ)

7~8月は葛根田川で数釣り!9月1日の全域解禁後は本流で落ちアユ!

昨年、試験的に雫石川上流の竜川(道の駅雫石あねっこ南川〜下赤橋)と支流の葛根田川(矢筈橋〜石仏橋)にアユルアー専用エリアを設定。アユルアー講習会などを開くと盛況だったこともあり、今年からエリアを拡大。支流の葛根田川が7月5日に解禁。エリアも葛根田橋から上流に拡大された。

なかでもおすすめは石仏橋から葛根田橋にかけて。さらに、9月1日以降は雫石川本流と支流の全域でアユルアーが解禁になる。リールの使用もOKだ。

葛根田川
葛根田川の石仏橋より下流を望む。葛根田川の周りは駐車スペースも多い

釣具店によれば、7月上旬現在、葛根田川ではアユルアーではなく友釣りが好調とのこと。今後はアユルアーでの釣果も期待できる。雫石川本流もまだアユルアーが解禁されていないので友釣りの情報になるが、昨年よりアユの成長は順調、魚影も濃く、平均15〜20尾の釣果。この状況なら後半も期待ができる。

お盆過ぎにはアユが降り始め、全域でアユルアーが解禁される頃にはアユルアー可能エリアに落ちアユが溜まる。葛根田川合流から下流の御所湖までがおすすめポイントだ。9月中頃から10月初旬まで抱卵した良型アユの重量感ある引きが楽しめそうだ。

雫石川合流地点
葛根田橋より雫石川合流を望む。落ちアユはここから下流が有望で9月以降は本流から御所湖までで楽しめる

雫石川・葛根田川の河川情報

・解禁日:7月5日(ルアーは葛根田川のみ。9月1日より雫石川本流支流全域でルアーOK)
・管轄:雫石川漁協(TEL:019-692-0569)
・入漁料:日券2000円、現場売り4000円、年券1万2000円
・交通:東北自動車道の盛岡ICを降りR46を西進して各ポイントへ
・釣況問合先:つり具の上州屋新盛岡店(TEL:019-637-1130)

雫石川
雫石川本流のアユルアー解禁は9月1日から

福島県:鮫川(さめがわ)・入遠野川(いりとおのがわ)・四時川(しどきがわ)

7月上旬現在、数、型ともに好調!本流、支流ともにポイント選びが重要

福島県鮫川村を源流とし、古殿町、いわき市と流れ、入遠野川や四時川などいくつかの支流が合流し、太平洋に注ぐ全長65㎞の鮫川。四時ダム、高柴ダムの完成により天然遡上が減少したため、汲み上げ放流が行なわれている。

アユルアーは全域で可能、リールの使用もOKだ。鮫川はダム上の竜神橋より上流、皿貝地区と才鉢地区。入遠野川は折松川出合付近が良型の実績あり。四時川なら漁協付近から四時ダムまで釣れる。各河川とも駐車スペースが少なく、釣行の際は1台での乗り合わせを心掛け、駐車の際も配慮が必要。

釣具店によれば、7月上旬現在、アユルアーでは、上級者含む複数名で午後から入川し、17~18cm平均で5~6尾、多い人で2桁の釣果。良型は20cmまで出る。周囲で友釣りを楽しんでいる方はコンスタントに掛けているとのこと。まだまだ鮫川のアユの魚影は濃く、今からがベストシーズン。終盤には25cmほどに成長するだろう。

鮫川や支流のアユルアーのことは上州屋いわき泉店が詳しい。釣行前に立ち寄れば好調なポイントやヒットルアーなど最新情報が入手できるだろう。

アユ-4
7月上旬で17cm平均。8月になれば25cmクラスも出る

鮫川・入遠野川・四時川の河川情報

・解禁日:6月8日
・管轄:鮫川漁協(TEL:0246-65-6758)
・入漁料:日券2000円、現場売り3000円、年券8000円
・交通:常磐自動車道のいわき勿来ICを降り左折。最初の信号を右折、直進すると四時川。
鮫川や入遠野川は、いわき湯本ICを降り県道20号が近い
・釣況問合先:つり具の上州屋いわき泉店(TEL:0246-56-8500)

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追い星がキレイな良型アユが背掛かり

愛知県:豊川(とよかわ)・宇利川(うりがわ)

天然遡上は順調で心配は渇水のみ。数、型ともに9月いっぱいねらえる!

愛知県豊川市を流れ三河湾に注ぐ豊川。人工産アユの放流に加え、三河湾からの天然遡上アユも順調で、汲み上げ放流も行なわれている。

アユルアーは昨年までノベザオ限定だったが、今年からリールの使用も許可された。アユルアー可能エリアは、豊川が江島橋から賀茂橋まで、支流の宇利川は今水橋から八名橋まで。

漁協に近況を尋ねると、アユルアーを楽しむ人はキャスティング、ノベザオともにいて、解禁直後は増水中にアユルアーで最高68尾、ほかにも23尾の釣果、その後もアユルアーで15〜70尾と好調が続いた。

豊川の解禁直後の釣果
今年、解禁直後のアユルアーの釣果

7月上旬現在は渇水気味で、豊川はポイントを選べば10〜20尾ほどの釣果が見込めそう。宇利川はさらに渇水が酷いが、豊川が増水した時はぜひ試してほしいとのこと。

豊川、宇利川ともに水量が増えれば好転する。まだ多数の群れアユを確認していることから、9月いっぱいは楽しめそう。終盤はアユが降ってくるため、豊川のアユルアーエリアが好ポイントになる。今はまとまった雨を待っているとのことだ。まだまだアユルアーシーズンは続く、雨後の後半戦に期待したい。

豊川本流
豊川本流、江島橋下流にある瀬の雰囲気

豊川・宇利川の河川情報

・解禁日:6月15日
・管轄:豊川上漁協(TEL:0536-22-2116)
・入漁料:日券2000円、年券1万3000円
・交通:東名高速道路・豊川ICを降りR151を約5km北上すると江島橋、そこから各ポイントへ

山口県:粟野川(あわのがわ)

今年は天然遡上アユの当たり年!公園前は家族や女性におすすめ!

勇山から南へ伸びる丘陵部に源を発し、いくつかの支流が合流して「粟野川」となる。流量は多いが源流部から河口に至るまで高低差が少なく、流れは緩やか。県道269号が並行して通り、川の状況を確認しながら入川するポイントを探すことができる。

一昨年の豪雨災害で粟野川河川公園上流の堰堤が決壊。遡上に影響があると懸念されていたが、その心配はなく堰堤の上流でも多数の遡上と釣果が確認された。しかし1級ポイントは天然遡上アユが溜まりやすい粟野川河川公園前から下流。約1kmの区間がアクセスもよくおすすめで、今年は遡上数も多く、お盆頃までは数釣り、その後は良型ねらいで10月初旬まで楽しめるだろう。

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粟野川河川公園の堰堤には遡上するアユが溜まりやすい

粟野川河川公園には駐車場とトイレ、キャンプ場があり、ファミリーやカップルでアユルアーを楽しむ方に最適なロケーション。アングラーは増えつつあるがまだアユルアーの釣果やポイント情報が少なく、これから開拓される釣り場という。懸念材料だった決壊した堰堤は今年調査が始まり、対策が行なわれるそうだ。今後はメジャーなアユルアー河川になるはずだ。

粟野川
公園には施設が充実、ファミリーでのキャンプ&フィッシングにも最適

粟野川の河川情報

・解禁日:6月1日
・管轄:粟野川漁協(TEL:090-4894-8935)
遊漁料:日券1000円、年券5000円
・交通:中国自動車道・美弥ICを降りR435、県道39号を長門方面へ約3kmで粟野川

愛知県:男川(おとがわ)・乙川(おとがわ)

両河川で約7kmがアユルアーエリア!お盆ぐらいまでがねらい目!

昨年からアユルアー解禁の河川。どちらも新東名高速から釣り場が始まり、東名高速に近い岡崎市漁協管区との境まで、合わせて約7kmの区間でアユルアーでの釣りが可能。

今年は両河川でアユルアーのアングラーが増加しているが、平均4〜5尾の釣果が見込める。ポイントは男川なら新東名高速から御所戸橋下流の瀬。乙川は平成大橋や秦梨大橋(上流に禁漁区あり)の瀬がよい。リールの使用も可能である。

男川
男川も乙川もアユルアー可能エリアの基点は新東名高速道路。男川と乙川は合わさり東名高速手前で岡崎市漁協の管区になる

男川・乙川の河川情報

・解禁日:6月28日
・管轄:男川漁協(TEL:0564-82-3636)
・入漁料:日券2500円、現場売り3800円、年券15000円
・交通:新東名高速道路の岡崎東ICを降りR473、県道37号へ。そこから各ポイントへ
・釣況問合先:フィッシング遊岡崎店(TEL:0564-84-5541)

 

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※このページは『鮎ルアー釣り場BEST100』を再編集したものです。

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