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つり人編集部2026年5月7日

夜の投げ釣りで狙う大型シロギス!尺ギス攻略の仕掛けとポイント選び

30cmに迫る「尺ギス」を狙うなら、夜の投げ釣りが熱い。マダイかと錯覚するほど激しくドラグを鳴らす大型シロギスとの駆け引きはスリル満点だ。本記事では、警戒心の強い大型を確実に食い込ませるタックル選びから、夜ならではのポイントの探し方、釣り方の基本とコツまで、釣果に直結するノウハウを徹底解説する。

著者:山崎憲二

解説◎山崎憲二

様々な魚種を投げ釣りで狙うベテランキャスター。釣り雑誌編集者として40年以上のキャリアをもち、投げ釣り専門誌に携わった経験も。著書に「投げ釣りパーフェクト教書」。

数より型狙い!夜のシロギス(キス)釣り

北海道以南のほぼ全国に生息するシロギス。夏場は海水浴場になるようなきれいな砂地底を好み、中、小型は群れで移動しながらエサを漁っている。波打ち際から200〜300m沖まで広範囲で群れているが、サイズが大きくなるほど群れの個体数が少なくなり、25cm型になると数尾単位で行動する。

28〜30cmクラスだと4〜5尾、もしくは単独で行動するようになる。大きくなればなるほど警戒心が強くなり、日中は海藻や沈み根、消波ブロックの際に隠れており、夜になるとエサを求めて泳ぎ回る。それを投げ釣りでねらう。大型シロギスの時期としては5〜6月がよいが、9〜10月も実績が高い。

シロギス

夜の大型シロギスをねらうタックルと仕掛け

シロギスの夜投げ仕掛け図

サオは食い込みのよさを優先させるため23〜27号の軟調子が理想。硬いサオでねらう場合はアタリを待つ時に抵抗を極力減らす意味からラインをたるませておく。これだけで食い込みが大きく変わるから、食いが渋い時などにも実行したいテクニックのひとつだ。

リールはドラグ機構付きの投げ専用リールを使用。ミチイトはこれも食い込みのことを考えて伸びのあるナイロンラインを使う。PEラインだとサオ先の抵抗が直に大ギスに伝わるからよくない。くわえたエサを放す恐れがある。PEラインの場合は、やはりラインをたるませてアタリを待つ。

仕掛けは2本バリとし、枝バリのチモトには流線発泡シモリ玉を入れる。これによって枝バリが揺らぎ、誘い効果となる。先バリのチモトには夜光玉を入れる。仕掛けの全長は警戒心を薄めるために長め(1.7m)に設定する。

ハリの選択が重要

大ギスねらいではハリの選択が重要となる。食いがよい時はカレイバリの14、15号でも丸飲みしているが、専門にねらう場合は吸い込みのよさ、掛かりのよさを重視する。がまかつ・スピニングBスペシャルはキツネタイプなので吸い込みがよく、掛かりも抜群である。やや細軸だがガッチリと掛かってしまえば想像以上に強く、クロダイの50cmクラスやエイなども楽々と取り込んでいる。大ギスねらいには12、13号がおすすめ。ささめ針の大キスなどもよい。

ハリスはフロロカーボンの3号が標準だが、夜の釣りではクロダイ、マダイなどの乱入が予想される。それらを意識するなら5号を使いたい。

エサはチロリとイワイソメを併用する。どちらが当たりエサになるか分からないからだ。日本海方面ではアオイソメがよいこともある。

障害物や海藻があるポイントがねらいめ

昼に引き釣りをするような単調な海底や水深が浅い場所より、海藻や沈み根が適度に散らばっているような変化がある所がねらいめ。消波ブロックの際などもポイントになり得る。防波堤では意外と近投で当たることもあるから広く探るのが得策。

時間帯としては、大ギスの回遊を待ち伏せるので時合はないように思われるが、他の魚と同じで朝夕のマヅメは大きなチャンス。特に暗くなった時によく当たる。釣り場やポイントによっては回遊して来る時間帯が決まっていることもある。そんな情報を入手するか、自分で通い詰めて知ると釣果が上向く。下の図のような場所を見つけることができれば◎

kisupoint

釣り方はドラグを緩めての置きザオが基本

釣り方は、ドラグフリー釣法が基本だ。仕掛けをポイントと思われるカケアガリや海藻際に置いたならリールのドラグを緩めてアタリを待つ。大ギスがエサを食って走るとラインが引き出され、ドラグがジジジーッと鳴る。25cmの大型になるとその勢いはすさまじく、マダイかクロダイが来たのかと思うほどである。この瞬間が堪らなくスリリングで楽しい。多くの釣り人が魅了される要因のひとつだろう。

アワセはしっかりラインを送り込んでから

こんなアタリが出ると思わずサオを手にして合わせたくなるが、1度目のアタリで決して合わせてはいけない。しっかりと食っていないことが多いからで、合わせても50%の確率で乗っていない。

大きなアタリほど慌てずサオ先を下げ、ラインを手で出して充分に送り込んでやる。それでもまだ走るようだとサオ先で軽く合わせて巻き取りにかかる。リーリング時は同じ速度で巻き続ける。変にポンピングをしたりラインを緩めるとバラシの原因となるから要注意。数少ないチャンスは確実にモノにすること。

時おり誘いをかけるのがコツ

1本のサオで常に誘いをかける「引き釣り」とは違い、夜は3〜4本のサオをだしてアタリを待つのだが、時おり仕掛けを動かして誘いをかけるのが有効だ。その後に当たることが多いから油断しないこと。

誘っている最中にアタリがあった場合は、その付近を集中的にねらうとよい。群れが回遊しているからだ。しかし、ポイントに直接仕掛け(オモリ)を投入すると着水音に驚いてシロギスが散ってしまう。そうならないように10〜20mほど遠くに投入してからポイントまで静かに引いてくるようにする。

※このページは『つり人 2021年10月号』に掲載した記事を再編集・情報更新したものです。

海の岸釣り シロギス 魚種別釣りガイド 海のエサ釣り-陸っぱり 投げ・ちょい投げ釣り

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列島をゆるがすコロナウイルス。けれども、日増しに暖かくなる春の日を、じっと家にこもって過ごすのはやっぱり体によくない。その点、手軽な海の釣りは、風も気持ちよく、大人も子どもも、思い切り深呼吸しながら時間を過ごせる。ウミタナゴ、メジナ、クロダイ、カレイ、アオリイカ、カサゴ……。元気な魚たちが泳ぐフィールドで、がんばろう、ニッポン! そのほか、3名手の渓流解禁レポート、里川で見つかる美味しい道草、みちのくタナゴ旅など旬の釣り満載でお届け。

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