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編集部2021年12月21日

川島勉さんおすすめ!千葉県/三島湖シーズナルパターン 冬編(12月下旬~2月)

ブラックバス Basser バス釣り バス釣りルアー別解説

千葉はもちろん、東京や横浜といった大都市圏からのアクセスが非常によく、それでいて緑が濃く自然に囲まれた環境の中で快適な釣りが楽しめるのが三島湖、高滝湖、戸面原湖である。 いずれもレンタルボートを活用して誰もがバスフィッシングを楽しめる、今後ますます注目すべきフィールドだ。今回は三島湖の冬パターンについて解説する

浮きゴミから落ちそうで落ちないリグでの「じらす釣り」がキモ

解説◎川島勉

この記事は「三島湖・高滝湖・戸面原湖 大明解MAP」の記事を再編集しています

千葉はもちろん、東京や横浜といった大都市圏からのアクセスが非常によく、それでいて緑が濃く自然に囲まれた環境の中で快適な釣りが楽しめるのが三島湖、高滝湖、戸面原湖である。

いずれもレンタルボートを活用して誰もがバスフィッシングを楽しめる、今後ますます注目すべきフィールドだ。今回は三島湖の冬パターンについて解説する

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監修:川島勉(かわしま・つとむ)

1969年生まれ。三島湖、亀山湖、笹川湖など房総リザーバー郡をホームグラウンドに「自分が楽しい釣り」を追及。カワシマイキーやポンパドールなどの人気ルアーの開発に携わっている。

この記事は「三島湖・高滝湖・戸面原湖大明解MAP」に掲載されています。釣り場の地形、魚の付き場や実績場、シーズンごとの傾向が大明解!詳しくはコチラからチェック↓↓↓

特徴・ルール

 昭和43年に完工した三島湖は主に農業用水目的で小糸川に建設されたダム湖である。   

 上流域には2つの川筋があり、その1つが2016年からバスアングラーにレンタルボートでの釣りが解禁された豊英湖。対して三島湖は古くからヘラブナ釣り場として知られ、大勢のヘラブナファンが訪れていたが、近年はファンの高齢化にともない釣り人口が減少。2017年月、ヘラブナ釣りとバス釣りの共存共栄を図りバサーにレンタルボートでの釣りが解禁された。

 山間リザーバーらしいドン深の地形だけでなく、水中は変化に富み非常に魅力的なフィールドである。解禁当初はルアーへの反応がよくスタンダードサイズのプラグやビッグベイトなどでの釣果も目立っていた。

 近隣のダムのなかでは比較的釣果を得やすく、ビッグバスの確率も高いため一気に人気フィールドになり、多くのバサーが訪れている。釣行時、気を付けてほしいのがダム周辺の通行とヘラブナ釣りファンへの配慮。

 各ボート店までの数百m区間は道路がとても狭く民家もあるので車の徐行運転を心がけていただきたい。湖上ではヘラブナ釣りファンの近くを航行する時は充分に距離を取り、引き波を抑えたスロー走行で。やむをえず接近しなければならない場合は必ず声を掛けてほしい。当たり前だがヘラブナ釣りをしているポイントへ向かってのキャストも絶対NG! お互い気持ちよく釣りが楽しめるように努めたい。

 また各所にヘラブナ釣りのボートを固定するロープが水面付近に張られているので、エレキに巻き込まないよう充分に注意。

 

12月下旬〜2月の三島湖のバス釣り

 12月も後半、年の瀬が近付いてくると水温は10℃を切るまで下がり、当然釣果も落ちてくる。

 バスは徐々にポジションを変動、ディープに落ちていく個体が増えくる。そんなバスにはブレイクに隣接するフラットや、そこに絡む沈みもの、ワンド入口、ワンド中のフラットな地形の水深6〜10mぐらいのボトムを、ダウンショットリグやスモラバのスローな釣り、メタルジグやメタルバイブなどのリフト&フォールでねらうのが手堅いと思う。

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 一方でシャローに居続けるバスもおり、そんなバスは大型か、もしくは体長の割には太い個体が多い。比較的水深がある岩盤の沈みものや冠水植物下などに付いていたり、中層に浮いていたり。

 たとえば水深10mにある立ち木の先端部分、水深3mあたりにサスペンドしているといった感じで、低水温期ほど水深のあるエリアの中層にいることが多いものだ。

 そんなバスは自分から離れた場所を一瞬にして通り過ぎてしまうルアーだと、なかなか反応してくれない。

 バスのいるポジションまで確実にルアーを届け、移動距離の短いアクションで誘えたり、一点で止めることもできるルアーでねらうことが必要。サスペンドミノーやシャッド、ビッグベイトなどのトゥイッチ&ポーズの釣りや、ラバージグ、テキサスリグをバスがいそうなエリアのストラクチャーでラインをもたれさせ、表層から徐々にレンジを下げていく一点シェイクで誘う釣りになる。

 その他、「数撃ちゃ当たる!」式でバスの目の前に少し重めのラバージグやテキサスリグをフリーフォール気味に素早く落とし込み口を使わせる釣りや、房総では有名になったアカガエルパターンもこの時期に奏功することがある。1月中旬から始まるアカガエルの産卵行動のきっかけは、暖かい雨や風。そのカエルが動くタイミングをバスは知っているようで、岸際の浮きゴミ下で待ち構えている個体がいる。

 浮きゴミを一気に突き破ることがないウエイトのラバージグやテキサスリグで、ゴミ上にアプローチし、「水中に落ちそうでなかなか落ちない」といったバスをじらすようなアクションで誘うと効果的だ。

 1月後半から2月にもなると正直1尾釣れるかどうかの厳しい状況が多くなるが、なるべく大きい個体をねらうなら、じらす釣りに徹したほうが確率は高い。リスクは非常に高いが、一生忘れられない1尾に出会えるかもしれない。

 

冬の三島湖におすすめのルアー

 

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左段上から

①ガンタレル

②カワシマイキー

③リレンジ110

④ダウズビドー

⑤ノッキンジョー3/8oz

右段上から

⑥アクロジグ1/2oz +ファイボス4.5in

⑦ファイボス4.5in

⑧ C-4 ジグ1/16oz

⑨シザーコーム3 〜3.8in

⑩ウォブリング2.5in

 

冬のタックル

 
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(写真左から)

●スピニングタックル

ロッド:ポイズンアドレナ266L

リール:ヴァンキッシュC2500HGS

ライン:シューターFC スナイパー4lb

使用ルアーはC-4 ジグ、シザーコーム3in ドロップショット、ウォブリング2.5in ドロップショット

 

●ベイトタックル①

ロッド:ポイズンアドレナ163M

リール:アルデバランMGL 31HG

ライン:シューターFC スナイパー12lb

使用ルアーはノッキンジョー3/8oz

 

●ベイトタックル②

ロッド:ポイズングロリアス1610H

リール:メタニウムMGL

ライン:シューターFC スナイパー20l

使用ルアーはアクロジグ1/2oz +ファイボス3.8in、ファイボス4.5in テキサスリグ

 

●ベイトタックル③

ロッド:ポイズングロリアス169XH-SB

リール:カルカッタコンクエストDC 201

ライン:シューターFC スナイパー20lb

使用ルアーはガンタレル

 

●ベイトタックル④

ロッド:ポイズングロリアスXC 1610ML-G

リール:アンタレス

ライン:シューターFC スナイパー12lb

使用ルアーはリレンジ110、ダウズビドウ

 

●ベイトタックル⑤

ロッド:ポイズンアドレナ166H-SB

リール:メタニウムMGL

ライン:シューターFC スナイパー16lb

使用ルアーはカワシマイキー

 

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