8月中盤から最盛期を迎えるショアタチウオ。岸から釣る際のワームやエサのセッティング方法をまとめました。
シーズン開幕前に覚えておけば間違いなし
8月中盤から最盛期を迎えるショアタチウオ。岸から釣る際のワームやエサのセッティング方法をまとめました。
この記事は『タチウオNight&Day 2018』に掲載したものを再編集しています。
目次
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ジグヘッドとワームのセッティング
▼ジグヘッドにスプリットリングを使ってトレブルフックを取り付ける際はフックの1本が真上を向き、残り2本が下向きでハの字になるようにする▼ワームを下にして、上からジグヘッドの軸でねらいを定める
▼ワームの穴にジグヘッドの軸を入れる。穴がない場合はできるだけセンターに刺すこと。ワームのほうを押し上げるように刺していくと真っ直ぐに入る
▼根元まできっちりと差し込む。ワームとジグヘッドのあいだに隙間を作らないこと
▼フックを引っ張りワームを少しだけ曲げながら1本のフック(①で上向きにしたフック)をワームの腹に刺す
▼ハリ先を入れながらワームを真っ直ぐに戻す。アイとスプリットリングがピンと張っている状態が理想
▼完成。アシストフックはワームの腹に刺したフックに先に取り付けておく。ワームの尻尾とアシストフックの軸とのあいだは開けておく
テンヤにキビナゴをセット(一般的なテンヤ)
▼腹側を下にせず、テンヤの上にキビナゴを真横に乗せると身が崩れず巻きやすい▼テンヤ付属の針金でキビナゴのエラブタの後方あたりから斜めに巻き始める
▼針金をクロスさせながら、どんどん巻き進める
▼身が軟らかいキビナゴはきつく巻くと崩れるので注意。ボディーの半分少しまで巻いたら……
▼余った針金をフックとキビナゴのすき間に引っ掛けて折り返しフックの付け根に巻き付ける
▼完成。キビナゴが横を向いているので不自然に感じるがタチウオの食いに影響はない
テンヤにキビナゴをセット(太刀魚ゲッター)
▼アーム部を開き、エサのキビナゴをハリ軸の上に乗せる感じでスタンバイ▼フェイスガードの穴にキビナゴの目を合わせ下アゴの部分に固定ピンを刺す
▼キビナゴの背中の黒い線に沿わせてアーム部の固定ピンを刺していく
▼アームとハリの軸で挟み込むように下側の固定ピンをキビナゴの腹に刺す
▼フック状になったアームストッパーをハリ軸に掛ける
▼完成。慣れれば数秒でキビナゴがセットできる
テンヤにドジョウをセット
▼生きたドジョウは、いったん波止の上に叩き付け弱らせてから使用する▼ドジョウの頭をオモリに付け、フック上部の剣に腹の部分を刺して軸に沿わせる
▼テンヤ付属の針金で頭から尻尾に向かってしっかりと巻いていく
▼ドジョウがぐらつかないように尻ビレのあたりまできっちり巻く
▼頭のほうへ巻き返し余った針金をアイなどに通して固定する
▼完成。ドジョウが大きすぎる場合は頭をハサミなどでカットしてから巻く
キビナゴのセット(ウキ釣り・1本バリ)
▼身が崩れていないきれいなものを選ぶ▼キビナゴの目玉の脇からハリを入れる
▼ハリ先を反対側に抜く
▼ハリを抜いてしまう。チヌバリなどでも同じ
▼背中の中央あたりにハリを刺す
▼硬い背骨でハリ先を留めて完成。仕掛けを垂らしたときにキビナゴが真っ直ぐになっていればOK
キビナゴのセット(ウキ釣り・垂直2本バリ)
▼下のハリを目玉から通し反対側に抜いてしまう▼その下バリを背の中央あたりに刺して硬い背骨でハリ先を留める
▼上バリはエラブタの硬い部分に引っ掛けるように刺す
▼完成。仕掛けを垂らしてキビナゴが真っ直ぐになっていればOK
キビナゴのセット(ウキ釣り・貫通タイプ)
▼付属ツールをキビナゴの胴体に貫通させる▼ツールにワイヤを仕掛けの輪を掛ける
▼ツールをゆっくり引き抜くとワイヤがキビナゴの胴体を通る
▼ハリをキビナゴの胴体に埋め込めば完成。腹より身がしっかりした背中を下にしてもよい
サンマなどの切り身のセット(ウキ釣り)
▼切り身の幅が太い場合は薄く5~6mm幅に切っておく。皮のほうからハリを入れる▼切り身を縫うようにさしていく
▼最後に皮側からハリを入れる
▼皮が白い部分を2~3cm残して完成。切り身を使う場合は軸の長いハリを選ぶこと
これ一冊で丸わかり!関西の船釣り最新テクニック
大阪湾、播磨灘、和歌山沖、若狭湾など、関西の主な海域を舞台に、大人気の「船テンヤタチウオ」「タイラバ」「落とし込み」など12の釣りの基本と実践を詳しく紹介。『つり人』連載時の情報に加え、よりハイテクニックな視点からのアドバイスや分かりやすい釣り方のイラストも大幅加筆。ほかに「メバル」「イサギ」「キス」「鬼アジ」「マダコ(船タコエギング)」「カワハギ」「マダラ」「深海釣り」「イカメタル」も紹介しています。
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