<img height="1" width="1" style="display:none" src="https://www.facebook.com/tr?id=170559842213036&amp;ev=PageView&amp;noscript=1">
つり人編集部2026年4月2日

スピナーベイトの「金・銀」カラー使い分け。Bカスタムを巻き倒したプロガイドの結論

スピナーベイトの「金と銀」、使い分けていますか?琵琶湖プロガイド・黒須和義さんが語るブレードカラーの秘密。名作「Bカスタム」を極限まで巻き倒した達人が行き着いたのは、色によるアピールの違いだけでなく「0.1gの重さの差」が生み出す巻き感の違いだった!釣果を左右するプロの研ぎ澄まされた感覚に迫る。

著者:Basser編集部

解説◎黒須和義(くろす・かずよし)
文と写真◎Basser編集部

1973年生まれ。「クロスロードガイドサービス」として、長年琵琶湖でハードベイトを中心とした釣りを探求しつつ、ゲストに記憶魚を釣らせてきた

琵琶湖プロガイドが語る、スピナーベイトのブレードカラー使い分け

黒須「一般的に言われているように、クリアならシルバー、濁ったりローライトならゴールド、あとは晴天無風やフラッシングを嫌うときはガンメタが効く。これは間違いない傾向だと思います。正直なところ『色』としての使い分けではゴールドとシルバーで圧倒的な釣果の差が出ることってあまりない。でも例外がガンメタで、これが効くときはゴールド&シルバーに10対1みたいに釣り勝つことがある。その逆もです」

「『色』としての使い分けでは」という含みのある表現が気になった。色によるアピールの違いのほかに、ブレードカラーを使い分ける理由などあるのだろうか?

「Bカスタム」を巻き倒して気づいたブレードの秘密

驚くことに、黒須さんによるとブレードカラーによってスピナーベイトの巻き感が異なる場合があるのだという。

黒須「まず前提として、ここからの話は僕が愛用しているBカスタムに限定して当てはまることをお伝えしておきます。そもそも、Bカスタム、とくに3/4ozモデルのダブルウイローは神ルアーと言っても差し支えない完成度と釣果です。とにかく『ゼロをイチにする力』が強い。つまり、何をやっても食わないような状況でもBカスタムなら何とかできてしまう。低水温期はとくに顕著ですね。イケイケの状況で1を2に、3を4にできるスピナーベイトはほかにもありますが、厳しい状況を打破するパワーはBカスタムが圧倒的。正直に言って、Bカスタムで釣っているバスの数は奥村さん(開発者の奥村和正さん)にも負けてないと思いますよ」

02BCustom-1
Bカスタム(デプス):3/4 oz のシルバーブレード・ダブルウイローが黒須さんのフェイバリット。琵琶湖における中層のスピナーベイティングではまずこれが先発になることが多い。漁礁やモノに絡めて短い距離で食わせる場合はクリスタルSなどを多用

色によって水噛みが変わる?

Bカスタムを愛し、巻き倒した黒須さんはあることに気づいた。

黒須「Bカスタムは長い距離をサラサラと巻いてくるのに適した琵琶湖向けのスピナーベイトなのですが、なぜだかゴールドのブレードよりシルバーのブレードのほうが、水噛みが軽く感じるんですよね。つまり、よりサラサラと巻けるということです。量ったことはないのですが、おそらくゴールドよりもシルバーのブレードのほうが少しだけ軽いんじゃないかな。

あと、スピナーベイトを巻きまくっている人なら感じたことがあるかもしれないんですが、そもそも同じスピナーベイトを巻いていても、水やエリアが変わると巻き感って変わるんですよ。

たとえば、琵琶湖でいえば赤野井で巻いていた時は気持ちよく水を噛んでいたのに、下物に行ったら噛まない、みたいな。これは水がクリアか濁っているかではなく、もっと別の要因だと思います。そのひとつが湖流の有無であることは間違いないですが、ほかの理由はまだ僕にもわかっていません。そのエリアの水に対して水噛みの強弱でブレードカラーを使い分けることがある、ということです。

実際、気持ちの良い水噛みをキープし続けることってすごく大事で、バイトは必ずと言っていいほど『今イイ感じで巻けてるなぁ』って時に出るんですよ。こればっかりは感覚的なもので言葉にしづらいので、気になる人はガイドに来てください(笑)」

BCustom03-1
色味と水噛み、どちらの意味でも中間をとれるゴールド&シルバーの組み合わせも黒須さんのオススメ。こんな姿になるまでスピナーベイトを使い倒してみたいものである

実際に量って判明したブレードの重さの違い

スピナーベイトをそこまで使い込んでいない記者からすると、若干オカルト臭のする話に思えた。撮影用にBカスタムや単体のブレードを送ってもらったので、電子ハカリでゴールドとシルバーのブレードを量ってみようと思ったのだが、いざとなるとやはり気が引けた。「もし全く同じ重さだったらどうしよう」。そう思ったからだ。

わずか0.1gの差を感じ取るるプロガイドの感覚

しかし意を決し、いざブレードを計量。結果は、ゴールドが4.0g。シルバーは……3.9g! 少なくとも記者が量ったブレードに関しては、何度計量してもゴールドのほうが0.1~0.2g重い数値が表示された。一年中、それこそ天文学的なキャスト数でスピナーベイトを投げ倒しているプロガイドの感覚はかくも鋭いのかと戦慄した次第。

早速、そのことを黒須さんに報告した。

黒須「あ、やっぱりシルバーがちょっと軽かったですか。それはよかった(笑)。でもね、仮に全く同じ重さだったとしても、別にいいんですよ。どっちが何グラムだろうが、僕自身がその違いを確かに感じていて、それによる使い分けで釣果を出せている。その感覚と事実さえあれば、実際の重さは関係ないんです。お客さんにこういう話をすると『難しいです』って反応もあります。でも、釣りで大事なのってこういう難しさを楽しめるかどうかだと思うんですよね」

BCustom (2)
釣りすぎてアームが折れ、引退させたブレード(ワイヤー付き)をいくつも送ってくれた。極太のアームを備えたBカスタムを頻繁に使い潰すほど、黒須さんはこのルアーを投げ込んでいる

 ※このページは『Basser 2025年11月号』に掲載した記事を再編集したものです。 

limit1-banner-1

Basser バス釣り 淡水の釣り

月刊つり人 最新号

つり人 2020年5月号

列島をゆるがすコロナウイルス。けれども、日増しに暖かくなる春の日を、じっと家にこもって過ごすのはやっぱり体によくない。その点、手軽な海の釣りは、風も気持ちよく、大人も子どもも、思い切り深呼吸しながら時間を過ごせる。ウミタナゴ、メジナ、クロダイ、カレイ、アオリイカ、カサゴ……。元気な魚たちが泳ぐフィールドで、がんばろう、ニッポン! そのほか、3名手の渓流解禁レポート、里川で見つかる美味しい道草、みちのくタナゴ旅など旬の釣り満載でお届け。

記事検索

月刊つり人 最新号

つり人 2020年5月号

列島をゆるがすコロナウイルス。けれども、日増しに暖かくなる春の日を、じっと家にこもって過ごすのはやっぱり体によくない。その点、手軽な海の釣りは、風も気持ちよく、大人も子どもも、思い切り深呼吸しながら時間を過ごせる。ウミタナゴ、メジナ、クロダイ、カレイ、アオリイカ、カサゴ……。元気な魚たちが泳ぐフィールドで、がんばろう、ニッポン! そのほか、3名手の渓流解禁レポート、里川で見つかる美味しい道草、みちのくタナゴ旅など旬の釣り満載でお届け。

×
拡大画像