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編集部2022年5月21日

【マダコ釣り】根掛かりを回避しながらタコを釣る方法 後編

マダコ 魚種別釣りガイド

実際に木下さんは、川崎新堤周りや羽田空港周りの捨て石など、マダコが潜む穴も多いが根掛かりが多発してしまう釣り場でも、一気に根掛かりを重症化させてしまうような誘いではなく、ねちねちとボトムをほぐすように誘って数を重ねた。

船でもオカッパリでも基本は同じ

写真と文◎編集部

 根掛かりが避けられない釣りではなく根掛かりを避けてはいけない釣り。それがマダコ釣りである。オカッパリでも船からでもそれは変わることがない。

この記事は月刊『つり人』2021年8月号に掲載したものを再編集しています

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ボトムをほぐすように誘えるロッドで納得の竿頭

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繊細さにパワーも加わったエイトポッド『8P-FUNE176-2』を巧みに操り、2021 年の初釣りを竿頭で飾ったメガバスのピンクジョージこと木下丈士さん

「船タコロッドのフラッグシップモデルを一新して『8P - FUNE176- 2』と『8P-ROCK188-2』の2機種になりました。使用リグのMAXウエイトは前作の100gからどちらも3倍の300gになっており、バットにさらなる張りとパワーを持たせました」

 と語る木下さんのイチ推しロッドは明石調子を受け継いだ『8P -FUNE176-2』。ソフトに追従するグラスソリッドティップと、キャスタビリティーを高める大型径のガイドを搭載している。

「人よりも遠くに投げられることはやはりこの釣りでは大きなアドバンテージになります。PEとリーダーの接続部の抜けもよく、また正確なキャストも決めやすいですから、マンメイドストラクチャーに張り付いているタコに対して舐めるようにタイトに探ることができ、その際にもこのソフトティップが活躍します」

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沖堤周りではやはり壁ピタのキャスト精度が求められる。「イメージどおりにルアーを送り込めてイメージどおりに操作できる楽しいロッドです」 と木下さん

 

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8P-FUNE176 も8P-ROCK188もキャスティング用の口径の大きなガイドがセットされているためこうしたラインシステムの抜けが格段によい

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ソフトなティップの恩恵は知り尽くしている遠藤さんだが、この日は根掛かり多発地帯での大型とのパワーバトルも想定して8P-ROCK188 をチョイスしたが小型サイズの連発に「オーバースペックです……」

 

 実際に木下さんは、川崎新堤周りや羽田空港周りの捨て石など、マダコが潜む穴も多いが根掛かりが多発してしまう釣り場でも、一気に根掛かりを重症化させてしまうような誘いではなく、ねちねちとボトムをほぐすように誘って数を重ねた。

 ラインブレイクを繰り返せば、リーダーの結び変えやリグの交換などでタイムロスが増える。そして経済的な損失も大きい。さらに、海中に太いラインやド派手なツインリグを残してしまうことへの罪悪感も加わり、キワキワへの大胆キャストや、ハードボトムの凹凸の凹部へのしっかりとした送り込みもしにくくなる。結果、釣れなくなるのだ。

 この日の竿頭は18パイを釣った木下さんだった。2年連続の当たり年のあとの3年目は外れ年になるというジンクスも聞いていたが、それを跳ね飛ばす好釣果だった。

「周囲では東京湾らしい大ダコも釣れていましたが、我々は小ダコに好かれてしまいまして(笑)」と頭を掻いたが、この釣りでサイズを選ぶことはまず不可能だ。ハリ間隔が大きなテンヤを使えば小ダコは避けやすいが、それでも大型ばかりというわけではない。 やはり、根掛かりを恐れずにボトムを広くしっかり探り続けたことが勝因である。

 一方、もう一本の新たなフラッグシップモデルである『8P-ROCK188-2』を使ったのが遠藤さんだ。「基本、ソフトティップ派なんだけど、このロッドはかなりガチガチのハードモデル。広島など流れも激しくて海底の起伏も激しいところのタコ釣り用のモデルなんですが、東京湾にも向いていると思います」 とは遠藤さん。

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エイトポッドのもうひとつ のフラッグシップモデルが『8P-ROCK188-2』

「起伏の高低差がそこまでない釣り場ならティップの軟らかさで騙し騙し探れるんですけど、モロに岩場ではティップが入ってしまうと逆に根掛かりを多発してしまいます。カンカンッと激しくリグを動かして根をかわしていくにはティップの硬いロッドのほうが向いていますから」

 しかし今回、川崎から出船してやってみると、底質は千葉県側とたいして変わらないという感想を持った。今回は川崎より湾奥側を探ったので特にそう感じたのかもしれない。また、総じて小型が中心だったこともパワー自慢のこのロッドの活きるシチュエーションではなかった。

「ただ、タコって潮の速い海峡に多いし、砂地よりは岩地のほうが隠れ家もある。しかも東京湾って実は大ダコの宝庫と言われていて、今日も2kgオーバーが出て、さらには4kgオーバーまで出た。こういう怪物クラスを最初から想定したタックルもどこかで必要になると思います」

 2017年の春に誕生したエイトポッド。それからの歳月を経て得たのは、「船タコの釣りにはソフトなタッチで根をかわすロッドと、ハードなアクションで根をかわすロッドが必要」という結論だ。

 

 

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ミヨシと大ドモの四隅は他の釣り座よりも広角にねらえるのが魅力。それでもアンダーキャストは絶対

 

 

 

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3年連続で当たり年はないと言われるマダコ。しかし、数でいえば相当いると思われる。7 月以降は数釣りのみならず重量感も楽しめるだろう

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毎年、解禁初日は大型も登場する。中野区の野中志乃さんは2kgオーバーをキャッチしてピースサイン

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小型は掛かりにくいテンヤ仕掛けには大型の可能性が高い。ちなみにこの方はカニエサではなくゴムガニ派なのだとか

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圧巻は世田谷区の佐田裕さんのこの1パイ! ザルの重さを差し引いても4.2kgもあった。このサイズを真剣にねらうなら相応のパワーロッドが必要だろう

 


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