ロックフィッシュ最前線に立つ腕利きアングラーたちは、数あるルアーから何を選び、どう使っているのか? 一軍ルアー、思い入れが強烈な神ルアー、そしていざという時の最終奥義まで厳選紹介。蔵野雅章さん編です。
掛けたら必ず獲る!本気の勝負に挑むオレの厳選ルアー
解説◎蔵野雅章
まとめ&写真◎猪俣博史
ロックフィッシュ最前線に立つ腕利きアングラーたちは、数あるルアーから何を選び、どう使っているのか? 一軍ルアー、思い入れが強烈な神ルアー、そしていざという時の最終奥義まで厳選紹介。
今回は蔵野雅章さんの一軍ルアーと神ルアー、そして最終奥義をご紹介します!
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ご紹介するルアーのメインターゲットは・・・
今回ご紹介するルアーのメインターゲットは
キジハタがメインです。
!それでは広瀬達樹さんおすすめのルアーを見ていきましょう!
必要最小限の少数精鋭ゲーム
自分でいうのも何だが、私は人一倍開拓心が強く、とにかく初めてのポイントやエリアが大好き。そして、あくまでもパワーフィッシングにこだわった釣りを実践する。
「掛けたら必ず獲る!」。それが魚と対峙する私の姿勢であり、全力で挑んでくる相手に全力で立ち向かうのがポリシー。そんなガチゲームの出撃にあたっては、その日使用するルアーを厳選。個人的には4〜5種類ルアーがあれば充分。少数精鋭でゲームに臨む。
釣れる!一軍ルアー
ロックバイブサターンSW(レイン)
超安定釣果を叩き出す、私にとってのエサ的ワーム。リアのかわいいテールが独特の波動を生み出し、キジハタ、アイナメ、ソイ、ロックフィッシュ全般に効果を発揮する。私は主にテキサスリグで多用するが、水深50m前後でボートゲームをする場合はダウンショットにしても効果的。カラーバリエーションが多く、激ラメUVシリーズは日本全国でパイロットカラーとして使える。
ボーンベイト(ジャクソン)
2021年に誕生したニューカマー。フィッシュライクな形状から想像できるようにスイミングが得意。今シーズンの夏は、特にキジハタがロングキャストからのミドルレンジリトリーブで爆釣したが、その起爆剤になったのがこのルアーだ。3.5inと4.5inがあり4.5inは大きさのわりにウェイトが軽いため、シャロー帯などではワームの中にシンカーを埋め込んでも効果的。
ロックバイブサターンSWチカチカクリアー(レイン)
このカラーは北陸独特の緑色の水にとんでもなく効く。むしろこのカラーだけが有効な場合がある。5~6月の雨の翌日は、川から養分を含んだニゴリ水が流れ込み、海は緑がかる。水温も下がって魚の食いが落ちた時にこのカラーが爆発的に有効。赤ラメがフラッシング効果となり、キジハタに口を使わせるのではないかと推測する。
思い入れ強烈!神ルアー
レインズホッグシリーズ(レイン)
ある意味、レインのソルトウォーターワームの歴史を語るうえで欠かせない伝説的ルアー。正直、自分のボックスにこのワームが入らなかったことは一度もない、まさにお守り的ルアーでもある。オールシーズン使用でき、春から秋のキジハタ、遠征時のアイナメ、ソイ。来る者こばまず状態だが、特に強みを見せるのが秋。北陸のキジハタはベイトフィッシュからイイダコをメインベイトに変えて行動するが、イイダコのシルエットを考えると別項で紹介したロックバイブサターンだと少しアピール力が弱い。だからこそのレインズホッグ。もちろんテキサスリグで使用するが、特にパドル部分の水かき力が強く、透明度の低い海でもキジハタにアピールしやすい。また、柔らかく食い込みも秀逸。
困ったときのファイナルウェポン(最終奥義)
鉄PANブレード(ジャクソン)
水深があってワームでは攻めきれず、ハードルアーで効率よく攻めたい時に手放せない。コイツのスゴイところは根掛かり回避能力で、手元に帰ってくる率が高い! 急深なサーフやゴロタからフルキャストしてリフト&フォールが効果的。私はボートロックでも多用する。