JB TOP50最終戦（福島県桧原湖）の予選が終了しました。最終日を残して暫定首位（この記事では最終的な判定基準であるウエイトを元にした順位で話を進めます）は梶原智寛選手。ワイルドカード遠賀川戦ウイナーです。桧原湖で2日間10192gというウエイトは驚異的。初日は複数のモンスターラージを持ち込みました。
梶原選手が予選を終えトップ重量。気になるトップ争いの行方は
梶原選手。桧原湖で2日間10192gという驚異的ウエイトをたたき出した
初日にはモンスターラージをウエイイン
JB TOP50最終戦（福島県桧原湖）の予選が終了しました。最終日を残して暫定首位（この記事では最終的な判定基準であるウエイトを元にした順位で話を進めます）は梶原智寛選手。ワイルドカード遠賀川戦ウイナーです。桧原湖で2日間10192gというウエイトは驚異的。初日は複数のモンスターラージを持ち込みました。
それを追うのが藤田京弥選手（9332g）、藤田夏輝選手（8949g）。来期からB.A.S.S.エリートシリーズに参戦する藤田京弥選手はこの試合が最後のTOP50になる可能性があります。並々ならぬ勝ちへの意欲があるのではないでしょうか。最後の最後で兄弟による優勝争いが実現したのも胸が熱くなるポイントです。
9332gで予選を2位通過した藤田選手。写真は初日にウエイインしたラージマウスバス
そして、最終戦ということで、年間レースが最大の見どころとなります。試合前の時点で暫定首位は小森嗣彦選手。その小森選手が24位で予選を通過したため、逆転AOYの可能性がある選手はかなり絞られました。
小森選手は2日間で5444gを釣りあげて予選を24位で通過
江尻悠真
第4戦までの年間順位：2位
小森選手との差：12p
今戦の暫定順位：28位
今泉拓哉
第4戦までの年間順位：3位
小森選手との差：16p
今戦の暫定順位：15位
吉川永遠
第4戦までの年間順位：5位
小森選手との差：24p
今戦の暫定順位：6位
青木唯
第4戦までの年間順位：6位
小森選手との差：25p
今戦の暫定順位：11位
小林知寛
第4戦までの年間順位：8位
小森選手との差：29p
今戦の暫定順位：25位
小森選手に大きなアドバンテージがあることは間違いありません。仮に小森選手が現状維持の24位で試合を終えた場合で考えてみます。この時点で吉川、青木、小林選手は逆転不能になります。
現時点で小森選手よりも下位につけている江尻選手は最終日のスーパービッグウエイトが必須。20名クラスのごぼう抜きを決めれば可能性が出てきます。今泉選手は7位で逆転が可能です。
小森選手が仮に28位まで順位を落とすと、吉川選手は3位、青木選手は2位で逆転。最終日に小森選手がブレーキを踏むことがあれば、まだまだ4選手にも充分可能性があるわけです。
小林選手は逆転優勝&小森選手30位フィニッシュでようやく同ポイントに並びます。そのうえで年間総重量で上回る必要があるのでハードルは極めて高いといわざるをえません。
2022年のAOYレースは最終戦の最終日までもつれこみました。昨年最後の最後で藤田京弥選手にマクられた悔しさを小森選手は忘れてはいないでしょう。小森選手の前代未聞V4成るか。それとも逆転か。明日が天王山です。
