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つり人編集部2021年10月9日

コロダイ&タマンと一緒にねらいたい魅力的ターゲット9選 後編:イサキ・フエダイ・クエ・マダイ&クロダイ

ハマフエフキの近似種にフエダイやクロホシフエダイがいる。近似種だけに釣り方やエサ、激アタリ、強い抵抗などの釣り味はハマフエフキとさほど変わらない。しかし、味の評価はこの2種のほうが数段上だ。

著者:中本嗣通

解説◎中本嗣通(なかもと・つぐみち)

編集◎月刊つり人編集部

1959年生まれ。大阪府在住。カレイ、大ギスをメインにコロダイ、カワハギ、マダイなど旬の魚を追いかけて精力的に釣行。釣り雑誌に釣行記やエッセイを執筆し、メディアにも出演。個性的なキャラクターで人気が高い。投釣倶楽部大阪会長。

前編:カワハギ・メイチダイ・ブダイ・ヒメジ・カサゴ はこちら

目次

     
南紀エリアのゴロタ石海岸
南紀エリアではこのようなゴロタ石の海岸が連続し、磯魚はどこからでもねらえる。自分だけのポイントを捜してみるのも楽しい

日没後に釣りやすいサブターゲット4選|イサキ・フエダイ系・クエ・タイ系

イサキ|スピード感あふれる引きだが口切れに注意

イサキ
沖釣りや磯釣りでしか釣れないと思っていたイサキだが、夜になると浅場に寄るのか投げ釣りでも釣れる。群れで回遊しているのかは連続でヒットするケースが多い

個人的に釣れてうれしい真夏のサブターゲットがイサキだ。沖釣りや磯釣りの対象魚として知られるが、夜は磯周りの浅いポイントまで回遊してくるため投げ釣りでも充分にねらえる。スピード感あふれる魚信とシャープな引きが楽しめるが、口回りが柔らかいため口切れを起こしやすい。バラさないようパワータックルで引き寄せるスリリングさは、コロ・タマにはないイサキならではの釣趣だ。

釣れるのは30~40cmが主体だが、まれに50cm近い大型がヒットすることもある。圧倒的に食いがいいエサはイワイソメ。イサキを専門にねらうならハリスは8~10号、ハリはサーフ真鯛のM~Lと全体に小ぶりな仕掛けを用いる。ハリが大きいと食い込みが悪くなるので要注意だが、本命が当たったときに苦労することもあるためバランスを考えたい。イサキは暑い時期に脂が乗ることから、刺身や塩焼き、洋風のカルパッチョやポアレといった料理が向くようだ。

イサキの取り込み
沖釣りではメインターゲットであるイサキ。口が柔らかいから取り込みに気を使う

フエダイ系|ハマフエフキより数段美味な近似種

フエダイ
フエダイの仲間もよくヒットする。南紀エリアでは40cmまでの中、小型が多いが、高知西部では大型も釣れる。これも美味しい魚なのでぜひ食してほしい

ハマフエフキの近似種にフエダイやクロホシフエダイがいる。近似種だけに釣り方やエサ、激アタリ、強い抵抗などの釣り味はハマフエフキとさほど変わらないが、味の評価はこの2種のほうが数段上だ。特にフエダイは「箸でつついて鍋の底を割るほど美味しい魚」ということで「ナベワリ」という俗称が四国南部であるほど。ハマフエフキとは明確に区別され、浜値にも格段の違いがあるという。クロホシフエダイも同様に白身魚として市場評価が高く、ともに盛夏に旬を迎える。

コロダイの近似種としてはコショウダイやオシャレコショウダイがおり、まれにヒットする。数はさほど多くないが、南紀方面でのコショウダイの価値は高く高値で取引きされる。

釣れたフエダイ
フエダイの仲間もよくヒットする。これも美味しい魚なので持ち帰っている

クエ|五目釣りの枠を超えた「究極のターゲット」

クエ
数は少ないが稀にクエが当たることがある。沖磯ではサオが立たないような大型がくることもある

五目釣りでひとくくりにするのがおこがましい魚がクエだ。圧倒的な魚体&存在感、計り知れぬパワー、最高ランクの食味、釣ったことに対するトロフィー感と、どれを取っても究極の磯投げターゲットと呼ぶに相応しい。日中は住み家となる岩穴に潜り込んで過ごすが、夜になるとエサを漁るため海底のシモリ周りを回遊する。このタイミングでコロ・タマ仕掛けに付けたイカや魚の切り身を見つけると食い付いてくるが、時折りPEライン10号+ハリス16~20号の仕掛けではどうにもならない大型が当たってくることもある。

紀伊半島南部ではマクエをはじめ、チャイロマルハタ、ヤイトハタ、それらのハイブリッド種が多く、いずれもサオをヘシ折らんばかりの激アタリをみせる。少しでも対応が遅れると一気にシモリに潜り込まれるため、スピーディーな合わせと引き寄せが必要になる。あとは力と運が勝負で、首尾よく浮かせれば決着が付いたも同然。投げ釣りで釣れるのは40~70cmの中型~良型がメインだが、まれに1m近い大物が磯投げで釣れたという情報を聞くこともある。

真夏は旬から外れるクエだが、それでも白身なのに口内に脂の甘みが広がる刺身、さらには定番のクエ鍋は文句なく最高ランクで美味しい。

タイ系|マダイ・クロダイ・キビレ、パワフルなのはヘダイ

紀伊半島の磯投げではマダイやクロダイ、キビレ(キチヌ)などもよく釣れる。これらは通常ならメインターゲットだが、コロ・タマと比較するとどうしてもパワー不足は否めない。ただしコロ・タマねらいの準レギュラー格のヘダイだけはひと際パワフルなアタリと抵抗をみせてくれる。いずれの魚もイワイソメ、エビ、イカに食ってくる。外海では当たれば40~50cmとサイズがいいのが特徴で、どれも美味だが意外とヘダイを好む人が多い。

危険な魚に注意|エイ・ゴンズイ・サメ・ウツボ・ハナミノカサゴ

磯場で投げ釣りをしていると、うれしい魚だけではなく危険な魚も食ってくる。エイ、ゴンズイなどは毒ヒレ・毒トゲを持ち、サメやウツボなどは鋭い歯があるため取り扱いには要注意。

カサゴよりも美味しいとされるハナミノカサゴも気を付けなければいけない魚。天女の羽衣のような美しいヒレには猛毒が隠されている。いずれも釣れたら無理をせずハリスを切って海にお帰り願うのが無難だ

磯場での投げ釣り
足場のよいポイントでもいろいろな魚が当たってくるから油断大敵。波にも要注意

タックルデータ

スーパーサブ「ターゲット」を意識した仕掛け

  • サオ: ダイワ・トーナメントサーフT-PT 37号 405E
  • リール: ダイワ・パワーサーフ6000QD
  • ミチイト: UVF棚センサーブライトNEO+Si2 8~10号
  • オモリ: 遊動タイプ30号
  • ハリス: ディーフロン船ハリス10~14号 50~80cm
  • ハリ: ささめ針・サーフ真鯛、ブレイドサーフ、磯投げバトルのL(チモトにルミカ・ルミコ〈ブルー〉や夜光玉を装着)
  • 穂先ライト: ルミカ・ぎょぎょライトLED

この記事は『投げ釣りパラダイス2021 秋冬号』に掲載したものをオンライン版として特別公開しています。

イサキ 魚種別釣りガイド フエダイ クエ

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