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編集部2024年4月18日

【亀山湖ロクマル】67.5cm5470g!千田隆喜さんがフラッシュJ・7inのホバストセッティングでキャッチした、あわやナナマル!!

NEWS Basser バス釣り 実録デカバス捕獲現場

2024年4月18日、亀山湖レコードを上回る67.5cm5470gがキャッチされた。アングラーはU-30ドリームトーナメントを主催する千田隆喜さん。ネストに入る前の、シャローに上がった直後のプリスポーンのビッグバスに口を使わせたアプローチを詳しく聞きました

シャローに上がってきたスポーン直前のプリメスに口を使わせたアプローチとは

写真提供◎千田隆喜さん

 関東で最もロクマルに近いメジャーフィールド・亀山湖。今年の春もロクマルキャッチの報告が入ってきた。2024年4月18日、これまでの同湖のレコードを上回る67.5cm5470gがキャッチされた。アングラーはU-30ドリームトーナメントを主催する千田隆喜さん。ネストに入る前の、シャローに上がった直後のプリスポーンのビッグバスに口を使わせたアプローチを詳しく聞きました。

U-30ドリームトーナメント

 

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■千田隆喜さんのタックル
ロッド:ワイルドサイドWSS67L+(レジットデザイン)
リール:コンプレックス2500(シマノ)
ライン:VARIVASバス フロロカーボン5Lb(バリバス)

ルアー:フラッシュJスプリット 7in(フィッシュアロー)
フック:ジグヘッド キョクテン#5/0(ウエイトを除去してフックのみに改造したもの/バリバス)
シンカー:ネイルシンカー0.45gをワームのヘッドから水平に挿入

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ドリームトーナメント主催者、亀山ダムドリームを掴む!

関東でいま最もロクマルに近いメジャーフィールドと言えば亀山湖だろう。昨年はスポーニングをひかえたこの時期ロクマルキャッチの報告が相次いだ。しかし、今年は冬からの濁りの影響かタフな状況が続いおり、3月中旬に行なわれたトーナメントのウエイイン率も芳しくなかったこともあって、同湖の釣果を不安視する声も聞こえていた。

だがそれは杞憂だったようだ。2024年4月18日、U-30ドリームトーナメントを主催する千田隆喜さんが67.5cm5470gをキャッチしたのだ。ヒットルアーは、アルミホイル内蔵の魚型ソフトベイト・フラッシュJスプリット 7inのホバストセッティング。千田さんはライブスコープの手練れとしても知られるが、今回は目視のサイトで口を使わせた。しかも、ベッドを守る魚ではなくシャローに上がった直後のメスだった。

千田さんが亀山湖に来たのは3月31日に開催されたH-1グランプリマスターズカップ以来。このときは状況がつかめず、ノーフィッシュで終わってしまったという。

今回はスポーニングが始まる前の浮き気味のデカいメスをねらおうと、日並みを読んでつばきもとボートから出船した。最終的にロクマルをキャッチしたのは夕方のじいさんワンドだったが、千田さんは出船してまずは川筋に向かった。

千田「私はその日の状況をつかむために必ず川筋を見に行くことにしています。上流に差している魚がいたらスポーニングがもう進んでいて、産卵を早く終えた魚がエサを求めていると判断します。今日、猪川上流を見に行ったら全然魚がいませんでした。それで、まだスポーニングは始まっていないだろうと考えました」

そこで千田さんは一気に本湖へ移動。その途中、じいさんワンドもチェックしたものの、このときはライブスコープでも目視でもデカいバスは見つけられなかった。その後、本湖をまたいでよりとも島周辺のシャローフラットに入り、フラッシュJ 7inのホバストセッティングを沖側にロングキャストして47cmのプリスポーナーをキャッチした。

千田「プリスポーンのメスはフラッシングを好むか嫌うかのどちらかだと思っています。フラッシュJで釣れたのでフラッシングのアピールが良いと判断して、このあとも使い続けました。フラッシングを嫌う状況ならレイジースイマーなどのビッグベイトを使います。スポーニングに絡む時期は食性でバイトしてくることは無いと考えているので、サイズのインパクトで好奇心や威嚇のバイトを誘うためにこのボリュームのルアーが必要です。実際、ライブスコープにバスが映った時は3inとかの小さなルアーも投げてみたんですけど、見向きもされませんでした」

しかしその後のバイトは得られず、夕方4時ごろ帰りがけに再度じいさんワンドに入ってみるとそのバスがいた。雨が強めに降っていて見にくかったものの、岸際の水深50cmのシャローが1.5mくらいまで落ちるスポットの境目、1.2mのところにピタッとサスペンドしていたという。

千田「目線を岸際に向けていたので、引いてきたときにルアーがバスの視界に入るように、なるべく着水音を立てないように気をつけて、浅い岸際にルアーを入れました。リグはホバストのセッティングですが、浅いのでボトムを叩く感じのシェイク巻きで引いてきました。ロッドの振り幅は10~20cmくらいで、1秒に数cmくらいルアーが進む感覚です。ボトムを叩いているのできれいなロールではなかったです。Ⅰ字に進むときもあればフラッシングするときもある感じ。それでも土煙でルアーに気付いたバスがぬーっと浅い側に上がってきて素直に口を使ってくれました。シャローに上がった直後のバスは簡単に口を使ってくれることが多いです。夏や秋のサイトフィッシングでは、バスがルアーに気付いたときに逃がしなど何かしらアクションを仕掛けることが多いですが、この時期はそのままのアクションを続けたほうがいいですね」

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ラインはフロロカーボン5Lbの通し。PEでのホバストはリグが浮き気味になってしまうためだ。ドラグは最初締め気味にしていたが、フッキングして岸から離したところでボート下へ強烈な引き込み。ここで冷静にドラグを緩め、1~2分にも及ぶファイトの末、自身3尾目のロクマルをその手に掴んだ。これまでの自己記録63cm3500g級(琵琶湖)を大幅に更新。昨年、亀山湖でキャッチされた公式記録魚66cm5,355gをも上回るドリームフィッシュとなった。

なお、スポーニング直前だったことから資源保護のため千田さんはこの魚をその場でリリースしているが、つばきもとボートによる写真判定で同店の公式記録として現認されている。

そんな千田さんが主催するU-30ドリームトーナメントは30歳以下の若手最強を決める、年間2戦の夢のあるトーナメント。今年は7月13日(土)&14日(日)に津風呂湖戦、10月12日(土)&13日(日)に新利根川戦が開催される。我こそはという若者はぜひ参加してみよう。

 

 

 

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