2023年JBTOP50第4戦桧原湖、初日をリードしたのは藤田夏輝選手。アメリカで活躍する藤田京弥選手の実兄であり、昨年のJBTOP50を年間11位でフィニッシュしている手練れ。昨年の桧原湖戦も3位に入賞するなどこのレイクとの相性もいい選手です。
2023年JBTOP50第4戦・初日結果 ラージ組は不発
大場未知=写真、編集部=まとめ
福島県桧原湖で開催されているJBTOP50第4戦・ケイテックカップの競技初日が終了しました。初日のトップ5は以下のとおり。
初日RESULT
1 藤田夏輝 4122g/5尾
2 早野剛史 4050g/5尾
3 青木 唯 3938g/5尾
4 五十嵐誠 3756g/5尾
5 今泉拓哉 3736g/5尾
桧原湖は日本を代表するスモールマウスバスレイクとして知られており、トーナメントでもバッグリミットをすべてスモールマウスで揃えてウエイインする選手がほとんどです。
それでも、わずかながら生息しているラージはアベレージがスモールよりも大きく、シャローのサイトに自信のある選手はラージのミックスバックをねらうことも。実際、同湖のJBTOP50戦を制した梶原智寛選手は、初日に2尾のビッグラージを混ぜて5尾6560gの桧原湖単日のウエイトレコードを叩き出しています。
しかし、現地取材に行っている本誌担当ライターである大場未知さんによると、今年はラージが不発だったようです。ウエイインで確認できたラージは河野正彦選手が持ち込んだ1400gクラス1尾のみ。
そんななか、初日をリードしたのは藤田夏輝選手。アメリカで活躍する藤田京弥選手の実兄であり、昨年のJBTOP50を年間11位でフィニッシュしている手練れ。昨年の桧原湖戦も3位に入賞するなどこのレイクとの相性もいい選手です。
2位につけたのは2018年の年間王者・早野剛史選手。記者の記憶にある限り、国内の公式戦で初めてライブシューティングによって結果を出したのが早野選手で、その舞台も桧原湖でした(2018年、4位入賞)。
折り返しを過ぎた年間レースに目を向けてみると、第3戦終了時点で首位に立っている佐々一真選手が初日9位と好スタートを切っています。一方、佐々選手を年間ポイントで追っていた志達海輝選手、梶原智寛選手、黒田健史選手のなんと3名全員が初日を30位以下で終えており、このまま試合が動かなければ佐々選手が悲願の年間優勝を大きく手繰り寄せることになりそうです。2日目以降の展開からも目が離せません!