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つり人編集部2026年4月5日

玄界灘から大旋風!遊漁船発のタイラバ「烏賊ラバ」「海老ラバ」の破壊力

玄界灘で生まれた独創的なタイラバが、いま全国の海で結果を出し続けている。遊漁船の船長自らが現場でテストを繰り返し開発した「REAL FISHER」のタイラバだ。マダイだけでなく青物や根魚も狂わせる「烏賊ラバ」、低活性時に見せて食わせる「海老ラバ」、フォールの速さとアピールを両立したヘッド「烏賊ダマ」。現場主義が導き出した爆釣の秘密に迫る。

著者:月刊つり人編集部

文◎月刊つり人編集部

1946年創刊の雑誌「月刊つり人」を始め、数々の釣りに関するコンテンツを作成してきたつり人社の編集部。

現場主義から生まれた独創的なタイラバ「烏賊ラバ」

佐賀県伊万里湾の久原港を拠点に活動している遊漁船『REAL FISHER』を営む御厨圭祐(みくりやけいすけ)さんには2つの顔がある。ひとつは船長。そしてひとつがメーカー『REAL FISHER』の代表としての顔だ。

「こんなのがほしい、とか、こうすればもっと釣れるというアイデアは海の上で生まれますし、デザインもすべて自分が担当しています」

まさに現場主義。机上の空論ではなく、自分たちが使う道具としてルアー作りに向き合っている。

そんな同社の看板ルアーが2021年に発売された『烏賊ラバ』だ。

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烏賊ラバ:サイズ展開は45g、60g、80g、100g、120g、150g、200gの7 サイズ。全10 色。価格は1280~2000円(税込)

ジグ・インチク・タイラバの融合で青物や根魚も魅了

「実は市場に出す10年以上前から、うちの船宿に来るお客さんだけに向けたオリジナルルアーとして少数ながら作っていました」

当時は固定式で現在は遊動式である点を除けば、基本のコンセプトはほとんど同じという。そのコンセプトとは「ジグとインチクとタイラバの融合」という。

「だからこのルアーは硬めのジギングロッドでジャークして使ってもらってもいいし乗せ調子の軟らかいロッドでただ巻きで使ってもいい。その中間のインチクを意識して使ってもらうのもありなんですよ」

なぜ量産化に踏み切ったのかといえば、お客さんからの要望だ。

「他のエリアはわかりませんが、玄界灘のお客さんはマダイだけじゃ満足しないんですよ(笑)。マダイもよく釣れたうえで、ヒラマサも釣りたい、キジハタも釣りたいという人が多い。もちろん、通常のタイラバでも青物や根魚は釣れますが、うちのはジグに早変わりしてジグよりも青物が釣れ、インチクに早変わりしてインチクよりも根魚が釣れると評判になり、でも少量しか作っていなかったので、ちゃんと工場に発注して誰でも買えるようにしたわけです」

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REAL FISHER の代表であり船長である御厨圭祐さんが海老ラバで手にしたヒラマサ。「烏賊ラバも海老ラバもマダイがよく釣れるうえで青物と根魚がとってもよく釣れます」

リアルな目玉と強波動でドテラ流しの高活性時に効く

市販化の際にこだわったのがリアルスクイッドアイ。

「マダイのみならずフィッシュイーターの大半はイカが大好物ですし、目玉は文字通りよく目立ちますからアピールがとても高まります。そこで烏賊ラバでは本物のアオリイカの目をリアルプリントしました」

タイラバのメッカ・九州では置いていない釣具店がないほど浸透しているのは理由がある。

「まず形状を球体ではなく楕円にしたことで波動がとても大きいこと。九州に多いドテラ流しに合っています。特にベイトが多い、潮がよく動いているときに、この強波動がよく効いて、周囲のタイラバを圧倒するハイアピールでヒットが集中します」

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ケイムラケンサキグローの烏賊ラバにオレンジグローのつけイソメショートをセットしてキャッチした大型マダイ。船上でのこうした毎日が開発テストになる

低水温・低活性時に見せて食わせるリアルフォルム「海老ラバ」

烏賊ラバも相当目を惹くビジュアルだが、さらに上を行くのが2024年に発売された『海老ラバ』だ。

九州ではテンヤマダイ釣りの特効エサとして知られるアカエビをこれまたリアルに再現した立体フォルムで、もちろん遊動式。

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海老ラバ:サイズ展開は45g、60g、80g、100g、120g、150g、200gの7 サイズ。全12 色。価格は1300~2000 円(税込)

エサをセットする「エビラバ釣法」にも対応した孫バリ仕様

「これまた2つの使い方ができるハイブリッドタイプでして、ひとつは通常のただ巻きで。着底後の上昇時はエビの腹側が上を向きますがローリングはしません。そしてもうひとつが、低水温などによる低活性時に、タイラバのフックにエビを付けて釣る九州ではポピュラーなエビラバという釣り方に対応している点です。段差の孫バリ仕様になっているのは活きエビや冷凍エビのほかワームなどもセットさせやすくするためです」

烏賊ラバとの使い分けは、マダイの活性が高くリアクションで食わせたいなら『烏賊ラバ』。マダイの活性が低く、じっくりとスローに見せて食わせるなら『海老ラバ』が出しどころ。

見た目以上にストンとフォールするが、引き抵抗はやや強いのであまりに潮が速いとローリングすることから、潮が緩んだタイミング=マダイの活性も低めのときに投入したい。

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タイラバ用トレーラーワームである『つけイソメ』と『つけイソメショート』も開発。装着の際は一番短いハリに真っすぐになるようにセットする

より速く、より目立つタイラバヘッド「烏賊ダマ」

そして烏賊ラバと海老ラバのあとに登場した最新作が『烏賊ダマ』である。

こちらはヘッド単体での発売で、「烏賊ラバのユニットをそのまま使ってもいいし、手持ちのユニットを移植してもらってもいい」と御厨さん。

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烏賊ダマ:サイズ展開は30g、45g、60g、80g、100g、120g、150g、200g、250gの9 サイズ。全6色。価格は950 ~1600円(税込)

巨大な光る目玉とコンパクト形状でフォールスピードが向上

潮受けの強い扁平フォルムだった烏賊ラバよりもコンパクトな球体フォルムになったことでフォールスピードが格段に速くなったことから、スパンカー流しのバーチカルな釣りにも対応する。しかも「目玉である目玉」はさらに大きくなってボディーの半分以上の大きさに。リアルプリントはそのままに全色グローで光る目玉に。

「『烏賊ラバ』と『海老ラバ』はドテラ流しの海域で誕生したことから九州や日本海エリアで人気が高いんですが、先日横浜で開催された釣りフェス会場では多くの関東在住のユーザーと話す機会があり、思ったとおり東京湾では『烏賊ダマ』を使う方が多かったんですが、『烏賊ラバのアピール力がとっても効きます』とか『烏賊ラバと海老ラバの使い分けで楽しんでいます』という声も複数いただいて嬉しかったですね。だから、日本海だとかドテラ流しとかはあまり気にせず、どんな海域でも自由に使ってみてほしいですね」

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烏賊ダマはヘッドのみの販売。トレーラーは烏賊ラバから移植してもいいし好みのものを合わせるのもいい。全色リアルスクイッドグローアイを採用

※このページは『つり人 2026年4月号』に掲載した記事を再編集したものです。

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