瀬戸内海で最も簡単に釣れる魚は何か? それはタイラバで釣るマダイかもしれない。岡山県宇野港を拠点にすれば、観光がてらのタイラバ釣りも素晴らしく気軽に味わえる。
瀬戸内フィッシングツアーズでマダイ尽くしの旅
写真と文◎編集部
瀬戸内海で最も簡単に釣れる魚は何か? それはタイラバで釣るマダイかもしれない。岡山県宇野港を拠点にすれば、観光がてらのタイラバ釣りも素晴らしく気軽に味わえる。
この記事は月刊『つり人』2022年6月号に掲載したものを再編集しています
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マダイ尽くしの旅
瀬戸内の島々や香川県高松市を結ぶ玄関口となる宇野港に「UNOHOTEL」と「瀬戸内温泉たまの湯」がある。この両施設を経営している宇野港土地の宮原一郎さんが、今回の案内人だ。
「タイラバでマダイを釣って、釣った魚を料理してもらう。その間に温泉で疲れを癒し、きれいなホテルでゆっくりとくつろぐ。宇野ではそんな釣り旅を楽しめます」
「落として巻くだけ」とシンプル極まる操作のルアーフィッシングがタイラバである
瀬戸大橋を背景にタイラバ。ここも一級ポイントのひとつ
宇野港土地は玉野市で100年以上続く会社だ。宮原さんは東京都新宿区で生まれ育ったが、郷里が宇野で少年時代の夏休みによくすごした。振り返れば「楽しい思い出しかない」と言う。
「東京で育ったからこそ宇野の魅力がよく分かるんです。豊かな魚が泳ぐ穏やかな海があり、岡山は晴れの国と呼ばれるように気候も温暖です。年間降水量がとても少ないんですね。ただ玉野市はフェリーの町です。いつしか多くの人が通り過ぎるだけの町になって、私が大人になってからはとても寂れてしまった。宇野に滞在して、宇野の魅力をたくさんの人に知ってほしい。そんな思いで2013年から日帰り温泉を開業し、2021年からホテル経営を始めました。どちらの施設もマダイを釣って食べられるプランがあります。たまの湯では和食のマダイ料理を、ホテルでは洋食のマダイ料理を提供しています」
提携する遊漁船は、その名も「瀬戸内フィッシングツアーズ」という。もともと「フィッシングガイドかわい」という屋号で遊漁船を経営していた河合利哉船長との出会いがきっかけで、宮原さんは釣りのサービスを始めたのだ。
遊漁船
瀬戸内フィッシングツアーズ
(TEL090・9505・0204)
写真の南野貴有船長は27歳。「瀬戸内フィッシングツアーズ」の2号船を担当。本格的なレンタルタックルも用意されている。出船場所はたまの湯のすぐ横。出船は7時、帰港は14時。You Tube では瀬戸内の多彩な釣りを発信中
タモ入れは船長が素早くアシスト
一日一組限定で無人島キャンプが楽しめる「瀬戸内貸切無人島KUJIRA-JIMA」。ここではカヤックフィッシングが人気。気になる人はホームページをチェック
https://www.kujira-jima.jp/reservation/
後編「レンタル充実、手ぶらの釣行も可能」へ続く……
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