つり人社から発売されている書籍には、釣行時にクマに出会わないためには? クマを見かけた時の安全の確保は? 万が一襲われた時、なるべく生存率を上げる対処法は? などなど。クマに関する知識を深め、安全に向き合うための専門家による知見をまとめたものがあります。
クマの生態を理解し、自然の中で安全に過ごすための必読情報
つり人オンライン=まとめ
2024年に入ってから、国内では野生のクマとの遭遇事故のニュースを頻繁に目にします。
きょう(5/31)未明も群馬県安中市の住宅にクマが入り込み、夫婦が大けがを負った事件が発生しました。この地域ではこれまでクマにケガをさせられた事故は起きていなかったということで、他の地域で近年頻発している事故と同様に、クマの行動範囲の変化を示唆するものと言っていいでしょう。
もはやクマとの遭遇は自然の中だけのものではなく、誰にでも起こり得る事態であり、その際に適切な対処ができるかどうかが生死を分けることもあります。
2022年秋には北海道・道南地方にて「North Angler's」取材班がヒグマに遭遇しました。上記の動画はその一部始終を映したものです。
つり人社から発売されている書籍には、クマに関する知識を深め、安全に向き合うための専門家による知見をまとめたものがあります。
釣行時にクマに出会わないためには? クマを見かけた時の安全の確保は? 万が一襲われた時、なるべく生存率を上げる対処法は? などなど。
たとえば『熊が人を襲うとき』は、NPO法人日本ツキノワグマ研究所理事長・クマ研究者の米田一彦さんが、過去の報道や記録から1993件の人身事故例を徹底的に分析した内容をまとめた1冊です。この本ではクマに襲われたときの対処として、うつ伏せになって首をガードする方法が紹介されています。
人間の体の前面は加害に弱く、攻撃は背で受けて凌ぐべきだ。我々も怖く感じる大グマほど攻撃は短時間で終わり、悠々と森に隠れる。闘うよりも現代の高度医療に頼るべきだ。
※『熊が人を襲うとき』P154~155より引用
これらの書籍は、クマとの遭遇に備えるための知識と心構えを与えてくれます。クマとの遭遇時に安全を確保するためには、事前の準備と正しい知識が不可欠です。つり人社のクマ関連書籍を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
『死ぬか生きるか 海・山・川 絶体絶命アウトドア体験談55』
海、山、川で、極限状況に陥った55の体験談を集めた書籍です。アウトドア活動をする際の危険に対する意識を高めるとともに、万一の事態に備えるための具体的な知恵を伝えています。
定価:1,650円(税込)
著者:つり人社書籍編集部 編
四六判並製352ページ
『人狩り熊 十和利山熊襲撃事件』
十和利山で発生した熊襲撃事件を詳細に追ったこの書籍は、人間と熊の衝突がどのようにして起こり得るのかを深く探ります。事件の背景や詳細な経緯を知ることで、クマとの遭遇がもたらす恐怖と、その対策の重要性を理解することができます。
定価:本体1,600円+税
著者:米田 一彦
四六判上製272P
『熊が人を襲うとき』
熊が人間を襲う際の心理や行動を分析し、遭遇時の適切な対応策を含む、クマに関する知識を深めるための一冊です。クマの生態を理解することで、遭遇時のリスクを減らす方法を知ることができます。
『熊!に出会った 襲われた』
シリーズの第一弾として、実際にクマと遭遇した人々の体験談を多数収録。この書籍では、突然のクマとの遭遇という緊急事態において、どのように行動すべきかを示す貴重な教訓を知ることができます。
定価:本体1,111円+税
著者:つり人社書籍編集部・編
B6判並製160P
『熊!に出会った 襲われた2』
この続編では、前作に引き続き、実際に熊と遭遇し襲われた人々の体験談が紹介されています。具体的なエピソードを通じて、クマとの遭遇がどのような状況で発生し得るのか、そしてどのように対処すべきかを学ぶことができます。
定価:本体1,111円+税
著者:つり人社書籍編集部・編
B6判並製160P