今回はさまざまな旅するロッドを集めている。もちろん最先端のパックロッド界隈にも深い話をたくさん聞いてきたので、そちらもご注目。
【特集】旅するロッド。
「旅するロッド」をテーマに掲げた当初、丸ごとパックロッドの1 冊をつくろうと考えていた。近年のパックロッドブームは一過性のものではなく、トラウトロッドをより複雑に、よりマニアックに、つまりより楽しくしてくれる可能性に満ちたアイテムと考えたからだ。しかし、旅は何も土地から土地へと移動するだけのものではない。時間を超え、記憶が伝わり、人から人へと道具が渡っていくことも一種の旅だろう。だから、今回はさまざまな旅するロッドを集めている。もちろん最先端のパックロッド界隈にも深い話をたくさん聞いてきたので、そちらもご注目。
定価:2,200円(税込)
出版年度:2024
A4変型判164ページ
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目次
6 鱒の肖像。文と写真=足立聡
13 モノを旅する。文と写真=丹律章
14 川風を継ぐ。頼りは65 年前の写真。家族のレガシーを訪ねる釣り旅。文と写真=酒向智史
21 BOOK REVIEW 鱒の古書店
23 渓の隣人
24 特集旅するロッド。
26 3周目のグラスロッド。今一度ゆったり、グラス党のすすめ。
34 吹雪イワナとエキスパートカスタム。つくり手から釣り人へ。時を超えて旅するロッドがある。
42 二刀流の尺ヤマメ釣り。戦術に応じたベイトとスピニングの使い分け。文と写真=黒澤将輝
48 4ピースの遊びと真剣。投 げて、誘って、イワナを釣った『G +アイコン』ガチレビュー。
53 その先のパックロッド考。
56 北の大鱒パックロッド。メインロッドは4 ピース。大鱒ゲームの主役になる時がやってきた。文と写真=福士知之
61 超える、このロッドで。今が旬、注目パックロッドカタログ。
68 美鱒に届く冒険ロッド10 選。
71 初夏の渓、食わせの鍵はライズアップだ。ヤマメとゴギ、グラスのパックロッドで大山 2 大ターゲットを追う。文と写真=松井伸吾
75 釣り旅のランディングネット。
83 コラムの森
●エラン・ヴィタール 松本宏人 ●尺ヤマメへの挑戦 榎本崇 ●ふたしかな魚 宮澤秀規 ●あと1河川 坂下武彦 ●釣友2 人 − 追想 − 高橋辰美
94 TROUT NOVELS. 今夏、歩きだす君へ 文と写真=柴光則
96 TROUT NEWS STAND
99 山滴る。文と写真=石塚恒魔女の一撃、アマゴの癒し。
104 ロクマルのヤマメ釣り。渓流タックルで釣る春の本流ヤマメ。
110 Old is New. トラウト温故「釣」新。文と写真=荒川大悟
114 棟方トラウトゼミナール。文=棟方有宗
118 本日開講! 釣りが上手くなる生態学Q&A。解説=棟方有宗
123 相模川水系上流域C&R 区間・釣行のすすめ。文と写真=木岡弘充
126 大鱒に食わせるジョイントミノー3つのパターン。文と写真=仙北谷祐輔
129 From Readers 読者の手紙。
131 切り札は、高浮力シンキング。タフ尽くしの1日、しかし渓魚と遊ぶ技がある。
137 渓の尺もの実績ミノー。昨シーズンの優勝ルアーをアングラー4名が語る。
145 EUREKA!
151 木曽御嶽、最も長い1㎞。文と写真=朝賀敬一・典子
159 New Tackles
162 Next Issue