井川湖上流は南アルプスの山々から流れ出る青く澄んだ流れに体色を合わせたきれいなアマゴが潜む。3月は春遠い感もあるが、支流ではアマゴがエサを追い、日中の陽射しを浴びて煌めく魚体が心を癒す。雪代が収まる7月からは本流が面白く、カーブにある深みだけでなく瀬からも良型のアマゴが飛び出す。
青い水に磨かれた魚
文◎望月竜也
この記事の内容
ダム上の本流から源流まで
山梨、静岡のアマゴ釣りといえば「早川水系」、「大井川水系」が知られている。中でも四季折々の顔を持つ大井川上流は春の支流、夏の本流、秋のソ上魚と楽しめる。
精悍な青味の強いアマゴが多い
井川湖上流は南アルプスの山々から流れ出る青く澄んだ流れに体色を合わせたきれいなアマゴが潜む。3月は春遠い感もあるが、支流ではアマゴがエサを追い、日中の陽射しを浴びて煌めく魚体が心を癒す。雪代が収まる7月からは本流が面白く、カーブにある深みだけでなく瀬からも良型のアマゴが飛び出す。この時期はテンカラもよいだろう。
秋になると畑薙第一ダム上流が面白い。数ある支流の中でも私は「信濃俣河内(しなのまたがっち)沢」、「上河内沢」、「聖沢」が好きでダム育ちのソ上アマゴをねらう。一昔前のような50cmを超える魚は少なくなったが、40cm前後の大アマゴが潜む魅力的なエリアだ
大井川は支流も豊富。写真は信濃俣河内沢
●管轄漁協:井川漁協(TEL 054・260・2574)
●交通:新東名高速道路・新静岡ICで降り、県道27号を安倍川沿いに北上。県道189号、県道60号を経て井川ダム
※この記事は月刊『つり人』2018年4月号に掲載したものを再編集しています。情報は掲載時のものです。解禁日・入漁料等は管轄漁協にご確認ください
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