吉田撃さんに影響を受けたルアーを伺いました。トップウォーター・ノイジー編です
「釣れる魚がでかいのが魅力」
吉田撃さんに影響を受けたルアーを伺いました。トップウォーター・ノイジー編です。
この記事は「俺たちのヘビロテBASSルアー大全」を再編集しています
吉田 撃(よしだ・げき)
1982年生まれ。強いルアーセレクトで魚に媚びない釣りスタイルを得意とする人気アングラー。メディアにはあまり取り扱われない真面目な一面が見られるYouTube「撃チャンネル」でも注目を集める。ガンクラフトのプロスタッフとしても活躍
撃チャンネル https://www.youtube.com/channel/UCgwc2CHm1HBKHaZA7elWZqw
こちらの記事は 「俺たちのヘビロテBASSルアー大全」に掲載されています。バスプロ、ルアービルダー、釣具店の方々が自信を持っておすすめするヘビロテルアーを忖度なしで大掲載!!!本当に釣れるルアー教えます↓↓↓
目次
魚に媚びないスタイルを確立させたルアー
魚に媚びない大胆なルアーセレクトから、でかバスを釣りまくるスタイルとして、釣り業界にて独自の地位を確立し、人気を博すアングラー吉田 撃。そんな吉田が影響されたルアーは一体どんなルアーなのか?
「たくさんあるよ。まずは、バズジェットだね。今でも覚えて る。まだ、吉田 撃が吉田 撃として活動してない頃の話だけど、トップウォーターで、初めて釣ったルアーが実はデプスのバズジェットだったのね。千葉の黒部川で36cm(笑)。この魚はすごく印象に残ってる。」
バズジェットとの出会い
「バズジェットが発売された当時、この手のシルエットは大型の部類で、釣るということを考えたら、まぁハードルが高いルアーだったと思うんだけど、逆にこれで釣ったらすごくない?みたいなノリで使い始めた。
デプス / バズジェット
ガシャガシャと引き波や、ペラでのスプラッシュやラトル音で魚のヤル気スイッチを入れるギミックが搭載されたウェイクベイト。広範囲から高活性活性な魚を探すのにもってこいだ
当時、めちゃくちゃ人気があったから、なかなか買えなかったんだけど、ある時埼玉県川越市のポパイ254で偶然、見つけちゃったんだよね。そこでゲットして使い始めた。
当時は、釣れるかどうかよりも投げて巻くだけのルアーだったから、使ってて楽しいな〜と感じる程度だったんだけど、深く釣りに没頭し始めて気づいたのは、バズジェットは、ただ巻きみたいな線でも誘えて、ターンアクションさせたりすれば点でも誘える。しかも、強烈なラトル音でも誘えてしまうという絶妙なバランスで作られているという点。使い手によるところというか、とても引き出しの多いルアーだなと。月日が経った今でも、素晴らしいルアーだなって思う。
それこそ強いルアーを使って、魚にルアーを合わせるのではなく、自分に魚が合わせろ! っていう自分のスタイルが確立したのはその時期からかもしれないね。今でこそメディアで結果を出すために、フィネスなどいろいろ覚えたけど、吉田 撃のスタイルの入りはそこ。」
OSA115との使い分け
「バズジェットの理解が深くなったのは、ガンクラのスタッフになって、OSA115というルアーを使うようになってから。
ガンクラフト / OSA115
バズジェットと見た目が似るが、性質が異なるウェイクベイト。水押しや絡み方は強くアピール力が高いが、サイレントモデル。集魚力が高く、食わせる力も強い
まず、オサとバズジェットと、見た目は似てるけど、明らかに違う点がある。それはオサは、サイレントという点ね。プレッシャーが高いところでは、バズジェットのラトル音がジャマになることが実際に多かった。魚がすごくスプークして、釣れなくなるみたいな。なので、クリアウォーターではオサを使うようになったと。
夏の時期に上流部に居残ってて、夕方にフィーディングに入るようなタイミング。魚は見えるけど、日中の人的プレッシャーでフィネスに反応悪いことがあるでしょ?
その場合は、オサのサイレントかつ、強波動という特性を使って、フィネスじゃ釣れない魚をねらいにいける。
逆にバズジェット。実はこのルアーは霞ヶ浦とかの、コンクリート護岸沿いから、でかい一発を出すのが得意なルアーなんだよね。ラトル音が、コンクリートで反響して、めちゃくちゃ広範囲に威嚇するから、めちゃくちゃヤル気の個体が出てくるのよ。だから、普通のトップウォーターだと、魚が出るところをある程度想像してやれるけど、このルアーは予想しない場所で出たりするわけ。これは完全に威嚇バイトっていえるよね。
バズジェットとオサ。一見して似てるように思えるけど、使い込むと全然違うルアー。オサを使いだしてから、バズジェットの理解も深まって、今となっては、クリアウォーターやマッディーウォーターで、でかバスをねらう場面では、いまだに出番があるルアー。自分の中では名作といえるルアーだね」
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