東京と千葉でハゼクラにおすすめな釣り場を紹介します!
ハゼクラ巻き巻きおすすめポイント!
解説◎中村忠司
この記事は『つり人』2020年10月号に掲載したものを再編集しています。
東京都/旧中川
都心のオアシスで敷石の上を巻き巻きしよう!
荒川から流れ、北十間川と小名木川で墨田川と接続している旧中川。
両岸にはほぼ全域に渡って敷石が入っていたり、アシが生えていたりと生物の生息環境に配慮した整備がされている。
また上流から下流まで川に沿って遊歩道があり、釣りのしやすい環境だ。
岸に沿って打たれている杭の少し手前から深くなっている
●交通:電車の場合は総武線の平井駅、もしくは東武亀戸線の亀戸水神駅が最寄り。
首都高中央環状線・平井大橋IC 降りて右折し都道315 号を直進。周辺にコインパーキング多数
千葉県/海老川河口
真っ直ぐ投げて巻くだけ
魚の集まるスロープがねらいめ船橋港の最奥部、海老川河口の右岸側の係船場がオススメの釣り場だ。港内は全体的に水深が深いため、ポイントは絞られる。
釣り場は船が係留されているスロープ。水位が高い時には水深の浅いこのポイントにエサを求めて活性の高いハゼが集まる。スロープの少し先にキャストして巻いてくるだけで釣れる。
スロープの先は泥質でカキ殻が混ざっているが、ランクは障害物の回避性能が高く、根掛りしにくいため初心者でも安心して釣りができる。フローティングタイプを使えば、より快適に釣りができる。
スロープはコケが生えているため、とても滑りやすい。滑りにくい靴を履いて安全に楽しもう。
港内でこのポイントだけ水深が浅く、ハゼクラにぴったり
●交通:京葉道路船橋IC で降りR14 を船橋方面へ
千葉県/木更津港
満潮時でも干潮時でも楽しめる!
東京湾東岸のほぼ真ん中にあるのが木更津港だ。東京湾アクアラインを使えば都内からでもアクセスしやすい。今回紹介する釣り場は内港公園近くの係船場と富士見大橋の上流の右岸側。アサリやカキ殻底でかなり浅く、干潮時だと難しい釣り場。
水位が高まるタイミングで入ろう。エサが豊富でハゼが密集している。浅場のためクランクを追う姿を目視できる楽しい釣り場だ。富士見大橋の上流右岸側は干潮時の釣行がオススメ。
底質は泥で、ハゼは広範囲に散っているため、足を使って幅広く探る。このポイントはアサリ採り場でもあるため、掘り返された後にはエサが舞い上がり、ハゼが集まってくると思われる。
アサリ採り場でもあるポイント。エサをねらってハゼが集まる
●交通:東京湾アクアライン金田出口をR409 方向へ。R409 を右折し県道87 号を直進
千葉県/真亀川河口
テトラの陰から飛び出す良型涼しく釣れる砂浜の釣り場
広大なサーフが続き、投げ釣りによるシロギスやイシモチ、ルアーでのヒラメやマゴチ釣りでにぎわう九十九里海岸。そこへ流れ込む真亀川の河口はハゼクラにぴったりだ。
真亀川河口にかかる黒潮橋下流が釣り場。左岸は護岸されており、そこにテトラブロックが入っている。
護岸の上に立ち、ブロックの隙間の砂地にルアーを通すとテトラの陰に隠れていた良型が飛び出してくる。右岸側は砂浜で立ち込みながら涼しく釣りができる。ダウンストリーム気味にキャストしてカケアガリを沿わすようにゆっくりとルアーを通す。橋の下のエグレ部分はハゼの溜まり場になっているためオススメ。
満潮時だと流れがきつ過ぎるため、潮が引いて流れが弱まるタイミングに釣行しよう。
特に干潮の前1時間がねらいめ。
2つのシチュエーションでハゼクラが楽しめる
●交通:東金九十九里有料道路・九十九里IC で降り一宮・白子方面へ