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つり人編集部2026年3月21日

渓流ルアーロッドの最新トレンド。グラス復活とパックロッドの台頭

渓流ルアーの最新トレンドをエキスパートが解説!PEラインの普及によって弱点を克服し、再ブレイクを果たした「グラスロッド」の魅力とは?さらに、源流用から渓流の主役へと劇的な進化を遂げた「パックロッド」の実用性など、独自の進化を続ける最新ギア事情とロッド選びの基準を紐解く。

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まとめ◎宇野章則

季刊『鱒の森』のメインライターとして活躍するフリーランスの編集人。著書に『新渓流ルアー入門 渓流ミノーイングのベーシック丸わかり!』など。

目次

     

PEラインの普及で再燃!渓流ルアーにおける「グラスロッド」の魅力

ヘビーシンキングミノーや先調子のショートロッドなど、渓流ルアーの歴史にはこれまでエポックメイキングな道具がいくつか存在してきたが、近年最も多方面に影響を与えたアイテムがPEラインだ。渓流ではラインテンションのかかりにくいアップストリームが基本になることから、ルアーの操作性とフッキングパワーの伝達力を飛躍的に高めるPEラインの低伸度が釣り人たちに歓迎され、その有用性が認められると従来のナイロンラインに取って代わり一気に浸透した。

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UDグラスを使用したフルグラスロッドのパラゴンG4113と、カーボンとUD グラスのコンポジットロッドのG+インプGIB494(いずれもアングロ&カンパニー)

グラスの弱点をカバーするPEラインと、カーボンロッドの比較

その過程の中で、リバイバルを果たしたのがグラスロッドである。一般的にグラスロッドは軟調子であるためルアーの操作性に欠けるところがあるのだが、低伸度のPEラインがその不足を難なくカバー。これによりストレスの少ないルアーの操作性とグラス独特の曲がりの両立が可能になり、なかでも反発力に長けたUDグラス製を中心に今、グラスロッドが新たなファンを獲得している。

とはいえ、ブランクの鋭い反発を活かしたロングキャスト性能や、あるいは道具としてのシンプルな軽さの面ではやはりカーボンロッドに一日の長がある。特にアップストリーム時のダイレクトなルアーの操作性は他の追随を許さないものがあり、渓流ミノーイングのイロハを身に付けるうえではこちらが最適だ。

また、最近はグラスとカーボンの性能をいいとこ取りしたコンポジットロッドも人気。グラスらしいソフトな曲がりとカーボン由来のシャープな釣り味との共存が図られており、こだわりの釣り人たちにユニークな選択肢を与えている。

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カーボンシートの切り返しをそのまま意匠に採用し話題を呼んだG+インプ。カーボン部分のバットからベリーにかけて充分なパワーがあり、グラスとのコンポジットロッドながら50cmクラスのイワナとも渡り合える

機動力と性能を両立!渓流の主役になりつつある「パックロッド」

これまでパックロッドは源流釣り限定のアイテムであり、一般的な渓流釣りでは2ピースロッドが主流だった。しかしこの数年で様相が一変。普段の渓流釣りのメインロッドにパックロッドを選ぶ釣り人たちが増えている。

Stream-rod (4)
大きく移動する時は短く畳んで収納。両手を空ければ高巻きやヘツリを安全に行なえる

進化する3ピース・4ピースの実用性と、入門者におすすめの理由

その背景にあるのは、優れたパフォーマンスを誇るパックロッドの充実。とりわけベンドカーブの頂点に継ぎ目を持たない3ピースロッドの実用性が愛好家の間で見出され、携行性が高いにもかかわらずキャストフィールや操作性、重さの面で2ピースロッドと遜色ないことで人気に火がついた。

こうしたパックロッドへのニーズの拡大が、テクニカルな渓流ミノーイングの観点からも充分に満足できる4ピースロッド開発への注力を各メーカーに促すことにもつながり、渓流パックロッド全体がパフォーマンスの向上を果たしている。

もちろん、パックロッドは安全面からの支持も大きい。バックパックやベストに仕舞って持ち歩けるので入退渓がずっと楽だ。その意味でも今、パックロッドは入門者の最初の1本におすすめと言える。

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ベンドカーブの頂点にフェルールを持たない3ピースパックロッドはスムーズな曲がりが特徴。こちらはなかでも美しく弧を描くM&N コーポレーション/ストリーム・レジェーラSL-407MN-Si(写真はプロトモデル)

※このページは『つり人 2026年3月号』に掲載した記事を再編集したものです。

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