2023年度のJBTOP50最終戦優勝は予選を首位で通過した山下一也選手。年間タイトルでは年間3位に付けていた梶原智寛選手が単日トップウエイトで7位にジャンプアップし、トップカテゴリーAOYを決めました。
山下一也がビフテキで遠賀川を制す! 年間タイトルは逆転で梶原智寛が獲得!!
編集部=まとめ
福岡県・遠賀川で行なわれている2023年度のJBTOP50最終戦が終了しました。
優勝は予選を首位で通過した山下一也選手。弟の尚輝選手とともにJBTOP50に参戦しており、2020年にはJBマスターズの年間タイトルを獲っている実力者。現在29歳の若手です。
山下選手のメインルアーはドライブビーバーのビーフリーリグ(通称ビフテキ)。エリア全域でこのリグを駆使し、グッドサイズを持ち込みました。シンカーは固定せずフリーにし、ズル引きのなかにもワームにふわっと感を持たせることが重要だったようです。さらに、エリアに応じてキーとなる攻略レンジを微妙にズラしていたことが他選手を出し抜く要因でした。
そして、年間タイトルでは大変なことが起きました。
2日目の時点で年間首位を堅持していた佐々一真選手。キーパー1尾で年間タイトルが濃厚でしたが、まさかの最終日ノーフィッシュ。そして年間3位に付けていた梶原智寛選手が単日トップウエイトで7位にジャンプアップし(佐々選手は最終15位)、2ポイント差で佐々選手を逆転。トップカテゴリーAOYを決めました。
※2023年度JBTOP50年間順位(敬称略)
1位 梶原智寛 209p
2位 佐々一真 207p
3位 鈴木隆之 203p
4位 青木 唯 184p
5位 志達海輝 180p
梶原選手と言えば、昨年JBTOP50に昇格するやルーキーイヤーで初優勝を決め(桧原湖戦ウエイトレコードを樹立)、本誌が開催するBasserオールスターワイルドカードも連覇(遠賀川・霞ヶ浦)している九州が生んだ怪童です。地元・遠賀川戦での年間タイトル獲得は会心というほかないでしょう。この勢いのまま乗り込んでくるはずのオールスター本戦でも暴れてくれるはずです。
最終戦の詳細や年間レースのドラマなどは次号以降のBasserで詳報予定です。お楽しみに!