JBTOP50開幕戦・七色貯水池が閉幕しました。優勝は初日に10キロに迫るリミットを叩き出した河野正彦選手。既報のとおり、ヒューマンフイッシングカレッジ出身の23歳です。
2023年JBTOP50開幕戦・七色貯水池選最終結果
金澤一嘉=写真、編集部=まとめ
JBTOP50開幕戦・七色貯水池が閉幕しました。
優勝は初日に10キロに迫るリミットを叩き出した河野正彦選手。既報のとおり、ヒューマンフイッシングカレッジ出身の23歳です。
河野選手は北山川最上流を中心としたバックウォーターで3日間サイトフィッシングを押し通し、2日目以降も粘り強くバスをかき集め、猛追する梶原智寛選手を振り切り優勝を決めました。ちなみに、ライブソナー魚探は非搭載の肉眼によるサイトフィッシングオンリーだったということです。
今回の七色戦は、直近の同フィールドで優勝している大本命の山岡計文選手と三原直之選手が予選落ちするという波乱がありました。試合本番にかけての大雨など原因はいくつか考えられますが、つまるところ選手達が知る春の七色ではなかったということでしょう。
河野選手の勝因は間違いなく初日に圧倒的なウエイトを稼いだことですが、それは河野選手のある"気づき"によるものでした。それは、プラの段階から北山川最上流にほとんど見られなかったバスが、直前プラ終了間際のぎりぎりのタイミングで上流に差してきたということです。事実、競技初日のスタート時は過半数の選手が下流に舵を切りました。それは、もはや標準装備となったライブソナー系魚探があれば、上流のシャローにこだわらず下流のミドルレンジでもライブサイトが可能なこと、あるいは中下流のシャローにも産卵絡みのバスが確認されていたからかもしれません。少なくとも、多くの選手にとって最上流はノーマークだったということです。
そして、河野さんは狙いどおり北山川の最上流で初日に爆発。大会ビッグフィッシュとなった65センチ・4キロオーバーのモンスターは、奇しくも2019年に同時期の七色戦で優勝した三原選手のウイニングルアーでもありました。そのほかのメインルアーはハドルフライやサイコロラバーのノーシンカーやダウンショットなどでした。
河野選手はいかなるアングラーなのか。そしてプラから試合にかけてどんな戦略を組み、猛者たちを圧倒したかなど、バサーで徹底詳報予定です!