外観やスペックだけでは特徴がわかりづらいバイブレーション。ここでは、各メーカーのバイブレーション計17個を集めて、ウエイトを編集部で実測。巻き抵抗やアクションについて実際に巻いてインプレッション。実測&実巻!
バイブレーション実測&実巻!
写真と文◎編集部
この記事は『Basser』2021年12月号の記事を再編集しています
外観やスペックだけでは特徴がわかりづらいバイブレーション。ここでは、各メーカーのバイブレーション計17個を集めて、ウエイトを編集部で実測。巻き抵抗やアクションについて実際に巻いてインプレッション。実測&実巻!
この記事は『Basser』2021年12月号に掲載したものを再編集しています。
目次
- バイブレーションのアクションを決める要素
- 01_ラトリンラパラ 3/8oz(ラパラ)
- 02_バイブレーションX マイクロ(メガバス)
- 03_レベルバイブ(レイドジャパン)
- 04_IKピラーニャ60(イマカツ)
- 05_アベンジバイブ58(がまかつ)
- 06_スーパースポット 1/2oz(コットンコーデル)
- 07_1K サバイブ(シマノ)
- 08_G.C. ザリバイブ Jr(issei)
- 09_アラシバイブ(STORM)
- 10_ノックントラップ 1/2oz(ビルルイス)
- 11_ラトリンバイブ(ヨーヅリ)
- 12_DEXバイブレーション ラトルイン(バークレイ)
- 13_TGラトリンジェッター(ノリーズ)
- 14_ワメクシャッド(スプロ)
- 15_ジータ(エバーグリーンインターナショナル)
- 16_MSバイブレーション ラトル(デプス)
- 17_レアリスエイペックスバイブ(DUO)
- 実際に巻いてみて
バイブレーションのアクションを決める要素
検証の前に、バイブレーションのアクションを決める要素について簡単にまとめておく。もちろん例外も多いが、基本的な傾向として参考になれば幸いです。
◎ヘッド形状
バイブレーションにはリップがないので、水を受けるヘッド形状によってアクションは大きく左右される。傾向としては、ヘッドの幅が広いとワイドウォブリングに、幅が狭いとピッチの速いタイトなアクションになりやすい。
◎ラインアイ
アイの位置はスイミング時の前傾具合と、ウォブリングの大きさに影響する。鼻先に近ければ水平姿勢に寄っていき、ウォブリングはタイトに。テール寄りだとさらに前傾姿勢になり、ワイドなウォブリングでアクションする。また、アイ周辺が薄いものは水押しが弱くなる傾向がある。
検証はラトル音(編集部の耳で聞いた主観です)、ウエイト(ラインアイのスプリットリングを外したボディー本体+フックの総重量)を計測し、さらに実際に引いてみて巻き抵抗や浮き上がりにくさなどを観察。またタックルはフロロカーボン14Lbを巻いた同一のものを使用。リールを巻くスピードも一定にして行なった。
バイブレーションの使い方はコチラからドウゾ↓↓↓
バス釣り用ルアー使い方&タックル解説 バイブレーション編 適したタックルは? 使い方は?
ラトリンラパラ3/8oz(ラパラ)音:シャラシャラ♪
全長50mm。小さく、高いラトル音で、「シャラシャラ」といった感じ。ウォブリングはかなり弱め。足もとでアクションを確認するとピッチはかなり速い
バイブレーションXマイクロ(メガバス)音:ジャラジャラ♪
全長52mm。かなりタイトなアクションで、巻き抵抗は軽いがしっかりと振動が伝わってくる。高速巻きが行ないやすい。フックはリアフロントともに#8で、フック同士の絡みを解消するため、横アイが採用されている
レベルバイブ(レイドジャパン)音:ジャラジャラ♪
全長54mm。ジャラジャラサウンドの中でも低めの音。エッジの鋭いヘッド形状が特徴的で、水切れがよくかなりタイトなピッチで泳いだ。巻き抵抗は軽く、高速巻きも行ないやすい
IKピラーニャ60(イマカツ)音:ジャラジャラ♪
全長60mm。細身なのでタイトに泳ぐかと思えば、意外にもワイドなアクションだった。ウエイトがヘッド付近に集中して、かつテールに向かってボディーが細くなるので、とくにテール側が激しくウォブリングしている印象
アベンジバイブ58(がまかつ)音:ジャラジャラ♪
全長58mm。ラトリンラパラの次に軽い巻き抵抗。時おり斜めに泳いだりするイレギュラーなアクションを見せた。基本的にはタイトアクション
スーパースポット 1/2oz(コットンコーデル)音:ジャラジャラ♪
全長3in。幅広いヘッド形状でワイドなアクション。甲高いジャラジャラ音はラトリンバイブの次に大きいと感じた。今回検証した中ではシンキングのスピードが遅く、浅いレンジを巻きやすい
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