丸々一日の休みがなかなか取れない。午後には予定が……。 そんな多忙な時間の間を縫って、釣果を得るスタイルを提案します!
カジュアル&スタイリッシュに短時間の釣りを楽しもう
解説◎前田大介
こちらの記事は『SEABASS Life NO.13 夏号』に掲載したものをオンライン版として公開しています。
丸々一日の休みがなかなか取れない。午後には予定が……。
そんな多忙な時間の間を縫って、釣果を得るスタイルを提案します!
前田大介(まえだ・だいすけ)
snap and sarukanで釣りアイテムもリリースするグラフィックデザイナー。時短的シーバスゲームをポジティブに楽しむ
目次
『SEABASS Life NO.13 夏号』絶賛発売中!特集タイトルは『マッチザベイトの新常識』。シーバスが捕食するエサに合わせてアプローチを組み立てるマッチ・ザ・ベイト。言葉では分かっていても、どこをどのように合わせるのか、何を似せることが重要なのか? すべてのアングラーが知りたいこの釣りの新常識を深掘しています
1回の釣行時間ではなく、釣行回数を稼いで釣るスタイル
「家族ができてからですかね。丸々一日を釣りに費やすスタイルが減って、短い時間を使って釣りをするスタイルになってきたのは」
そう語るのは前田大介さん。シーズンを問わず、時短的シーバスゲームを楽しむアングラーだ。家族持ちになったり、仕事が忙しくなったりで、たまの休みをフルに使えることが少ないと嘆くアングラーは多い。しかし、前田さんは、けっして悲観的に時短的な釣りを実践しているわけではない。むしろ、月1回、1日フルに釣りを楽しむスタイルよりも、毎週、あるいは週に何度も釣行を重ねることのできる時短スタイルを満喫していると言っていいだろう。
「逆に時短スタイルだと休みの日じゃなくても釣りに行けるようになるので、結果として釣果は伸びます。あと、行けるタイミングで行くので潮は気にしつつもそこに依存しない釣り方や釣り場選びの工夫をするようになります」
潮まわりや休みを気にせず、短時間でも充足できるライトスタイルなシーバスゲームの楽しみ方、ぜひ取り入れて実践したい!
時短スタイルのメリット
釣行回数が増えるので日々の変化に敏感になる!
メリットは「休みじゃない日でも釣りができること」と前田さんは言う。朝の3時間や仕事帰りの1時間、あるいは仕事で出た先の帰り道など、空いた時間を利用して釣りができるのがメリットだ。「時間は短くても頻度が増えるので、通い始めるとパターンや傾向も見えてくるのもメリット。逆に行ければいつでも行くというスタイルなので潮まわりは選べません。このスタイルを取り入れてからバチや回遊ベイトの釣りはほぼやらなくなりました。生活スタイルと時合を合わせるのが難しいので。それよりも年中、イナッコ着きのシーバスや居着きを追ったほうが安定すると思います。潮は確認しますが、依存しすぎない釣りを楽しみます」
休みの日以外にも釣りができる
休みの日を待たずに、いつでも釣りに行ける。釣れない釣りも楽しむ。むしろ休みの日は、家族としっかりすごせるのが時短スタイルのメリット。釣りと仕事、釣りと家族を平和的に両立できる理想的なスタイル!
潮を選ばず楽しめる
仕事前や仕事後の1~3時間程度がライトスタイルの短時間釣行に費やせる時間。潮がよくても悪くても行ければ行く。潮の状態は確認しつつ、そのタイミングで釣りが成立するポイントを選ぶ。釣れなくてもOK。
予告ヒットの精度が上がる
釣れても釣れなくても、行けるなら毎日、ほんの短時間でも釣りに行くスタイル。同じ場所、同じエリアに高頻度で通うことで感覚が研ぎ澄まされ「今日は釣れる」という状況やタイミングがわかるようになる。
集中力の高い釣りができる
かぎられた時間、空いた時間を有意義にすごしたい。だからこそ集中力が増す。「今日、釣れそうだから30分だけ」「どうしても確認したいから5投だけ」みたいな釣りもアリ。そんな時の集中力の高さはスゴい!
次回▶︎▶︎▶︎ 「釣り場選びのコツを紹介します!」
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