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つり人編集部2026年4月18日

【潮干狩り】海水に浸すのはNG!アサリの正しい持ち帰り方と砂抜きのコツ

潮干狩りで採ったアサリ、海水に浸けたまま持ち帰っていないだろうか?実はそれ、鮮度を落とす大きなNG行動。アサリは採った後の処理次第で、味が劇的に変わるのだ。本記事では潮干狩りの超人・原田知篤さんが、鮮度を保つ正しい持ち帰り方から、砂抜きのコツ、旨味を逃さない保存術まで徹底解説する。

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解説◎原田知篤
まとめ◎月刊つり人編集部

3歳から出身地の瀬戸内で潮干狩りに親しむ。長年プロの音楽家として活躍しながら、趣味の潮干狩りで自身が開設したHP「自称・史上最強の潮干狩り超人」が全国的な反響を呼ぶ。

アサリの正しい持ち帰り方

潮干狩りの超人こと原田さんが挙げる持ち帰り方の大きなポイントは3点。持ち帰る前に真水で洗う・クーラーを使う・ 海水とアサリを別々に持ち帰ることだ。

真水で洗ってから持ち帰る

採り終わったアサリは、帰り際に必ず水道水などの真水で洗うのがベストだ。貝に付く菌を洗い流すので、衛生上効果がある。

クーラーボックスを使う

「アサリは水から上げた状態でも数日は生きています。濡らした新聞紙にくるんで、保冷材などを入れたクーラーで持ち帰れば完璧です」。

まだ気温が低い3〜4月あたりは濡らした新聞紙にくるんでそのまま持ち帰れるが、5月を過ぎたら必ずクーラーを使おう。濡らした新聞紙にくるむのは、アサリが弱らないようにするため。特に保冷材が直接触れると弱りやすいので気をつけよう。

海水には漬けずに帰る

「アサリは水温が上がったり、水中の酸素が無くなると一気に弱ります。ですから、気温の高い日に、海水の入ったバケツにアサリを入れたまま持ち帰ったりするのはよくありません」。

ついやってしまいそうな方法だけれど、アサリを海水に浸けたまま持ち帰るのは、鮮度が落ちる大きな原因になるのだそうだ。また、海水中で繁殖する雑菌など衛生面でも、高水温の海水に浸けっぱなしはよくないとのこと。

アサリを入れたクーラーボックス
クーラーボックスには海水は入れないで持ち帰ろう。よほど家が近い場合を除いて、海水に浸したまま持って帰るのはアサリが弱りやすい。アサリが多く採れた場合は、直接保冷剤を当てないように上に新聞紙を敷いて、その上から保冷剤を載せる。

現場の海水を別に持ち帰る

アサリと海水は別々に持ち帰る。 砂抜きには、アサリ2kgに対して海水2リットルが必要になるため、空のペットボトルを持参していくといいだろう。

「わざわざ現地の海水を持ち帰らなくても、家で塩水を作ればいいのでは?」と思うかもしれない。しかし、アサリが実際に棲んでいた場所の海水を使うと、砂の抜け具合が抜群に良くなるのだ。美味しく食べるための一手間なので、ここは労力を惜しまずに現地の海水を持ち帰りたい。

海水をペットボトルに入れて持ち帰る
「砂抜き」をするための海水をペットボトルに入れて持ち帰る

砂抜き編:短時間でしっかり吐かせる3つのステップ

アサリを美味しく食べるための、正しい砂抜きの手順を紹介する。

砂抜き時間は4時間以内!水温と水質に注意

ザルの上にアサリを広げ、持ち帰った海水をヒタヒタになるくらい入れる。現地の海水を持ち帰れない場合は3%の食塩水(水1lに対して塩30g)を作る。精製塩ではなく自然塩を使うとより活発に砂を吐くのでおすすめだ。アサリを何段も重ねないようにし、水を深く入れすぎないようにするのがコツだ。

砂抜きする容器は、トレイとザルがセットになった底の平らな食器用の水切り容器が便利。吐いた砂が下のトレイに落ちるので、もう一度吸い込むことが少ない。100円ショップでも手に入るのでぜひ用意しよう。

アサリの砂抜きに最適なザル

浸けておく時間は4時間以内。夏場は3時間程度にする。長時間浸けておくと、水温の上昇&水質の悪化でアサリが弱ってしまう。必要以上に、水に浸けておかないことが肝心。

砂抜き中のアサリ
アサリは水温の変化に弱いので、20度前後の水温を保てるとベスト。また、時間の経過とともに水がだんだん汚れてくる。途中何度か水を交換すればより効果的だ

フタをして暗くする!新聞紙で飛び散りも防止

海では光の届きにくい砂の中にいるアサリ。砂抜きの際も、砂の中と同じように暗くしてやると活発に砂を吐くので、できるだけ暗い場所で行なおう。アサリはかなり勢いよく水を飛ばして砂を吐く。新聞紙を上からかぶせて暗くしてやれば、周りに海水が飛び散ることも防げるので一石二鳥。

砂抜き中は新聞紙を被せる

砂抜き時の裏ワザ

ちょっとマニアックに鮮度を求める場合のオススメアイテムがエアポンプ。アサリが弱らず、イキイキとした状態で砂抜きができる。また、砂抜き時に片栗粉を大さじ1杯ほど入れると、エサとしてアサリが吸い込み、ふっくらとした食感になるほか旨味が増すので試してみて欲しい。

新聞紙にくるんで冷蔵庫へ保存!冷凍&解凍テクニックも紹介

砂抜きが終わったアサリはザルから上げ、貝に付いた汚れを軽く洗い流す。そのあと、新聞紙に包んでからビニール袋に入れて冷蔵庫で保存する。適切に持ち帰ったアサリであれば、この保存方法で2〜3日は生かしておくことが可能だ。翌日に違う料理で楽しみたい場合でも、鮮度をキープできる。

また、当日にすぐ食べる場合であっても、身に含んだ余分な海水を吐かせる工程として、同様に新聞紙と袋に包み、冷蔵庫で30分ほど休ませてから調理するのが美味しく食べるコツだ。

冷凍保存なら3か月ほど美味しく食べられる

長期保存をする場合は、水を吐かせたあと、よく洗ってから冷凍庫で保存すればだいたい3か月くらいは食べられる。軽くゆでたあと自然に冷まし、むき身にしてから冷凍してもいい。この時、ゆで汁も別に保存しておくと出汁として使える。

解凍はそのままお湯に入れたり、火にかけたりすればOK。弱火だと口が開かないことがあるので強火で加熱しよう。

殻のまま冷凍したアサリを電子レンジで解凍する方法もある。アサリを皿にのせ水分が飛ばないようにラップをして電子レンジにかけると、キレイに口が開く。口が開いたらすぐに止めるのがコツ。

汁物にするなら真水冷凍がおすすめ

汁物にする場合は水を吐かせて洗ったあと、冷凍用パックなどに真水を入れて冷凍保存するのがおすすめだ。乾燥による旨味の流出などを抑えられるので、美味しく食べられる。解凍は沸騰したお湯に氷のまま入れて、強火で口が開くまで茹でればOKだ。

※このページは『潮干狩りの極意2019』に掲載した記事を情報更新・再編集したものです。

魚種別釣りガイド アサリ 潮干狩り

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列島をゆるがすコロナウイルス。けれども、日増しに暖かくなる春の日を、じっと家にこもって過ごすのはやっぱり体によくない。その点、手軽な海の釣りは、風も気持ちよく、大人も子どもも、思い切り深呼吸しながら時間を過ごせる。ウミタナゴ、メジナ、クロダイ、カレイ、アオリイカ、カサゴ……。元気な魚たちが泳ぐフィールドで、がんばろう、ニッポン! そのほか、3名手の渓流解禁レポート、里川で見つかる美味しい道草、みちのくタナゴ旅など旬の釣り満載でお届け。

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