1997年11月23日に行なわれた11回大会。優勝した田辺哲男選手のメインパターンはスピナーベイトでした。 バス釣りの専門誌バサーが、バス釣りのテクニックから道具、試合の最新情報、初心者のバス釣り入門までバスフィッシングのすべてを公開しています。
田辺哲男選手が3度目の勝利を飾った第11回大会
Basser編集部=写真と文
第11回大会・霞ヶ浦(出場21名)
※表中ならびに文中、敬称略にて失礼します Place | Name | Total weight(g) |
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1 | 田辺哲男 | 7790 |
2 | 吉田秀雄 | 7580 |
3 | 清水盛三 | 7420 |
4 | 菊元俊文 | 6850 |
5 | 吉田幸二 | 6710 |
清水盛三が7420gを持ち込むと、吉田秀雄が7580gでそれを逆転、田辺哲男がそのさらに上を行く7790gをウエイインして勝利するという劇的なウエイインショーに土浦新港が揺れた……。
田辺はこれでオールスタークラシック3勝目。3度の勝利を飾っているアングラーはほかにもいるが、芦ノ湖、河口湖、そして霞ヶ浦という異なる3つのフィールドで勝っているのは田辺ただひとり。この事実は、フィールドを選ばない田辺の強さを如実に物語っているといえるだろう。
余談ではあるが、2日間で1万人超の来場者を集めるまでになった(※2015年大会における「水の郷さわら」調べ)現在のオールスタークラシックは、規模が大きくなったがゆえに利根川・霞ヶ浦水系と「水の郷さわら」からほかへ会場を移すことが現実的に難しくなっている。オールスタークラシック史に田辺が刻んだ3つのフィールドで3勝という記録は、もはや破ることが不可能なのかもしれない。となるとこれから注目されるのは「前人未到の4勝目」に誰が最初に到達するかだ。
掲載は1998年2号
2016/9/27