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編集部2016年10月28日

THE HISTORY OF ALLSTAR CLASSIC :第24回

Basser バス釣り

2009年に開催された第23回大会。変化し続ける状況のなか2日間安定した釣果を積み上げた赤羽修弥選手が2連覇を達成しました。 バス釣りの専門誌バサーが、バス釣りのテクニックから道具、試合の最新情報、初心者のバス釣り入門までバスフィッシングのすべてを公開しています。

2日間安定した釣果を積み上げた赤羽修弥選手が2連覇を達成

Basser編集部=写真と文


第23回大会・霞ヶ浦・北浦(出場23名)                        
Place Name Total weight(g)
1 赤羽修弥   8700
2 小森嗣彦   6930
3 清水盛三   6500
4 吉田幸二   5960
5 江口俊介   5790
※表中敬称略にて失礼します

DAY1

2009年10月31日(土)、茨城県霞ヶ浦水系。
『Basser Allstar Classic 2009』の第1日目が始まった。
 
2009年の霞ヶ浦は北寄りの風がおだやかに吹くまずまずのコンディションに恵まれた。
 
6:00am、スタートフィッシング。
本部がある土浦新港から23名の選手たちが美しい日の出に向けてボートを疾走させていった。
DSC_0203
9:00am、土浦新港周辺は晴天。気温は17℃。
暑いくらいの陽気に恵まれている。
先週の台風の影響により水色はやや濁りといった状況に各選手たちがどう対応するのか、興味は尽きない。
 
10:00am、田辺選手と清水選手が2000gオーバーのウエイトを叩き出している。
ただし、江口選手も1尾ながら1kg以上の魚をキャッチしているとの情報もあり、混戦が予想される。
 
12:00pm現在の途中経過が発表された。
暫定トップに立ったのは、10時の時点で3尾/2000gだった赤羽選手。
リミットメイクを達成して、4000gオーバーの高ウエイトをマーク。
他の選手を引き離しにかかっている。
 
 
赤羽選手以外にリミットメイクしているのは、清水選手のみ。
5尾で2900gという推定ウエイトだ。
 
 
注目は今年度のJBワールドチャンピオンを獲得した小森選手。
リミットメイクには届かない4尾ながら、3500gというウエイト。
平均900g 近い魚をキャッチしていることになる。
 
 
また、江口選手は1尾の釣果ながらかなりのビッグフィッシュをキャッチしているとの情報も入ってきている。
今後の動向から眼が離せない。
 
 
大会本部がある土浦新港は快晴に恵まれているものの、現在テントが飛ばされそうになるほど強い北東風が吹いていて湖上はかなり荒れていると思われる。
これが釣果にどのように影響を及ぼすのか?
 
 
2:30pm、ウエイインが始まった。
DSC_0123
途中経過の情報どおり、暫定トップはディフェンディングチャンピオンの赤羽選手。
リミットメイクし、トータルウエイトは5,360gと、23選手中ひとり5kgオーバーを達成!
連覇の栄冠をグッと引き寄せている。
DSC_0338
続いて暫定2位になったのは、かなりの大型をキャッチしているとの事前情報が入っていた江口選手。
圧巻の2,920gをウエイイン。会場が大きくどよめいた。
この魚以外にも3尾を持ち込み、トータル4,720gと好位置につけている。
 
 
その他、リミットメイクしたのは田辺選手、蛯原選手、清水選手の3名。
田辺選手はトータル4,440gを持ち込み、トップと920g差の3位。
4位の蛯原選手はトップと1,180g差という状況だ。
 
 
明日の土浦周辺の天候は晴れ、気温は今日よりも若干上がるという。
気になる風向は南西。今日とはまったく逆からの風になるため、選手にとっては厳しい状況といえそうだ。
風を味方につけた選手が上位に入ってくるかもしれない。
 

DAY2

2009年11月1日(日)
『Basser Allstar Classic 2009』のDay2が始まった。
美しい日の出に恵まれた昨日とは打って変わって今日の土浦周辺は薄い雲に覆われている。
 
 
5:50am、スタートフィッシング。
23名の選手たちが、前日とは逆のフライト順で土浦新港から広大な霞ヶ浦水域に散っていった。
DSC_0226
風向は南西。今のところそれほど吹いておらず、先にフライトした選手が有利になるのではという声も聞かれた。
ただし、太陽が昇ってからは南西風が強くなると予想されているため、これからの時間帯は風裏となる南岸や各流入河川に選手が集中することになるかもしれない。
 
 
8:00am、第1回目の途中経過発表。
スタートしてから2時間しか経っていないうえフライトに1時間ほどかける選手もいるため、それほどの釣果は期待できないが、やはり魚をキャッチしているのは前日暫定1位の赤羽選手。
すでに2尾/1,200gという釣果で連覇へ向けて好スタートを切ることに成功したようだ。
 
 
朝はやはり水温が低いようで、釣果は伸びていないようだが、昨日同様水温が上がる日中に向けて各選手、数を伸ばしてくることが予想される。
 
 
ただし、何が起きても不思議ではないのがバサーオールスタークラシック。
今後の展開から目が離せない。
 
 
10:00am、この日2回目の途中経過発表が行なわれた。
注目の赤羽選手は8時時点と変わらず、2尾/1,200gのままながら、前日と合わせると6,500g以上のウエイトを叩き出し、推定ウエイトではトップをキープ。
他の選手を引き離しにかかりたいところだ。
 
 
しかし、Day1をトップで通過した選手はDay2には相当なプレッシャーがかかるため、釣果を伸ばしにくくなるのがこれまでの傾向。
しかも赤羽選手には「バサーオールスタークラシック連覇」という偉業達成がかかっている。
その両肩にずしりとプレッシャーが乗ってきて いることは想像に難くない。
 
 
一方、これを追うのが蛯原選手と田辺選手。
蛯原選手は1000g/1尾のままだが、1kgオーバーの魚はすべて1,000gで報告されるため、前日の4,180gにどれだけのウエイトを乗せているのかは現段階では不明だ。
田辺選手はまだノーフィッシュのまま。
 
 
総じて多くの選手が苦戦している状況だが、昨日も水温が上がる11時頃になってから数を伸ばした選手がほとんどだった。
これからの数時間でどれだけ数を伸ばせるかが勝負所になるかもしれない。
 
 
1:30pm。ウエイインショーが始まった。
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赤羽選手を追撃する江口選手、田辺選手、蛯原選手、小森選手らDay1の上位選手に注目が集まったが、江口選手、蛯原選手、田辺選手がそろってリミットメイクできずに終わるという想定外の展開。
 
 
そんな中、12:00pmまでノーフィッシュだったという清水選手がラスト1時間で猛チャージをかけ、見事リミットメイクを達成。3,310gを持ち込むことに成功。
 
 
この他、リミットメイクしたのは前日暫定5位だった小森選手と前日ノーフィッシュだった青木選手。
小森選手は前日とほぼ同ウエイトの3,450gを持ち込んだ。
 
 
結局、『Basser Allstar Classic 2009』を制したのは2日間続けて安定した釣りを展開した赤羽修弥選手。
今日もリミットメイクを達成して3,340gを持ち込みトータル8,700gと圧巻のウエイトで大会2連覇を達成した。
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Basserオールスタークラシック2009
FINAL Result
優 勝 赤羽修弥 8700g 10尾
2位 小森嗣彦 6930g 9尾
3位 清水盛三 6500g 10尾
4位 吉田幸二 5960g 7尾
5位 江口俊介 5790g 6尾
6位 蛯原英夫 5690g 6尾
7位 小野俊郎 5220g 7尾
8位 田辺哲男 5040g 6尾
9位 加藤誠司 3640g 4尾
10位 成田紀明 3610g 5尾
11位 庄司 潤 3530g 5尾
12位 並木敏成 3360g 5尾
13位 河辺裕和 3330g 5尾
14位 青木大介 3000g 5尾
15位 関和 学 2710g 3尾
16位 大熊一徳 2340g 3尾
17位 川口直人 2070g 3尾
18位 吉田秀雄 1900g 3尾
19位 山木一人 1450g 3尾
20位 沢村幸弘 1300g 2尾
21位 深江真一 1050g 2尾
22位 橋本卓哉  720g 1尾
23位 山田貴之   0g 0尾



掲載は2010年1月号


2016/10/28

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