早野剛史選手のメインパターンは、風裏のスモラバ(タッガー+イモ)と利根川のバズベイト(ボルケーノグリッパー1/2oz)でした。
出場選手のメインパターンとエリアをご紹介
2022年10月29~30にかけて利根川・霞ヶ浦水系で行われたBasser Allstar Classic2022。各選手のメインパターンとフットステップをご紹介します。今回は早野剛史選手です。
◎写真とフットステップレポート:DAY1&DAY2プレス/寺阪 司
早野剛史選手のプロフィール
早野剛史(はやの・たけし)
1988年生まれ
主な戦歴:
2017年 JB霞ヶ浦第3戦 優勝
2017年 JB霞ヶ浦 年間優勝
2018年 エリート5旧吉野川 優勝
2018年 JB TOP50 野村ダム戦 優勝
2018年 JB TOP50 年間優勝
風裏のスモラバ、利根川のバズベイト
2022年10月29~30にかけて利根川・霞ヶ浦水系で行われたBasser Allstar Classic2022。早野剛史選手のメインパターンは、風裏のスモラバ(タッガー+イモ)と利根川のバズベイト(ボルケーノグリッパー1/2oz)でした。
早野剛史選手のメインルアー
■タッガー3.3g(O.S.P)+4インチグラブ(ゲーリーインターナショナル)※グラブのテール部はカット
■ボルケーノグリッパー1/2oz(ノリーズ)+T・Nトレーラーフック 2/0(ハヤブサ)
北利根川で風裏のアシをスモラバで撃つプランと、利根川でバズベイトを巻くプランを立てた早野選手。初日の利根川の時合を9時ころからと予想して、開始直後は北利根川に向かい、アシをスモラバで撃ちました。
北利根川でキーになった場所は〝風を避けられるアシ〟でした。風が当たりすぎていると水がかき回され過ぎて、バスがなかなか口を使わない状況だったと早野選手は話しています。風を避けることができるアシのへこみを中心にタッガー3.3gまたは4g+イモでねらうと、8時23分に1560g、8時30分に540gと連続キャッチに成功します。
時合と踏んでいた9時過ぎには利根川に移動した早野選手。プラでは利根川でバズベイトを引き1500gクラスをキャッチしていた早野選手でしたが、バサクラ初日の利根川は減水傾向で流れもあまり出ておらず不発。この結果から二日目のメインエリアを北利根川に絞ります。
二日目は北利根川の風裏のアシをやり切り3尾を釣ってリミットメイク。二日間の総重量4660gをスコアし、2位でバサーオールスタークラシック2022を終えました。
[タックル]
■タッガー3.3g(O.S.P)+4インチグラブ(ゲーリーインターナショナル)用 ※グラブのテール部はカット
ロッド:スタウト TSC 66L+(テックス)
リール:アルデバランBFS XG(シマノ)
ライン:FCスナイパー BMS アザヤカ 12Lb(サンライン)
■タッガー4g(O.S.P)+4インチグラブ(ゲーリーインターナショナル)用 ※グラブのテール部はカット
ロッド:スタウト TSC 67M-ST(テックス)
リール:SLX BFS XG(シマノ)
ライン:ソルティメイト キャストアウェイPE 1.5号+トルネード Vハード4号(ともにサンライン)
■ボルケーノグリッパー 1/2oz(ノリーズ)+T・Nトレーラーフック 2/0(ハヤブサ)用
ロッド:6ft10in Mパワー グラスコンポジットモデル
リール:メタニウムMGL HG(シマノ)
ライン:FCスナイパー 14Lb(サンライン)
早野剛史選手のフットステップ
DAY1
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▼スタート前
「9時ころからが利根川の勝負の時間帯だと思います」
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▼北利根川
7:06
「風裏のよいアシだけを撃ちます」
アシの奥にタッガー3.3g+イモを入れ込み、5~10秒シェイク。シェイクしながら落としていく。
「霞ヶ浦のほうが得意だがよい風裏がなかった」
7:36
移動しながらアシ撃ち。
「風が当たっていると、ターンしているからなのか口を使わない。風が当たっていない側のほうがよい」
「風を避けられるへこみを中心にねらいます」
「9時には利根川に戻ります」
「テキサスで撃ちたいが水温低下で食い込みが悪い。ハリがむき出しになっているスモラバやネコリグのほうがフッキングがよい」
「風裏をスモラバで撃ってプラでは3発出ていたので、早目に釣って利根川に戻って勝負したい」
8:03
アシの最奥で340gをキャッチ。ノンキーパー。
8:23
アシのへこみの奥で1560gをキャッチ。
「朝イチしか釣れない天才バス。今の時期のマックス級のサイズです」
「一安心。こころが落ち着いた」
「朝イチここに来たのが間違いなんじゃないかと不安でした」
8:31
同じストレッチで540gをキャッチ。
8:49
バイトが出るも乗らず。
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▼利根川
9:31
利根川へ。プラではバズベイトで1500gクラスをキャッチしていた。
9:48
利根川の消波ブロック帯。ボルケーノグリッパー1/2ozで流しながら明確な変化がある場所にはネコリグを入れる。水門周りにはドリフトクラブ(ジャッカル)の5gフリーリグで探る。
10:24
「厳しいな」
11:48
長門川合流付近のカバーにネコリグを入れるとバイトがあるも乗らず。
「食いが浅い!」
その後も利根川をランガンして探るが魚を追加することはできずに帰着。
「今日は利根川をメインに考えていたので残念。明日は今日釣った北利根川をやり切って3尾3500g目指します」
「バズベイトは心のストレージに閉まっておきます」
「明日のために800g釣れる場所を霞方面に残してあります」
DAY2
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▼スタート前
「今日は、霞の下流方面にも行く予定です」
「靴下の色は赤。赤は自分にとって勝負カラーです」
デッキにはクランクベイトやスピナーベイトなど、巻き物のタックルが増えていた。
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▼利根川
6:15
「昨日より風が当たっていてチャンスあるかも」
クランクベイトを巻くがノーバイト。
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▼北利根川
6:53
スモラバ+イモでアシを撃つ
7:04
アタリがあるも乗らず。
「食ってから動かないバイトでした」
7:11
アシ際で再びバイトが出るも乗らない。
「バスの生るアシですね」
7:20
クランクベイトでアシまわりを流す。
7:22
少し下流を、スモラバ+イモに持ち替えてアシ撃ち。
「釣れるとバンバンと連続して釣れると思います」
「ポケット状になっていて風の影響がない場所でアタリがあります」
7:30
「今のバイトですね。弱々しいバイト」
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▼洲ノ野原・妙岐水道
8:00
スピナーベイトで流していく
8:05
スモラバ+イモにルアーチェンジ。その後、クランクベイトとローテーションするがノーバイト。移動。
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▼霞ヶ浦南岸
8:37
スピナーベイトを巻いて沖堤周辺を探る。
「風下だけどちょっとした風裏をねらっています。釣れれば1500gクラスなんだけどな」
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▼北利根川
9:17
風裏のアシ際をスモラバ+イモで探る。
9:20
スモラバ+イモで1100gをキャッチ。
「やり切ります」
9:29
2尾目をキャッチ。730g。
10:06
移動しながら北利根川のアシをスモラバで撃つ。
10:14
3尾目、730gをキャッチ。リミットメイク。スモラバを入れて約5秒シェイクするとアタリが出た。
「入れ替えねらって本湖で勝負します」
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▼霞ヶ浦・本湖
10:46 古渡エリア
「巻きの釣りをしようかと思ったんですが、風が吹いていませんね」
移動。
11:01
西の洲エリア
クランクベイトやスピナーベイトを巻く。
「出れば1500gが期待できるエリアです」
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▼北利根川
11:30
北利根川に戻り、アシをスモラバで撃つ。
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▼利根川
12:21
閘門を通り利根川へ。消波ブロックの隙間をダウンショットリグやラバージグで探るがノーバイト。
13:29
帰着。
「最善を尽くしました」
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Basser Allstar Classic2022 最終成績表