<img height="1" width="1" style="display:none" src="https://www.facebook.com/tr?id=170559842213036&amp;ev=PageView&amp;noscript=1">
編集部2022年3月29日

鹿児島県/薩摩川内市上甑島沖磯  上甑ロックショアゲーム 後編

全国おすすめ釣り場 鹿児島 ヒラスズキ

『SEABASS Life NO.12 春号』の特集は「もう迷わない!ショアゲームプランに役立つ年間アドバイス」。 近年釣り禁止エリアが増えてきている。これ以上増えないように するためにも今一度マナーについて見直そう。 東京湾奥を中心に全国で活躍している高橋優介さんに話を聞いた。

ヒラスズキの裏本命

小田部修久=写真・文

 『ルアーパラダイスKyushu 2022年春号(NO.47)』の特集は「もう迷わない!ショアゲームプランに役立つ年間アドバイス」。今号の特集記事の中からイチオシ記事を特別公開!

 春はヒラスズキの型も数も期待!ヒラスズキもまたマルスズキ並のギャップがあった。急激に渋
くなった本命に対し、果敢にルアーを襲ってきたのはショアレッドだった。

◆関連記事
ルアーシーバスの基本:磯でねらうヒラスズキ
ヒラマサとヒラスズキ釣り/長崎県北松浦郡小値賀町/上五島
釣り用防寒着おすすめランキング17選|コスパ最強の人気アイテム

常岡紘次

ショアのヘビーゲームに精通。プロショップ・ブルーウォーターハウススタッフ。福岡県在住。

裏本命

できればヒラスズキをと願って釣行した常岡紘次さんも、「ある程度覚悟はできていましたが、これはかなりのもんですね」とすぐに現実の厳しさを見抜き、苦笑いを浮かべた。

しかし、そんなときでもある程度期待に応えてくれる魚がいる。マダイだ。

甑島から天草諸島にかけては磯周りにマダイが多く、これからの春は冬以上に安定した釣果が期待できる。キビナゴがある程度まとまって入っていれば、さらにブリも加わる。

だからといって常岡さんは筆頭ターゲットをマダイにすり替えたわけではないが、釣り始めに首尾よくマダイをキャッチしたことでとりあえず魚の顔を拝むことができ、ボーズを免れた。

01_DSC2026

シンキングプラグでサラシの切れ目を漂わせるとヒットした

 

都合がよいのは、マダイをねらうにもヒラスズキと同じルアーでよいところだ。

下は90㎜あたりから上は140㎜あたりまでのミノー、リップレス、シンペンを備えておけばよい。バイブレーションやジグミノー、メタルジグ、スピンテールはそれぞれのスタイルによるところだが、ブリが回遊する春は持っていて損はないし、マダイもこうした飛距離を稼げてボトム攻めもできるルアーによくヒットする

10_DSC2071

沖磯釣行ではロッドに傷を入れないようにロッドケースを使う方が断然よい。撃投ロッドプロテクター2。2万3650円(税込)

 

11_DSC2072

渡礁時や磯歩きで両手を空けられるバックパックはとても便利。撃投タフクライムバッグ65 は0.5㎜ターポリン生地で磯での使用に適しており、ロールトップ仕様なので防水性も高く、濡らしたくないものを収納するにもよい。容量は約65ℓあって脱いだウエアも余裕で仕舞える。2 万1450 円(税込)

 

タイトな攻め

ヒラスズキねらいは、渋くなればなるほどタイトな釣りになる。サラシが絡む瀬周りのギリギリをとおすほか、食ってくるポジションを想定して、風を計算して瀬越しにキャストし、風で膨らんだライン軌道で瀬をかわすなどの芸当を繰り出す。

そこまでやるとどうにかバイトは引き出せるが、「今日のヤツらは徹底したついばみバイトですね」と常岡さんから苦笑いをとおり越して笑いを引き出していた。

そんな具合にバイトだけは積み重なり、2ケタに達した。これもヒラスズキ釣りの一面である。

08_DSC2186

弱々しい口の使い方に苦戦

 

さらに、春を迎えたときの激し<い釣れっぷりも同様にこの釣りの一面である。

春はいいサイズが2ケタ釣果というのも大いに期待できる。エリアも前述した対馬や壱岐や五島を筆頭に九州各地で期待できる。

上甑では初夏になるとシケていなくてもマヅメに良型ヒラスズキがしばしばヒットする。

いずれにしてもコンディションが乱高下する冬は過ぎた。あとは期待しかない、といっても過言ではない。

09_DSC2119

サラシの条件はよかったが、ベイトや魚のコンディションといったそのほかの条件は厳しかった。3 月になって産卵明けになると劇的に好転することが期待される

 

もっとも、イージーな釣り体験をするとアングラーはちょっと難度の高いシチュエーションを求めるもの。そのときは冬に勝負を挑めばよい。いずれにしても釣り場も魚も逃げはしない。条件やシチュエーションを変えてチャレンジするのがゲームだ。その前にヒラスズキの場合はとくに安全面を最優先して釣行するのが肝心だ。

 

12-4_DSC2258

八ツ瀬は全体がシャローでヒラスズキねらいには打ってつけ

 

13_DSC2158-1

風が当たる面は申しぶんのないサラシに恵まれていたが、いかんせんベイトっ気がなかった

 

14_DSC2111

遠投も必要だが、シビアなときはギリギリの攻めや丁寧なルアーコントロールも不可欠

 

15_DSC2217

弱い吸い込みに外掛かり。おまけに水温が3度近く下がってはそうなるのもうなずけた

 

  • 1
  • 2

こちらの記事は好評発売中の『ルアーパラダイスKyushu 2022年春号(NO.47)』に掲載したものをオンライン版として特別公開しています!↓↓↓↓



おすすめ記事

記事検索

  • 検索フィールドが空なので、候補はありません。

月刊つり人 最新号

つり人 2020年5月号

列島をゆるがすコロナウイルス。けれども、日増しに暖かくなる春の日を、じっと家にこもって過ごすのはやっぱり体によくない。その点、手軽な海の釣りは、風も気持ちよく、大人も子どもも、思い切り深呼吸しながら時間を過ごせる。ウミタナゴ、メジナ、クロダイ、カレイ、アオリイカ、カサゴ……。元気な魚たちが泳ぐフィールドで、がんばろう、ニッポン! そのほか、3名手の渓流解禁レポート、里川で見つかる美味しい道草、みちのくタナゴ旅など旬の釣り満載でお届け。