ベイトリールの第5世代レボシリーズは6機種が登場!スピニングのレボは第3世代。2機種が登場!2023年3月発売の新世代アブ・ガルシア「レボ」シリーズを全機種一挙紹介。
リール特集号連動! 3月発売の新世代「レボ」シリーズ
まとめ◎Basser編集部
ベイトリールの第5世代レボシリーズは6機種が登場!
2023年、ベイトリールのレボシリーズは第5世代に進化し、6機種が登場。
第5世代レボの特徴は、さらに大口径化した強靭なブラスギア「Duragearギアシステム」を搭載していることと、スプールが収まる中央ボディーを左右非対称にして握り込みやすさを向上させたエルゴノミックデザインです。
木村建太さん愛用、ギア比10.1:1の「レボ5 ロケット」
ギアの大口径化はハンドルを回す力をより効率よく伝えられるので巻き上げパワーが向上します。「Duragearギアシステム」のギアはブラス製のため摩耗しづらく、耐久性も優れています。
その分、リール本体は大型化しそうなところ、パーミングカップ側をスリムにしたエルゴノミックデザインで握り込みやすくした設計も秀逸です。実釣上は巻き抵抗の大きなルアーを扱うときにも力強くパーミングしやすいなど多くのメリットを生み出しています。
また、ハンドルには細めで長めのノブが使われていることもシリーズに共通する特徴。指で軽くつまめて繊細にリトリーブしやすい一方、魚が掛かって力を入れたときには手のひらにノブの端が当たって力強く巻くことができます。
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●REVO5 X (レボ5 X)
シリーズ唯一かつ最小の33mm径スプールを搭載したリーズナブルなモデル。シリーズのほかのモデルは比較的重めのルアーに向いた35mm径スプールなので、フィネスな釣りが必要になる関東などではこのモデルが活躍する場が多いかもしれません。
ブレーキシステムはこちらもシリーズ唯一のマグネット式MagTraxブレーキシステムでバックラッシュが起きにくく、ビギナーにも扱いやすい仕様です。
自重:204g
ブレーキ:MagTrax
ギア比:5.4:1、6.7:1、7.3:1
スプール径/幅:33mm/22mm
ハンドル長:90mm
ラインキャパシティ:16lb100m
ボール/ローラーベアリング:7/1
メーカー希望本体価格(税抜):¥16,000
●REVO5 SX (レボ5 SX)
第5世代レボのスタンダード的位置づけのモデル。16Lbを115m巻ける35mm径スプールに、飛距離の面で有利な遠心式「IVCB6」ブレーキを採用し、7g以上の比較的大型のルアーを遠投するのに向いた設計です。汎用性の高い6.7:1、7.3:1のギア比を展開。
自重:212g
ブレーキ:IVCB6
ギア比:6.7:1、7.3:1
スプール径/幅:35mm/22mm
ハンドル長:90mm
ラインキャパシティ:16lb115m
ボール/ローラーベアリング:9/1
メーカー希望本体価格(税抜):¥23,000
●REVO5 SX-Rocket (レボ5 SX-ロケット)
レボ5 SXをベースに9.0:1のギア比を採用し、ハンドル1回転最大99cmの巻き上げスピードを実現したロケットハイギアモデル。メインフレームとハンドル側ボディーがアルミニウムの「デュラメタル」素材で作られていることや、長めの95mmハンドルで巻き上げパワーも充分です。
自重:223g
ブレーキ:IVCB6
ギア比:9.0:1
スプール径/幅:35mm/22mm
ハンドル長:95mm
ラインキャパシティ:16lb115m
ボール/ローラーベアリング:9/1
メーカー希望本体価格(税抜):¥25,000
●REVO5 STX (レボ5 STX)
レボシリーズ上位モデルが「STX」です。デュラメタル素材がフレームとハンドル側プレートに標準で採用。「SX」よりもベアリング使用箇所が多く、95mmクランク形状ハンドルが採用されています。
自重:220g
ブレーキ:IVCB6
ギア比:6.7:1、8.1:1
スプール径/幅:35mm/22mm
ハンドル長:95mm
ラインキャパシティ:16lb115m
ボール/ローラーベアリング:10/1
メーカー希望本体価格(税抜):¥32,000
●REVO5 ROCKET (レボ5 ロケット)
STXをベースにしたロケットハイギアモデルで、ギア比はなんと10.1:1! ハンドル1回転で最大112cmの巻き上げスピードを実現しています。
米国のバスフィッシングトーナメントの最高峰「バスマスターエリートシリーズ」で活躍している木村建太選手が愛用しているのがこのモデル。人生を賭けたトーナメントの現場では、掛けたバスを確実にランディングするために障害物から素早く引き離せること、バスを弱らせないため(検量までにデッドしてしまうとペナルティー)に素早くランディングできることが重要になるわけですが、リール特集のBasser2023年4月号で木村選手は次のように話しています。
「バスを掛けたら、爆速で水面に浮かせて魚を無抵抗モードにして、水面を引っ張ってそのまま抜き上げるのが好きなんですけど、(レボ5ロケットは)それがやりやすいリールです」
このリールの巻き上げスピードとパワフルさを物語るエピソードです。
自重:215g
ブレーキ:IVCB6
ギア比:10.1:1
スプール径/幅:35mm/22mm
ハンドル長:95mm
ラインキャパシティ:16lb115m
ボール/ローラーベアリング:10/1
メーカー希望本体価格(税抜):¥38,000
スピニングのレボは第3世代。2機種が登場
「巻き感がスムーズな状態でより長く使いたい」というユーザーからの要望を受け、スピニングリールの命であるドライブギアをさらに大型化して耐久性を上げた、第3世代にあたる「レボ」スピニングモデル。
ドライブギアの大型化でボディー内に生まれる無駄な隙間を左右非対称ボディーにすることで削減。また、ドライブギアとボールベアリングを支えるボディー部はつなぎ目のないデュラメタルのワンピースで成形されており、剛性と耐久性が向上しています。
●REVO SP Beast (レボ SP ビースト)
ローギアの5:1:1とノーマルギアの6.1:1のギア比を展開する「ビースト」。
サイズ展開:1000S、2000S、2000SH、2500S、2500SH、3000SH、3000MSH、4000SH
自重:181~225g
ギア比:5.1:1(1000S、2000S、2500S)、6.1:1
ボール/ローラーベアリング:10/1
メーカー希望本体価格(税抜):¥28,500~30,500
●REVO SP Rocket (レボ SP ロケット)
ギア比7超えのロケットギア比の「SP ロケット」。2500番サイズではハンドル1回転最大108cm、4000番サイズでは124cmを実現。
サイズ展開:2000S、2500S、3000S、4000S
自重:183~225g
ギア比:7.0 :1(2000S)、7.6:1
ボール/ローラーベアリング:10/1
メーカー希望本体価格(税抜):¥29,000~30,500