堤防のサビキ釣りで、初心者でも手軽に数釣りが楽しめるカタクチイワシ(セグロイワシ)。しかし、「大量に釣れすぎて下処理が面倒」「身が柔らかくて包丁でさばきにくい」と悩む人も多いのではないだろうか。実はカタクチイワシの処理に高度な包丁技術は必要ない。100円ショップなどにも売っている「PPバンド」を使った裏技なら、大量の釣果もあっという間に内臓処理が可能だ。さらに、身の柔らかさを活かした「手開き」のコツさえ掴めば、極上の刺身やフライを堪能できる。鮮度を保つ持ち帰り方から、包丁いらずの簡単なさばき方までを解説する。

写真と文◎葛島一美
まとめ◎つり人オンライン編集部
カタクチイワシを美味しく食べる!鮮度を保つ持ち帰り方と下処理のコツ
堤防や海釣り公園によく回遊してきて、初心者でも釣りやすい小型のイワシ「カタクチイワシ」。非常に美味しい魚で、刺身ではほどよい脂が滋味深く、一度食べたらやみつきになる。それでも、生の状態でスーパーに並ぶことが少ないのは、青物のなかでもとくに魚体が小さく、鮮度の落ちるスピードが非常に早いからにほかならない。
特に初夏から夏場の暖かい時期によく釣れる魚だが、水汲みバケツの中で放置すると傷みやすく、食中毒の危険も伴う。釣り上げたらすぐに潮氷(海水に氷を溶かして冷やしもの)で締めて、しっかりクーラーボックスで保冷して持ち帰ろう。
内臓処理はアレンジ道具を使うとラク!
家に帰ったら、その日のうちに下処理を済ませたい。
下処理の第一歩として、まずは頭を落として内臓を取り除く。一般的な魚と同じように包丁で腹を開いてもよいが、身が柔らかいカタクチイワシの場合は、梱包用のPPバンドを加工した道具を使うと効率よく処理できる。大量に釣れた時こそ、こうした手返しの良い裏技を活用したい。
カタクチイワシの下処理手順

手開きで簡単!カタクチイワシのさばき方
開かずにそのまま料理に使ってもいいが、刺身やフライなどにする場合は開いて中骨を取り除いたり、三枚におろす。カタクチイワシは身が柔らかいので手を使って簡単にさばくことができる。
※このページは『月刊つり人』に掲載した記事を再編集したものです。


