岐阜県と石川県にまたがる白山連峰を源流とする石徹白川は、九頭竜川の一大支流である。本流は石徹白ダムから最上流部の大滝までの約10kmが釣り場であり、渓流にそって舗装された林道があるので車を降りてすぐにテンカラを楽しむことができる。
ロングラインで楽しみたい
写真◎浦 壮一郎、文◎石垣尚男
この記事の内容
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雪代が収まる5月下旬からスタート
岐阜県と石川県にまたがる白山連峰を源流とする石徹白川は、九頭竜川の一大支流である。本流は石徹白ダムから最上流部の大滝までの約10kmが釣り場であり、渓流にそって舗装された林道があるので車を降りてすぐにテンカラを楽しむことができる。
上流域はイワナがメインターゲット
石徹白ダムから最上流部までは、毛バリまで7mぐらいの仕掛けが必要な場所が続き、ブッシュを気にすることなく存分にサオを振ることができる。雪の多い地域なので本流でテンカラが可能になるのは雪代の収まる5月下旬以降になる。
白山中居神社から約1kmに第一堰堤があり、そこからは堰堤が続く。本流はアマゴとイワナの混生であるが、アマゴは倉谷の合流点までである。ここより上流はイワナ域となる。多くの支流があるがそのほとんどがイワナである。
支流の峠川には3.2kmにわたりC&R区間が設けられている。長きに渡る努力の結果、現在では一切の放流なしに渓流魚が自然繁殖するようになっている。この環境を維持するために、「釣り人の権利より魚の保護が優先される釣り場」という考えのもと、リリースを前提に1日10尾の尾数制限が設けられている。
サオが振りやすい開けた渓相が続く
●管轄漁協:石徹白漁協(TEL 0575・86・3001)
●交通:東海北陸自動車道・白鳥ICよりR156を北上。県道314号で石徹白川へ
※この記事は月刊『つり人』2018年4月号に掲載したものを再編集しています。情報は掲載時のものです。解禁日・入漁料等は管轄漁協にご確認ください
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