釣りにキャンプに車まで！体験型アウトドア複合施設【THIRD Space札幌】がオープン

札幌市東区に新たなアウトドアの発信拠点が誕生した。『THIRD Space札幌』は、カスタムカーからギア、アパレル、釣り具までを一堂にそろえる複合型施設。“移動”と“装備”の両面からアウトドアライフを支えるこの空間は、釣り人にとっても心強い存在だ。体験型の展示と選び抜かれた商品が、フィールドでの過ごし方を大きく変えてくれる。

文と写真◎North Angler’s編集部

North Angler’sとは？：北海道での釣りを満喫するための情報誌。北海道の自然を体感するキャンプの情報や、フィールドを守るための環境問題にも光を当て、多角的な視点からアウトドアライフを提案している。誌面と連動したウェブサイト『つり人オンライン』での記事展開に加え、好評放送中の『ノースアングラーズTV』や公式動画チャンネルである『釣り人チャンネル』を通じても、北海道の釣りの魅力を発信している。

アウトドアライフを総合的に提案

2025年7月26日、札幌市東区伏古に複合型アウトドア施設『THIRD Space札幌』がオープンした。屋内外の広いスペースを活用した同施設は、アウトドアライフ全般を視野に入れた提案型の拠点であり、カスタムカーを中心に、アウトドアギアや衣類、さらに釣り具までを一括して取り扱う、北海道発の新しい発信基地となっている。

施設の中核となるのは、カスタム仕様の車両展示と販売だ。とくに三菱自動車『デリカD:5』のTHIRD Space限定モデルや、Cal’s Motor（キャルズモーター）による特別仕様車『Havana Sand Beach Edition』など、愛好者の目を引く車両が多数展示されている。これらは単なる車としてではなく、自然とともに過ごすための“ベースキャンプ”としての役割を持ち、車中泊やフィールドでの快適な過ごし方を提案してくれる。

THIRD Space札幌の特徴は、それだけにとどまらない。館内にはアウトドアを彩るギアやウェア類が豊富に並ぶ。MAMMUTやColumbia、Helinoxといった定評のあるブランドが軒を連ね、北海道ではあまり見かけないOGAWAの本格派キャンプ用品もラインナップに加わっている。商品の陳列にも工夫が凝らされており、実際に使用する場面を想像しながら選べる空間づくりが印象的だ。

さらに特筆すべきは、釣り具コーナーの充実ぶりである。アブガルシアやシマノなど、信頼の置けるメーカーの製品が常設で取り扱われており、道内各地のフィールドに適したロッドやリール、アクセサリー類が揃っている。淡水のトラウトルアーから本格的なショアジギングまで幅広く対応可能な品ぞろえは、釣り具目当てで来店しても充分な満足感を得られるはずだ。

「THIRD Space札幌」の他にない魅力

THIRD Space札幌を手がけるのは、北海道三菱自動車販売のグループ会社であるD&Dマネージメント。自動車販売の枠を超え、アウトドアを通じた新たなライフスタイルの提案を目的に、同プロジェクトをスタートさせた。「車の展示場」でも「アウトドアショップ」でもない、「体験型アウトドア複合施設」という独自の立ち位置を確立している点は、他の商業施設にはない大きな魅力となっている。

釣り場へ向かう前に立ち寄って装備を整えたり、新たな道具に出会ったり、自分のフィールドスタイルをアップデートしたり──。THIRD Space札幌は、釣り人にとっても“次の一歩”を後押ししてくれる場所である。今後は、道内外からの注目を集める拠点として、その存在感をさらに高めていくに違いない。ぜひ一度、訪れてほしいスポットである。

【THIRD Space札幌】
札幌市東区伏古11条5丁目1-30
TEL：011-788-7008