でかバスをロボットのように釣るさまから、付いた愛称はロボ。自身のブランド、シグナルでは、でかバスを釣ることに特化したアイテムをリリースし続けている。 40年以上のキャリアを持つ奥田さんに影響を受けたルアーを伺いました。
デカバスを追い求める奥田さんに影響を与えたルアーとは!?スイムベイト編
でかバスをロボットのように釣るさまから、付いた愛称はロボ。自身のブランド、シグナルでは、でかバスを釣ることに特化したアイテムをリリースし続けている。 40年以上のキャリアを持つ奥田さんに影響を受けたルアーを伺いました。
この記事は「俺たちのヘビロテBASSルアー大全」を再編集しています
奥田 学(おくだ・まなぶ)
1967年生まれ。でかバスハンターとして、注目を集め続けるアングラー。自身の手がけるブランド「SIGNAL」では、対でかバスルアーを数多くリリースしている。また、シマノのバンタムシリーズのプロスタッフも兼任し、ロッドやルアーなどの開発にも貢献
SIGNAL https://www.signal-lure.com/
こちらの記事は 「俺たちのヘビロテBASSルアー大全」に掲載されています。バスプロ、ルアービルダー、釣具店の方々が自信を持っておすすめするヘビロテルアーを忖度なしで大掲載!!!本当に釣れるルアー教えます↓↓↓
スイムベイトという概念を構築したルアー
でかバスをロボットのように釣るさまから、付いた愛称はロボ。自身のブランド、シグナルでは、でかバスを釣ることに特化したアイテムをリリースし続けている。 40年以上のキャリアを持つ奥田のなかにもどうやら、影響を受けたルアーの存在があるらしい。
「キャスティークを含め、日本にビッグベイトとして、アメリカから最初に入ってきたなかにタロンっていうルアーがあってさ、まだビッグベイトっていうカテゴリーにもなっていない頃だったかな、デビューは。
当時はそれこそ、めちゃくちゃ釣れたでね。タロンは日本に入ってきて、すごくはやったルアーだった。当時のビッグベイト群の中ではいちばん釣れたんじゃないかな?
タロンは見た目どおり、テールの付け根が太いのと、ボディーもでかいから、ルアーの波動がすごく強くて、この手のビッグベイトを日本のバスは見たことがなかったから、すごく反応がよかったよ。投げた周辺のバスは全部ついて来てるんじゃないかってぐらいに。
自分としても、タロンの使い方を理解してたわけじゃないから、適当に投げて魚を引っ張ってきて食わせることができた。
最近でもないけど、日本に入ってきて記憶に新しいアラバマとかビッグスプーン・ブームがあったでしょ? あんな感じの釣れ方って言ったほうが分かりやすいか」
スイムベイト開発のキッカケ
「琵琶湖、リザーバー、野池でもタロンを使いに使い倒して、かなりいい思いもした
投げたら、そのポイントのいちばんでかい個体が、バッコーンって一撃で食うもんでさ。このルアーには、影響もそうだけど、すごく衝撃を受けたね。
ただ、ルアーを長い時間使っていくと、だんだんと足りない部分が見えてきた。タロンの弱点としては、スローに引けないところ。
ルアー自体がかなり強いし、スローリトリーブができないから、夏から秋、秋から冬のような季節の変化や、冷たい雨による急激な水温低下で魚がタフったりする状況に対応できないって気がついたんだよね。
タロンはルアーの動きが早いから、コンディションが悪いと魚がルアーに追いつけなくてね。だから、タロンをもっとスローに引ければ、アプローチの幅が広がるなと思った。
これが、自分のなかでビッグスイムベイトの原点になり、自分でもルアーの開発を始めるきっかけになった。
最初は、シグナルでクジラという、スローに使えるスイムベイトを作り、かなり釣れてはいた。ただ、知っている人は知ってると思うけど、背中が平らで、シルエット的には魚っぽさがないから、見切られるケースもあった。なので、もっとベイトフィッシュっぽいリアルなシルエットを求めるようになった。魚が違和感なく食えるように。
そして、スイムベイトは、バスの口にすぽっと入らないと、フッキングしづらいため、確実に口に入るような素材だったり、大きさだったりを突き詰めていったルアーがデビルスイマーになったわけ
オスプレイ/タロン
デビルスイマー開発のきっかけとなったルアー。投げるだけでバスがチェイスし、バイトする圧倒的吸引力が魅力。ビッグスイムベイトというカテゴリーの先駆けルアーのひとつ
シグナル/デビルスイマー
スイムベイトの名作のひとつデビルスイマー。デッドスローでもテールが優しく動き、シルエットと波動でバスを誘惑。発売して時間が経つ今も、1軍のスイムベイトとして使うユーザーが多い
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