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編集部2019年2月12日

伊藤巧のB.A.S.S.挑戦記 :第1回

Basser バス釣り

伊藤巧のB.A.S.S.挑戦記 :第1回。セントラルオープン開幕戦に向けて準備の日々

セントラルオープン開幕戦に向けて準備の日々

伊藤巧=写真と文

発売中のBasser2019年3月号でお伝えしているとおり、2019年は多くの日本人選手がアメリカのトーナメントに挑みます。
なかでも最多の日本人選手が参加するのがB.A.S.S.セントラルオープン。
オープンシリーズはエリートシリーズの下部カテゴリーという位置付け。
年間上位がエリートへの昇格権を得る仕組みです。
セントラルオープンに参加する日本人は青木大介選手、伊藤巧選手、伊豫部健選手、片岡壮士選手、加藤誠司選手、北大祐選手、北嶋一輝選手、木村建太選手、松下雅幸選手。
セントラル開幕戦は2/20-2/22。ルイジアナ州トレドベンドリザーバーが舞台です。
低地のリザーバーで、魚種はラージマウス。キーパーは14in。
試合時の水中の季節感としてはプリスポーンが想定されます。

img-212144111-0001 トーナメントレギュレーション等は発売中のBasserで詳報しています


この記事では伊藤巧選手の手記をお届けします。


ito-prof 伊藤巧選手は現在31歳。
学生時代よりTBC(千葉県・利根川のトーナメント)で頭角を現わし、
2016年にはAOYを獲得。優勝・入賞は多数。
2017年にはオールスタークラシックに初出場し表彰台に乗りました(5位)。
H-1グランプリで2度のAOYを獲得したハードベイト使いとしても知られます。
B.A.S.S.のトップカテゴリーで長年活躍した田辺哲男さんを師匠とし、
ノリーズのプロスタッフとして活躍中です。アメリカ行きは自然な流れなのかもしれません。


では、伊藤選手本人の手記をどうぞ。



みなさまこんにちは! 伊藤巧です。
僕は2019年度よりアメリカのバスマスターセントラルオープンに全戦ボーターとして参戦します。
なぜこのタイミングで決意したのか……。
僕は現在31歳。もうすぐ32歳です。
身体的パフォーマンスのピークを迎えていて、これから下がっていく可能性を考えると、もともと考えていた2020年からの挑戦では遅すぎると判断しました。
1年早く挑戦すれば、準備の大変さを考慮しても、それ以上のプラスがあるはずです。
そして、青木大介さんや北大祐さんをはじめとする日本を代表するバスプロが今年からアメリカへの挑戦を開始します。
自分も意地でも張り付かなきゃいけないという思いがありました。
今までの僕は高い目標に大きく成長させてもらいました。
今回も張り合いたい一心で計画を早めたのです。

ということで、大阪フィッシングショー翌日からアメリカの拠点であるジョージア州に向けて出発しました。
成田空港→アトランタ空港→オーガスタ空港→車で30分という行程。

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アトランタ空港はとても大きく、空港内に電車が通ってるほど。乗り換えをひとりでしたことがない僕にはかなり苦戦しそうでしたが、道行く人に聞きつつ、意外とスムーズに到着!
オーガスタ空港には、アメリカ滞在中お世話になってるディッキーさんが僕のセコイヤに乗って待っていてくれました。

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到着してまずはディッキーさん宅で……。


・事前に送っておいたタックルのとりまとめ
・ボートの準備
・車や船のオイル交換
・アメリカの銀行開設、お金の入金
・アメリカ用携帯電話購入
・ジョージア州でのボート登録
etc……

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やることは盛りだくさんで、毎日準備に明け暮れてます。
昨年初めてセントラルオープンのコアングラー部門(バックシートで大会に参加するアマチュア部門)に参戦した際、先輩である木村建太さんにさまざまなことを教わったおかげでやるべきことが見えていることが本当に助かってます。
先陣を切って突き進んでくれた先輩方がいるおかげで僕たちが挑戦しやすくなっていることを強く感じます。いつも本当に感謝しています。

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そして、無事に3日間で準備完了。
セントラルオープン第1戦の開催地であるトレドベンドリザーバーへ出発することができました。
これからもトラブルはたくさんあると思いますが、立ち向かっていきたいと思います。

初戦の目標ですが、いきなり上位でフィニッシュすることを目指しています。
年間の目標は昇格権が確実にもらえる5位以内に入ること。
アメリカでボーターとして戦うのは初めてという状況のなか高すぎる目標かもしれませんが、そのために行っているので。

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僕がバス釣りを始めたのは小学校低学年のとき。
そのときから「アメリカの試合に出るバスプロになりたい」が夢でした。
そのスタートラインに立てたことに感謝し、そして多くの人に支えられて挑戦できていることに感謝し、挑戦を続けていきます!

 
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 さらに、宮崎友輔さんが復帰を果たしたB.A.S.S.エリートシリーズ、そして10名以上の日本人選手が参戦するオープンシリーズの日程と開催地のまとめも。

 また、作シーズンで17年間に及ぶアメリカでの競技生活にピリオドを打った清水盛三さんのこれまでを、ライバルたちや当時の取材担当者の証言をもとに振り返ります。

 ほかにも青木大介さんや伊豫部健さんら注目選手へのインタビューなど、見逃せない内容が満載です。

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2017/01/30

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