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Basser編集部2025年8月29日

独創的な名作ルアーはどう生まれた?【AKバズ:チャターブレードをウエイクボードとして使うアイデア】

ルアーを作っていると、特定の機能やアイデアが本人も想像しない形で降ってくる瞬間があるという。今回は特徴的な2枚羽とチャターブレードが融合した型破りなバスベイト「AKバズ」の開発秘話をお届けする。

ルアーを作っていると、特定の機能やアイデアが本人も想像しない形で降ってくる瞬間があるという。今回は特徴的な2枚羽とチャターブレードが融合した型破りなバスベイト「AKバズ」の開発秘話をお届けする。

写真と文◎Basser編集部

AKバズ開発秘話

アームがコの字ではなく直線に近いインラインタイプというだけで珍しいのに、2枚重ねになったオリジナルのペラ、そして極めつけはチャターのブレード……。あまりに奇抜なAKバズは、なぜ生まれたのか。AK(AKAMATSUKEN)が示すとおり、このルアーを作ったのは一誠のバスルアー担当、赤松健さん。

赤松「開発の出発点は『圧倒的に飛ぶバズベイトがほしい』ということでした。バズベイトってすごく釣れるルアーだけど、飛距離に難があって近〜中距離にしかアプローチできない。その射程を広げてくれるバズがあったら、これまで釣れなかったバスが釣れるのではないかと考えました」

コの字型のアーム構造ではいくら工夫をしても飛距離には限界があるので、矢のようにまっすぐ飛んでくれるインラインタイプにすることを決定。さらに、ヘッドのウエイトも最大14gと重めにした。そのプロトはねらいどおり、というか思った以上にカッ飛んだ。しかし……。

赤松「着水点からバズが水面に浮いてくるのに、5mくらい助走距離が必要でした(苦笑)。これじゃ飛ばした意味がない。ここからはいかに飛距離を殺さず浮き上がりをよくするか、という課題との戦いでした」

AKバズ
AKバズ:ウエイトは10、14g。それに左ターン、右ターンモデルがそれぞれ設定された、計4モデルを展開。従来のバズベイトではできなかった対岸攻めのようなアプローチが可能に

飛距離と浮き上がりの両立

半年ほどさまざまな方法で試行錯誤するも、抜本的な解決には至らず。しかし、思わぬところにヒントが転がっていた。

赤松「別件で、ダブルブレードチャターというのを試してたんですよ。AKチャターに2連結にしたブレードを付けたらアクションがもっと暴れて面白いんじゃないかと。でも、引くとすぐに浮き上がって水面を割ってしまい、使い物にならなかった。そのとき思ったんです。『待てよ……。チャターブレードの浮き上がりやすさ、バズに使えるかも』」

早速バズにAKチャターのブレードを付けると……ビンゴ!チャターブレードがまるでウエイクボードのように水を受け、バズベイトが瞬時に立ち上がった。まさに怪我の功名である。赤松「ペラも苦労しました。やはり浮き上がりを良くし、アピールを高めようとすると大きいものがいい。でもそれだと飛ばない。結果、2枚1対のオリジナルペラを思いつきました。大きさはコンパクトですが、2枚のペラの間に水や空気を噛むので水を強く撹拌するんですよ」

一見奇抜なパーツの数々は決して奇をてらったものではなく、あくまで求める要素を追い求めた結果必要なものだったということだ。

AKバズのチャターブレード
特徴的な2枚羽とチャターブレードの融合。決して奇をてらったわけではなく、必然のセッティングだった
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※このページは『Basser 2025年8月号』を再編集したものです。

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