全国おすすめ釣り場ガイド。神奈川県の「野島防波堤のカレイ釣り」をご紹介します。
シロギス釣りのトーナメンターが教えるカレイの大型ねらい
解説◎亀田智浩
この記事は月刊つり人2021年5月号の記事を再編集しています
全国おすすめ釣り場ガイド。神奈川県の「野島防波堤のカレイ釣り」をご紹介します。
亀田智浩
福島県いわき市出身、神奈川県在住、36 歳。江戸前サーフ所属。キス釣りトーナメントだけでなく、大もの投げ釣り、イシダイ、ルアーなどオカッパリ専門のマルチアングラー。主な実績は2016 年ダイワキスマスターズ全国大会優勝、2018 年シマノジャパンカップ投（キス）全国大会準優勝。個人記録はシロギス30.8cm、マコガレイ53.6cm、ナメタガレイ61cm、ホシガレイ64cm、マダイ75.3cm、スズキ97cm、ヒラメ88cm など。
目次
マコガレイ釣りの魅力とは
当日も青灯ドックではひとりでご覧の釣果が！
マコガレイはシロギスと並ぶ、投げ釣りの代表的なターゲットだ。鋭いアタリで楽しませてくれるシロギスに対し、カレイは重量感のあるアタリと引きがとても魅力的。平べったい魚体で 最後の最後まで抵抗し、足もとまで寄せても魚体を見せず、ユラ～ッとその姿が水面に現われた時の興奮は何とも言えない。
そしてマコガレイは旨いことでも知られ、甘辛い味わいの煮付けは食感もフワフワで本当に美味だ。煮付けのほか刺身、唐揚げ、塩焼き、ムニエルにしても美味しくいただける、釣ってヨシ、食べてヨシの人気ターゲットだ。
野島防波堤でキャッチした44㎝と46㎝のマコガレイ（釣果写真提供＝亀田智浩）
カレイ仕掛けに求められる要素とは
市販の投げ釣り用カレイ仕掛けは多彩な種類があるが、カレイの投げ釣りの嬉しい外道としてスズキやマダイ、ときにはヒラメやマゴチといった思わぬ大ものが掛かることがあるため、これらを見据えた太めの仕掛けを使うことが望ましい。
望外といいつつもマダイはここ野島では想定内のターゲットで、カレイ仕掛けに連発することもある
そのため、私は安心できる太仕掛けを自作している。これはホームグラウンドでの他魚の釣れぐあいによっても変わるのでなんとも言えないが、もともとカレイは他の魚種に比べて視力が劣るとされ、極端でなければ太仕掛けで問題ない。
市販仕掛けを選ぶ際もハリの号数がカレイバリの14号以上のものを使うことで安心して大型とやり取りすることができる。
完成仕掛けをテンビンにセットする際は、仕掛けを引っ張ってイトグセを取って真っ直ぐにしてから使うようにしよう。
村本海事
神奈川県横浜市金沢区乙舳町1-1
☎ 045-781-8736
金沢シーサイドラインの野島公園駅から徒歩1 分、野島橋を渡った左側が乗船場。右側には受付のある店舗がある。料金は日中4000 円、半日3000 円、夕マヅメ延長500 円、夕マヅメのみ2500 円など。朝便、9 時便、昼便などあるがすべて要予約。渡船は木曜定休。乗船場の前にボードがあり、投げ釣りの場合はどこに入るかを先着順で選べるので場所取りのトラブルも少ない。
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次回はカレイの投げ釣りに使う道具についてご紹介します。
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