ランディングの際は分厚めのゴム手袋かショートギャフがあれば便利。ゴム手袋はオオニベを砂に上げた際にエラに手を入れるのに適していて、楽にランディングできます。素手では怪我します。必ずゴム手袋使用です。
オオニベ・ヒラスズキ・フラットフィッシュ
湯村武広・押川昌弘=写真・文
宮崎県はサーフ天国。しかし、同じサーフでも県北と県央では地形も水深も魚種も異なってくる。そんな宮崎サーフの実態を地元のベテランアングラーに教えてもらった。
目次
湯村武広
サーフは宮崎県北の夜の砂ヒラスズキがメインで、渓流やマイボートでのオフショアで宮崎を味わい尽くしている。宮崎県在住
押川昌弘
サーフは宮崎県央のデイゲームをメインに、とことんオオニベを探求する。秋冬は気合を込めてサーフに日参する。宮崎県在住
こちらの記事は『ルアーパラダイスKyushu 2022年早春号』に掲載したものをオンライン版として公開しています。
ウエーダーのタイプやソールはどんなのが適している?
【押川】
フェルトタイプを使用しています。
【湯村】
砂地だけならラバーでよいと思います。僕の通うフィールドは砂地にゴロタが絡むとか、ゴロタのみの場所もあるので滑りにくいピンフェルトを使用しています。
ネットは用意しておいたほうがよい?
【押川】
ランディングの際は分厚めのゴム手袋かショートギャフがあれば便利。ゴム手袋はオオニベを砂に上げた際にエラに手を入れるのに適していて、楽にランディングできます。素手では怪我します。必ずゴム手袋使用です。
【湯村】
ランディングは寄せ波のタイミングでズリ上げるので不要です。
レイヤリングの考え方を教えてください。
【押川】
人が多くて動けないときは厚めに、サーフを釣り歩けるときはやや薄めに。レイヤーではないが、ブルーシートがあるとタックルや釣り上げた魚を置いたりできて重宝する。
【湯村】
ベースレイヤーは汗蒸れの少ない通気性の高いシャツ、ミドルレイヤーは動きやすい保温性の高いもの。撥水性で保温能力も高いもの。アウターは必要な保温性が保たれる範囲でできるだけ薄いもの。防水もしくは撥水タイプ。キャストの妨げにならないタイプ。できたら釣り専用に作られたタイプ。
マナーやローカルルールがあったら教えてください。
【押川】
残念ながら釣り人が捨てるゴミもありますのでゴミは持ち帰りましょう。駐車場や駐車ペース付近での大便も遠慮して、買い物ついでにコンビニですませましょう。宮崎のサーフは広く、ポイントも多いですが、地元目線で遠征の方々にお願いしたいのは、遊歩道やサイクリングロードもありますので、それらの入り口には絶対に駐車しないでください。駐車スペースが狭い場所も同様です。
【湯村】
駐車時はほかに釣りに来る人のことを考えて停めたり、挨拶をかわすなど、基本的なことを守ると気持ちよく釣りができる。
サーフ天国・宮崎県の名手が答える! サーフフィッシングQ&A
こちらの記事は『ルアーパラダイスKyushu 2022年早春号』に掲載したものをオンライン版として公開しています。