編集部2021年10月10日

12月の亀山湖で目撃した小林明人さんのビッグベイティング 後編

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近年、コアなアングラーの間で注目が集まっている低水温期のビッグベイトテクニック。ビッグバスの実績のあるリザーバーだけでなく、霞ヶ浦のようなマッディーシャローレイクでも実績があり、さまざまなフィールドで応用可能だ。今回は、O.S.Pのビッグベイト「火蓮(カレン)」の開発者でJB TOP50にも参戦中の小林明人さんによる12月の亀山湖での実釣を振り返ってみよう。

12月に高速巻きが効いた理由は?

写真と文◎編集部 

 近年、コアなアングラーの間で注目が集まっている低水温期のビッグベイトテクニック。ビッグバスの実績のあるリザーバーだけでなく、霞ヶ浦のようなマッディーシャローレイクでも実績があり、さまざまなフィールドで応用可能だ。今回は、O.S.Pのビッグベイト「火蓮(※発売は2022年4月予定)」の開発者でJB TOP50にも参戦中の小林明人さんによる12月の亀山湖での実釣を振り返ってみよう。

この記事は『Basser』2021年3月号スイムベイト特集号に掲載したものを再編集しています。Basserのバックナンバーは定期購読をお申し込みいただくとデジタル版バックナンバーが4年分以上読み放題! 詳しくはこちらをどうぞ

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小林明人(こばやし・あきひと)
O.S.Pでルアー開発を担当。JBTOP50の選手でもある。クローズドフェイスリールを用いたパワーフィネスをはじめとしたカバー攻略が得意。ドライブビーバーやHP3Dワッキーなど釣れるソフトベイトを世に送りだす。

12月に高速巻きが効いた理由は?

 取材を行なったのは2020年12月上旬の亀山湖。水温はまだ10℃を割っておらず、真冬の一歩手前といったタイミング。ターンオーバーも各所で見られた。

 出船時間の6時30分にトキタボートの桟橋を離れ、ボート屋対岸のカバーを本湖方面に流していくと、ものの15分でロッドが絞り込まれた。数秒のファイトの末抜き上げられたのは、傷ひとつないグッドコンディションの1㎏アップ。冬のリザーバーでビッグベイト縛りというお題を、あっさりとクリアしてしまった。


kobayashi-osp-karen (1)
ハンドル3回転の高速巻き+ポーズで本湖のカバー際を引くと、出船わずか15分でカレンが襲われた。亀山湖ではキッカーといっていい1㎏アップのグッドコンディション。この日トーナメントも行なわれていたトキタボートでの最大魚となった

 食わせたアクションは高速巻きからの一瞬のストップ。低水温期のビッグベイティングというとスローな使い方をイメージしがちだが、なぜ高速巻きにこだわったのだろうか。

小林「考えるべきは『食わせたいのか、チェイスをさせたいのか』ということなんですよ。

 取材前の練習でもそうだったのですが、スローに巻いたり、カバー際でチョンチョンやってやるとたしかにチェイスはかなりありました。が、食わせるのが難しい。バスにスイッチが入りづらいんですね。

 12月の水温で高速巻きについてこれるバスは多くないですが、そのぶん反応したバスにはルアーを見切らせず本気食いさせることができます。その高速巻きに一瞬ポーズを入れてやることで、バスが追い付いて食う間を与えてやりました」

 取材を続けていくなかでとくに驚かされたのが、リップを備えたビッグベイトのカバー回避能力の高さだ。水面に横たわった枝越しのアプローチでも、リップが支点となってボディーが起き上がり、面白いように乗り越えてくる。亀山湖のようなカバーが多いフィールドでは、リップレスタイプのビッグベイトよりも引けるコースは圧倒的に多いだろう。


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スキッピング性能とカバー回避性能に優れているため、オーバーハング下はもちろん、込み入ったカバー最奥の狭いスポットを探っていく

 



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カバー際へ撃ち込むときは、着水音に注意したい。着水直前にしっかりとサミングを行ない、写真のように腹の面から「パシャ」「パチン」と鳴るように落とす

 ビッグベイトというとロマンの釣り、根性の釣りと思われてしまいがちだが、まずは難しく考えず、カバーに強いリップ付きタイプのモデルを使ったただ巻きからはじめてみてはいかがだろうか。

前編:「ビッグベイトで1尾」への最短距離はただ巻き

 

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